ゼレンスキー大統領はすぐに逃亡する?

”侵攻前、ロシアによるウクライナの情報収集は外国情報を扱う対外情報局(SVR)ではなく、「ウクライナは本来ロシアだ」という理由で国内治安機関の連邦保安局(FSB)が担当した。彼らがプーチン大統領に上げた情報分析では、ウクライナ軍に戦意はなく、同国のゼレンスキー大統領はすぐに逃亡する、といったもので、見通しが極めて甘かった”
ー3月19日付産経新聞(総合面、米歴史学者で戦略家のE・ルトワック氏へのインタビュー記事から)

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は24日で1カ月が経過した。当初、ウクライナの首都キエフは数日内に陥落するとの見方も報じられていた。ロシア側にとっては想定外とも言える軍事侵攻が長期化する中、ここにきてサリンなどの化学兵器の使用に踏み切るのではとの懸念も広がる。 

行く末には予断を許さないが、ルトワック氏は同記事中で次のように指摘している。”ウクライナ人は戦いを通じて「国民精神」と「民族的同一性(アイデンティティー)」を勝ち取ることができた。長らく他国に支配されたり、重要視されなかったりした国が大国に打ち勝てば大きな自信につながり、それが国を躍進させる原動力となる”

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