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自分で考えても、それは他人の考えかも!?

 一日の内に、人間は6万程の物事を考えていると言います。確かに、無意識で色々考えている自覚はありますし、潜在意識から来るものも多いでしょう。
 
意識レベルでは色々思考をめぐらせて、自身の考えをまとめているかもしれませんが、実際どうなのでしょうか。

1.受け売りでなくとも

親や育ってきた環境だけでなく、生きてきた過程でかなり、色々な潜在意識が植え付けられてきます。
 
おならをするのは、みっともなくても、鼻をジージーかむのはみっともなくない、恥ずかしくないのはなぜでしょう。又、国によってはゲップはオナラと同じくらい下品だと言いますが、我が国ではそうではありません。
 
また、3食食べる事が前提に考えられているのは多くの国同様ですが、そうでない国やそれすら叶わない国もあるでしょう。
 
お腹空いてないのに食べてしまうのはその為ではないでしょうか。
 
そのように考えていくと、そもそも人間の固定観念が潜在意識として徐々に植え付けられて、思考の中にも侵入されていくのは当り前です。

2.腐っているものは食べない

腐っているものは、健康を害する恐れがあります。確かに腐敗しているという事は何らかの細菌が付着している事が多いでしょう。
 
しかし、納豆やヨーグルトも発酵という名の、腐敗しております。腐敗と発酵は違うという根拠もあるかもしれませんが、科学的には差異はほぼない事は確かです。
 
そこで、腐敗している食品や納豆やヨーグルトについての人々の考えはどうでしょうか。色々な考えがあるかもしれませんが、
 
納豆は臭いけど、好き
ヨーグルトは、整腸作用があるから好き

腐敗食品は食べたくないけど、発酵食品は食べたい
 
等 と普通に考えます。
 
しかし、そもそも腐敗食品と発酵食品は根底にあるものは一緒で線引きがあまりにも難しいです。

結局のところ 

納豆、ヨーグルトは皆が食べているから大丈夫
 
という固定観念が今はあるからです。自分の考えというよりも、皆が食べているから納豆やヨーグルトは安全で、美味しいといった方が近いです。

3.知識も、他人の考えが付いてくる

上の例は少々大雑把でしたが、知らず知らずの内に色々な先入観が備わっております。それにより、潜在意識にも植え付けられて、ネズミを見た時には皆ギャー、女性ならばキャーと驚きます。
 
ネズミに関しては、害悪だと私も思います。ネズミは不潔で、食物を荒らします。長い歴史の中でネズミによる被害は古今東西あるからです。

これらの多くは色々なメディアや人伝え、本等から知識を植え付けられたようなものですが、実際、突き詰めるとそこまで大騒ぎする事ではない事にも気付かされます。

例えば、ネズミに実際噛まれて亡くなったといった報告はあまりないのです。
 
潜在意識や先入観でネズミを害悪として、物事を考えてしまう習性が出来てしまっております。それは個々の考えでもありますが、そもそもの社会の考えも混在しております。

知識を持った上で考えると言う事の全てが、自身の考えではないと言う事はありません。

しかしながら、知識の中で(ネズミは害悪だ)といった一種の主張までも無意識的に背負っていると言う事です。



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