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【レトロゲーム】調和と均衡を司る竜と相対する山登りのRPGを振り返る?

誰得? いや俺得。

今回も誰得記事、ロールプレイングゲーム(RPG)の傑作シリーズ・ウィザードリィからの「リルガミンの遺産」(Wizardry #3 - Legacy of Llylgamyn、LOL)を取り上げます。プラットフォームによってはシナリオ2(FCなど)となっていますね。

ちなみに、偉大なる狂王の訓練場と山田(仮名)的には名作だと思う災禍の中心は、以前記事にしていますので、もしよかったらご覧ください。

もちろん、PS版の傑作、リルガミンサーガLLYLGAMYN SAGA)にも収録されています↓

一応、シナリオ紹介

天変地異の原因を究明するため、伝説の龍エル’ケブレス(L'kbreth)が護る神秘の宝珠を探索する話です。ワードナ(Werdna)を倒したシナリオ#1(狂王の訓練場)のキャラクターの子孫の物語です。したがって、キャラクターを転送してもそのままのレベルにはならず、ある程度祖先の能力傾向を反映した弱小なキャラクターとして「転生」されます。ターボファイルとかが懐かしいですね。

この迷宮の注意点は、山中の洞窟を登っていくので、間違えてマラー(MALOR)を下に向けて唱えると、自ら墓に潜ることになります。

このゲームの面白さ

リルガミンの遺産の迷宮自体は20マス×20マス×6フロアですから、狂王の訓練場よりは狭いのですが、キャラクターの「性格」によって侵入できないフロアが存在します。

2Fと4Fに立ち入れるのは善(G)中立(N)のキャラクターのみ、3Fと5Fは中立悪(E)、のみです。善悪混成のパーティは、確かパーティの一番下のキャラの性格で決まると思いましたが、いずれにしても1Fから6Fにいくのに、

1F→(2F)→4F→6F(善ルート)
1F→(3F)→5F→6F(悪ルート)

のルートしかないので、必然的に2パーティを育成することになります。攻略の手間が増えたとも言えますね。

個人的には2F、4Fの方が敵キャラ・迷宮ともに善なる印象(3F、5Fの方がキツめ)かなと思いました。

やっぱり

FC版のBGMの作曲に羽田健太郎、登場モンスターのデザインや広告イラストに末弥純を引き継ぎ起用しており、狂王の訓練場と同様に想像力を掻き立ててくれます。

yukimatsuri様の「ささやき-いのり-えいしょう-ねんじろ」をお楽しみください↓

あと、どちらかというとアイテムでキャラを強化していくというよりは、謎解き要素が強いゲームかなと思います。ただ、FC版では三種の神器

しゅりけん
むらまさ
せいなるよろい

を登場させているあたりは、ユーザーの好みを考えたとも言えますね。

初めは気づかなかったラスボスとの遭遇

このゲームのクライマックスともいうべき、伝説の龍エル’ケブレス(L'kbreth)との遭遇ですが、なぜか倒せません(倒しちゃう裏技もあるようですが…)。そして、なぜか逃げることができます。

多分、このフロアに来るまでに、

あくのすいしょう(4F)
ぜんのすいしょう(5F)

を持っていると思います。そして、エル’ケブレス(L'kbreth)が調和と均衡を司る…つまりでもでもない存在…だから、を使って…

とはおこちゃまの頃、すぐには思いつきませんでした。だって、ラスボスって、倒すのがRPGのセオリーでしたからね。

とはいえ

クリアアイテムが災禍の中心では一アイテムに成り下がるのも時代の宿命ですが、キャラクターを育成する楽しみ方よりは、迷宮を最短ルートで切り抜ける楽しみ方をお勧めしたいWizardryシリーズの1つですね。

ただ、Sir-Techオリジナルシリーズなので、2021年10月時点でLOLをまた遊ぼうとすると、多分PS版のリルガミンサーガをやることになるのが、少し残念な気がしますね。(了)

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