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美しい国ニッポン

コロナ禍において大きくクローズアップされたのが少子化問題だ。出会いがなくなり結婚や出産を先延ばしになり出生率減少に拍車がかかった。前々から分かっていたことなのにようやく政府は本腰を入れるが、防衛問題を先に結論ありきで片づけるのが腹立たしい。「タブー~禁忌もしくは禁句~」に書いた通り防衛費増は疑問で、国力を保つにはこちらを優先すべきである。

しかし日本ファーストではなくグローバル視点で考えると人口減は悪い話ではない。食料不足やエネルギー不足の観点からはこじんまりと暮らしていくのは持続可能な社会としていくのにむしろ都合がいい。経済活動が縮小して年金制度が破綻することを恐れるなら、移民を受け入れざるを得ない。それが「美しい国」でないと言うのなら。なぜ少子化に取り組まなかったのか。

国家の将来を考えもせずに短絡的に政権維持に走るのも民主主義の欠点だ。自身が総理大臣を続けるために保守派に気を配る政治は国民を不幸にする。日本特有の戸籍制度も「美しい国」なのだろうか。全国民にマイナンバーを振ってデジタル的に管理するなら、アナログ的な戸籍は廃止してはと思う。就職して独立しているのに、結婚するまで親の戸籍にいるのは意味不明だ。

人口減はこのままでは止まらない。美しく滅びの道を選ぶのか移民を受け入れて持続的に発展していく道を選ぶのか国民的議論をすべきである。元よりインバウンド景気を受け入れているのを見ても結論は決まっているだろう。まずは難民鎖国は止めるべきだ。既に人手不足が深刻な業界があるのだから日本を選んでくれた人達に開放する方が「美しい国」にふさわしくないか。

#SDGsへの向き合い方

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