2020年6月の記事一覧
日高義樹「世界ウィルス戦争の真実」
日高義樹「世界ウィルス戦争の真実」。世の中がコロナ禍で不況に沈む中、パンデミックが商売に貢献している業界もある。巣篭もり生活によるスーパー、宅配便。マスクや消毒薬の衛生用品。そしてコロナ本を出すことで、出版業界も禍福を転じている。世の中に問題が生じると、直ちにそのテーマで執筆できる著者がいる。北朝鮮問題しかり、香港問題しかり、米中貿易摩擦しかり、仮想通貨トラブルしかり。いかにそういう能力のある著者
もっとみる藤子不二雄Ⓐ先生の勇姿
お元気な藤子不二雄Ⓐ先生のお姿。久しぶりにお会いした先生は、体調もすっかり快復。お休みされていた、大好きなゴルフも復活とのこと。たっぷり「プロゴルファー猿」の「旗包み」や「水すまし」体験談も聞かせて頂きました。
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68319114
三砂ちづる先生は同級生
西宮市在住時の中学一年生の同級生の文章が、6月13日の朝日新聞朝刊「折々のことば」で、大阪大学総長だった鷲田清一先生に引用されている。三砂ちづる女史は、津田塾女子大の国際関係学科の教授である。ベストセラー「オニババ化する女たち―女性の身体性を取り戻す」(光文社)の著者でもある。彼女の著書をいくつか読んでみたが、例えばブラジルの子育て感覚は「父なし子が産まれても、親族全体で育てればいいから、子供が産
もっとみるルシア・ベルリン「掃除婦のための手引書」
ルシア・ベルリン作・岸本佐知子訳「掃除婦のための手引書」(講談社)。友人がこの本に触れていたので、読んでみた。全24篇の短編集。著者自身の波瀾万丈の生涯をトレースしている。身体のハンデキャップ、母娘でのアルコール依存症、美しく奔放な母、死病に罹った妹、度重なる離婚、繰り返される自殺未遂、宗教による虐め、富裕から貧困への転落。世の中は、思い通りにならない不条理だらけ。それでも主人公の私の周辺は、身を
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