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ロシア政権内部でクーデター観測も

”ロシアのウクライナ侵攻から1か月が経過し、プーチン政権内部の異変が相次いで伝えられている。プーチン大統領が頼りとする情報機関に「クーデター」も辞さない空気が漂っているとの観測まで出始めた”
ー3月26日付読売新聞朝刊

同記事によるとロシア政権内部での異変は次の通り。

・今月23日にアナトリー・チュバイス大統領特別代表(国際機関との調整担当)が
 ウクライナ侵攻に反対して辞職し、出国したことが明らかになった
・これに先立ち、アルカディ・ドボルコビッチ元副首相は政府系財団の代表を辞任
 した
・米ブルームバーグ通信は、プーチン氏から最近、3期目の指名を受けたエリビ
 ラ・ナビウリナ中央銀行総裁が、侵攻開始後、辞意を表明していたと伝えた
・米CNNなど米欧メディアは、セルゲイ・ショイグ国防相の動静が2週間近く伝
 えられなかったことに強い関心を寄せている。
・英紙ザ・タイムズは23日、情報機関「連邦保安局」(FSB)が「クーデターを
 起こすリスクが日増しに強まっている」とする内部告発情報を報じた。FSB幹
 部が、米欧による厳しい経済制裁の直撃を受けたことに不満を募らせているのが
 理由だとしている

記事は以下のように続く。

”政府系調査機関によると、ウクライナ侵攻を支持する人の割合は約7割という。しかし侵攻はプーチン氏の政権基盤を揺さぶり始め、政権の今後について「崩壊するかどうかではなく、いつ崩壊するかの問題だ」(ロシアの歴史学者アンドレイ・ズボフ氏)との指摘さえ聞かれるようになった”

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