『薬膳とメンタルヘルス』に入る前にそもそも薬膳とは❶
「薬膳ってよく分からないけれど、なんだか難しそう」「興味ない」
って言う日本人が多い・・・。
というのが個人的な印象です。
この記事を読んで下さっている人はもちろんのこと、日本以外の国の人が薬膳についてどのくらいご存知かは全く分かりません。
薬膳発祥の地・中国人のことも・・・。ほんの少しだけ、中国では薬膳が生活に根付いていると聞いたことがあるだけです。
そう、なんとなくこのことは知っている人も多いとは思います。
薬膳は中国発祥。
もう少し詳しく言うと
中国の伝統医薬学(中医学)に含まれる学問で、
中医学の理論に従って、食材や中薬を用いて健康の維持や増進・病気の予防や回復を目指す学問です。
「薬膳」という言葉が初めて使われたのは『後漢書』という後漢朝の歴史を記した書物といわれています。
ですが、中医学や薬膳という考え方や食事はさらに昔の紀元前から存在していたことは「黄帝内経(こうていだいけい)」の書物などから分かります。
日本にも漢・隋・唐の時代に中医学が伝わりました。
鑑真という名は、子どもの頃に歴史の授業で習ったことを覚えている人もいるのではないでしょうか。
彼は仏教を日本に伝えたことで有名ですが、同時に医療も伝授した唐の僧です。
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