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美容師が語るプロフェッショナルとは
私は、月に一度カットサロンに行っています。1ヶ月振りにサロンに行ってカットをしてもらっている時に、お店のオーナーである先生から、とても興味深いお話を伺いました。
「プロフェッショナル」についてです。
素晴らしいハサミさばきであっという間に髪を切りそろえていく先生は、私の母を「妖怪から妖精に変身させてくれた」ハサミの魔術師です。
その先生は、若い時に東京で修業をしてきた苦労人です。
私は、修行中の事を根掘りは掘り聞いてました。
カット技術の基礎を学んだのは、その業界の人なら誰もが知る、カリスマ美容師で、世界的にも知られている人だそうです。
私の先生は、自分の店を出す時に、カリスマの強い影響力から離れて、自分の力を試してみたいと地元に帰ってサロンを開いたそうです。
そして、今になって、そこで学んだ事がいかに貴重だったかを話してくれました。
先生は自分の師匠を「彼は、プロフェッショナルだ」と言いました。
何故、プロフェッショナルなのか。
カットの技術だけを教えられる人は他にもいるけれど、その人は、技術を納得させる自分の論理と言葉を持っているのだと。
自らのテクニックを伝える時に、カットの角度や、ハサミの使い方を、論理的に説明できる能力を持っているのだそうです。
何故この角度でカットするのか、この角度でカットすることが、出来上がりのフォルムにどう影響するのか技術のテクニックを指導するのと同じように、言葉でその意味をしつかり伝えることができる人だったと言います。
ただテクニックを教え込むだけでなく、技術を言葉で説明し、伝えられるからこそ、彼がプロフェッショナルなんだと話してくれました。
私には、カットの仕上げにとりかかりながらハサミを大胆に動かし、プロフェッショナルとは何なのかを話している先生が、プロそのものに見えました。
技と理論そして、それを伝える力を持つことはプロとって、とても重要な事だと感じました。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《私が妖怪から妖精になったんじゃけん、先生はプロフェッショナルよ》
「私はプロフェッショナルじゃなかっても、上手じゃったらええんじゃけど、人に教えるとなるとそうじゃないんじゃねー」
「スペシャリストが、人に技術を教える時に、それを論理的に言葉で説明できる人がプロフェッショナルだと言うことなんだよね」
「そんな人に教えられたらお弟子さんは、いい人が育つねー、ほじゃけん妖怪が妖精になったんよ」
私はプロフェッショナルから学んだお弟子さんが身近にいて、本当に幸せです。
【ばあばの俳句】
クレッシェンド卒寿の春のハーモニー
母は、季節を満喫して盛り上がる自分の心を詠みました。春の深まりをクレッシェンドという音楽用語で表現しています。「クレッシェンド」だんだん強くなる。
春が奏でるハーモニーが一段と大きく広がりを持って私たちを包んでいます。
そして春のエネルギーは90歳の母に元気を与えてくれています。
▽この記事の中の「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」は毎日、音声配信しています。20時前後に発信している「フリートークでこんばんは」もお聞きいただければ嬉しいです。
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また明日お会いしましょう。💗
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