栗と舞茸ごはん
栗は、中医学では「腎の果」といわれています。
栗は補腎壮腰の効果があり、
「薬王」と称される唐の時代の医師、孫思邈(そんしばく)は、こういっています。
「栗、肾之果也、肾病宜食之」
(栗は腎の果であり、腎病に有益である)
果物の中で栗は腎に最も有益であるといっています。
秋分を過ぎて、良い感じに過ごしやすい気候になってきましたが、なんとあと半月経てば立冬です!😲
冬は腎を補う事が肝要なので、冬に備えて食べておくとオススメです。
明の時代の医師、李時珍(りじちん)は、『本草綱目』という書物のなかでこういっています。
「栗治腎虚、腰腿無力、能通腎益気、厚腸胃也」
(栗は腎虚、腰腿無力を治す。腎を通じ、気を益し、腸胃を丈夫にすることができる)
さらにいうと、栗は腎の陰陽を補う食材です。
腎が弱ると、足腰のだるさが顕著に現れます。
栗はアンチエイジングにとても役立つ果物です。
他に、弱っている脾(おなか)の働きを高めてくれる作用があります。
下痢を止める作用があります。
渋皮は、血の巡りを良くする作用があります。
温性なので、冷えのある方は積極的に食べていただきたい食材です。
腎の精を補うことは、白髪予防にもつながります。
マイタケは、主に脾の働きを高めることで消化機能を正常に戻し、気を補い ます。
脾虚による倦怠感、食欲不振などオススメです。
さらにマイタケには、しいたけの約10倍のビタミンDが含まれています。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の形成と成長を促進します。
中医学でいう「腎」とは、腎臓だけではなく成長や生殖、老化の一連のライフサイクルを司ります。
臓器としては骨、歯、髪、脳、耳、膀胱にも関連します。
黒ごまをトッピングして更に補腎効果をアップ♪
ちなみに、薬膳では黒ゴマと白ゴマは役割が異なり使い分けます。
黒ゴマの方がエイジングケアに向いています。
また別の投稿にて詳しく解説しますネ。
下記のリンクから「薬膳体質チェック」にて
ご自身の現在の体質を調べてみてくださいネ。
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