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原動力は未来ではなく”過去”から生まれる


こんにちは。やまだかいとです。
HR業界で営業マネージャーをしながら、映画、料理、サウナに明け暮れている28歳です。

今回は、人の原動力は未来ではなく”過去”から生まれる。という、ことについてです。


1.誰もが持つ、夢描いたあのとき

これを見てくれている人も、いつの日かの就職活動で、思ったはず。

「私は、いつかこんな仕事をするんだ!」
「俺が、この世界を変えてやるんだ」
「私が御社に入社した暁には、●●を実現してみせます」


みたいな、志望動機や自分の理想像のようなもの。


私が所属する会社もそうです。
当社は若い社員が多く、「人間成長®の実現」という理念を掲げている会社なので
・成長したい!
・キラキラした先輩みたいに、お客さんを幸せにしたい!
・早くから、マネジメント職に就きたい!

みたいな、輝かしい”未来”に憧れて入社する人が多いわけです。
けど、どうでしょう。


それってどれほど本気ですか?


若いうちに掲げた夢や、なりたい姿みたいなものは、このめまぐるしく変化の激しい世の中においては変わりゆくもので、むしろ、変わらなきゃいけないもの。つまり、”未来は変わる”ものであり、若いうちの夢に150%本気の人は、ほんの少ししかいないと思うのです。


2.”過去”をふりかえることで、歩むべき道が開ける

私は今、新卒から5年間で30-40名弱のメンバーのマネジメントに携わってきた中で、たくさんの先輩社員にも負けない強みがあります。

それは、メンバーの原動力を150%引き出すマネジメントです。

その強みを発揮するために大事なことが、”過去をふりかえること”です。
僕が新しくメンバーを受け入れたり、一緒にお仕事をさせてもらう時は、必ず家族構成から、生まれてから今までのことを事細かに聞きます。

具体的には、

・家族構成
・家族のお仕事
・家族との関係性
・自分が覚えている一番古い記憶
・保育園から今までの人生の中での、性格、組織での立ち位置、嬉しかったこと嫌だったこと
などなど…

こうして、今までの人生でのターニングポイントや、家族との関係を聞いていくと、その人の感情に触れることができます。僕であれば、周りの目を気にする性格がありますが、その根本は”転勤族だった経験”からきている。など、その人の人格を形成したルーツを知ることができるのです。


だからこそ、過去は変わらない事実で、過去に存在した”モチベーションの源泉”みたいなものを、呼び起こしてあげる。そして、その過去と今の仕事のつなぎ目を作ってあげること。


3.たとえば、営業をマネジメントする場面

営業のAさんが、なかなか成果が上がらない。いいヤツなのに、なんで売れないんだろう?という状況があるとします。その場合、過去メンバーはどのような時に、テンションが上がったことがあるか。を探してみます。

そうすると、中高生のとき、目立つタイプではないものの男女の間を取り持って、体育祭や合唱コンクールなどをみんなで一致団結して、同じ方向を向いて頑張ることが好きだった。という、過去の”モチベーションの源泉”が見つかったりします。

そうすると、チームで目標達成するために、チームメンバーの日々の目標を集計して、メンバーに呼びかける係を担ってもらえないか?と、役割を任せたりすることができます。

すると、Aさんは過去のモチベーションの源泉である、”組織で一丸となって目標を目指すこと”と、今の仕事が繋がるため、モチベーションが上がり成果を出せる糸口になる。

このような感じです。


人は意外にも、”未来”ではなく、”過去”の成功体験から原動力がくることが多いので、マネジメント側としてはその過去を深堀り、理解し、共感し、今とのつなぎ目を作ってあげることが大切、だと僕は思います。

これからもそんな、家族のような仲間たちと恩送りの世界を目指します。


最後まで、読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。


やまだかいと


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