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入社3ヶ月目の私が会社を退職するまでの話⑥

今日はしとしと雨だね。
この世界のすべての悲しみを洗い流してくれますように。

さて、昨日から家で勤務している私です。
昨日からオフィスには行っていない。

まだ木曜日だけど、今週は怒涛だった。
上司に退職を伝えるという一大イベントを乗り越えたから。

絶対に引き止めにあうだろうと思っていたから、
色んな事態を想定してひとりで何度もロールプレイングを重ねて挑んだ。

だけどいざ言ってみたら、超すんなり退職を受領された。
1時間会議室をとっていたけど、15分くらいで会話終了した。

今思えばなぜあんなにも引き止められることを想定してたのか。
これまた相手に「やめてもらったら困る」と、期待されてると思い込んでいた。
とんだ勘違い小娘だったみたいだ。

上司からは、明日からオフィスに来なくて良いので
残り期間はリモートで対応してもらって、最終出勤が終わったら
端末は郵送してくれと言われた。
社員の皆さんに挨拶もしなくて良いと言われた。

というわけで昨日からリモート勤務が始まっている。
私がやっていた業務は瞬時にするすると同僚に巻き取られ、正直ほとんどやることがない。
社内会議もすべて出なくて良いと言われた。

この4ヶ月やってきたことは、私じゃないとできないことでもなんでもないことだって
分かってはいたけど。
つらいとも悲しいとも違う、ただ空白の時間だったような気がしてくる。
虚しい。

私の退職を知った同僚から連絡が来ることは一切ない。
ひとりだけ私の状況を知ってくれている人がいて、
その人からは「大変だったね、お疲れ様」と言ってくれた。

社内掲示板には、上司から私の業務を引き継いでくれた同僚に向けて
「大変な中yadokariの業務を引き受けてくれてありがとう」と
コメントされていた。
早速私の存在しない組織になっている。

ここ数ヶ月、本当に体調が安定しなかった。
吐き気、微熱、倦怠感、食欲不振、肩こり、不眠、慢性的なまあまあ激しい頭痛。
頭痛に関してはロキソニンを飲んでも効かないし、
不眠に関してはワインを飲んでも睡眠薬を飲んでも眠れなかった。
日中はヘロヘロだった。
通勤電車の中で、会社の最寄駅が近づくたびに動悸がした。

だから、今はオフィスに行かなくて良いというだけで救われた気持ちだ。「助かった・・・。」の感情でいっぱい。

よわっちい自分に対する嫌悪感は増すけれど、
今は平穏に暮らすために全力を注ぎたい。

さて、未来のことは何も決まっていない。
退職は6月末。
まず自分の心と体にしっかりと休んでもらいたい。

酷使してしまって本当にごめんよ。
私のこころくんとからだちゃん。

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