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あらすじ(The厨二病棟惑星)
地球から480光年以上離れた別宇宙「アルファ」では、地球の縮小版小惑星が6つ存在する。
内1つの小惑星「アウトキャスト」の総合病院には「厨二病棟」があった。
14歳の少年患者「楓」は、たった1つの特技「絵画」を生かし「空想画家」を目指すが、両親も誰も理解せず見放される。
いつしか「人類 我敵」と思い込むも、その敵に対する「理解されたい。認めてもらいたい」という欲求を抑えられず苦しみもがいていた。
「The厨二病棟惑星」第3話
友情の証
〜 Proof of friendship 〜
「ねえ!空想画やめないよね!?」
お茶の声がけした途端、勢いよく振り返ったエーミルに、勢いよく尋ねられた。
「え、え?」
楓はビックリして、置きかけたマグカップの手を離してしまい、マグカップはゴトンと音を立てる。
幸い、中身はこぼれなかった。
「親御さん、空想画反対しているって話」
エーミルは、ちゃぶ台を前に床に置かれた小さな椅子に座る。
「The厨二病棟惑星」第2話
The beginning of friendship
〜 友情のはじまり 〜
(小惑星アウトキャスト東部美術館。ここだ!)
楓は、白と緑を基調とした、城のような建物の前に立っていた。
門には「小惑星アウトキャスト東部美術館」と掘られた表札がある。
変わらず袖と裾を折ったブカブカのジャージを着た楓は少し不安になった。
(こんなお洒落な場所に、こんな格好でも入れるかな。でもジャージしか持っていない
「The厨二病棟惑星」第1話
人類我敵
〜Humanity is my enemy〜
「ア、アパート?」
アウトキャスト大総合病院メンタルヘルス科厨二病棟。
自分が送られたはずの病棟であり、2m程の看板には、確かにそう大きく書いてある。
しかし、目の前の建物は、一階と二階にドアが五つずつある古びた木造。
その十世帯用アパートもどきが、左右と後方にザッと50棟は並んで居るだろうか。
アパートもどきが立ち並ぶ広大な敷地。
高さ6
第2話【物語】パパの仕事は「むしょく」
【第2話 ボクの誕生日②】
みー姉ちゃんがクリームコロッケをつくってくれて、スパゲッテーも玉子のサラダもつくってくれて、テーブルの上がとってもにぎやかになった。
こんなお誕生日会ははじめてだ!
そしたらなんと、なんと、パパが「ケーキ」を買ってきてくれたんだ!
ケーキは白くて、赤いイチゴがたくさんかざってあって、とってもキレイで食べるのがもったいないよ。
ケーキはテレビで見たことあったけど、
なぜか「人をイライラさせる」自分に泣きそうだったエピソード
【人をイライラさせる天才だった】
(出典:写真AC)
私は少し前まで
「なぜか人をイライラさせる」
天才でした。
この「なぜか」の部分に、今なら分かる心当たりが4つあります。
それはーー
[心当たり1]
相手に好かれたいがために出る言動で人をイライラさせる
例えば
◇お礼を言い過ぎる
◇挨拶を過度にする
◇やたらと相づちが多い
◇やたらと頷く
◇やたらと気をまわす
など。
適度であれば
プロローグ@【物語】パパの仕事は無職
【プロローグ:ボクのパパのおしごと】
僕のパパは「むしょく」という仕事をしている。
パパはお仕事をいっぱい辞めてたんだけど、無職だけはずっと続けてるんだ。
無職というお仕事は、
大きなベルトがある工場でお弁当を造ったり、
小さなベルトがある工場でお菓子を詰めたりする。
そして、
お引っ越しの荷物をトラックに運んだり、
宅急便の倉庫で荷物を運んだりもする。
そして、
パソコンが並んでいる会社