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詩 「あの夏へ」

詩 「あの夏へ」

あのあつい夏の日に
君と出会って
駆け抜けた知らない街

ずっと一緒にいたような感覚

もうすぐお別れなのに
また明日、朝が来たら
一緒に駆け回っているような
そんな気持ちで手を振った

もう会えないなんて
考えもしなかったから
「永遠」なんてないよね

そう、永遠はないはず…

だから、また
あの街で 
太陽が痛いくらいに僕らを照らす

あの夏の日に

また君に会いにいくよ

ニン

「いつになったら僕はニンゲンになれるのだろう」

朝、めざめたはずだった。

僕は太陽の光をあびているはずだった。

けど、目の前はまっくらで、静けさが、僕には悲しく感じた。

どんなに歩いても、どんなに走っても、僕はニンゲンにはなれないみたいだ。

どんなに手をのばしても、どんなに踏ん張ろうとも、僕は君とは同じ世界にいけないみたいだ。

明日がきても、明後日になっても

何度、太陽がのぼっても、

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歌①

あの子が好きな のみもの

のんだ瞬間、あの子もお前色に染められてしまう

緑色がなんとも人工的で、僕には少し不気味にみえてた

あの子がおいしそうに飲むまでは

いつしか僕はお前に嫉妬していた

お前といるあの子の笑顔をみて 僕はズキズキした

シュワッとはじけるさまが爽やかにみせるのかな

ごめんね、メロンソーダ

少し好きになりかけてた

ごめんね、メロンソーダ

やっぱり好きになれないや

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