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『姉妹で自閉症スペクトラムなのに全然違う私と妹』

自閉症の特徴が強い妹

妹は小さい頃から天才型だった。

なんでもできるというよりかは、好きな物に特化して素晴らしい集中力があった。

その反面、人とのコミニュケーションはまったくダメだった。

私はいつも妹の面倒を見ていた。

小さい頃は、私がいないとダメな妹をみて、きっと安心していたのかもしれない。

自立し始める妹

最近妹は急成長している。

相変わらず、人とのコミニュケーションなどはまったくだが、自分の世界を強く持っている。

妹は小さい頃から変わっていた。

誰とも仲良くなろうとはしなかったし、よく人はマッチ棒にしか見えないと言っていた。

人に全くと言って興味を持たず、そして影響されない妹はかっこいいと思った。

今では、人に流されない自分だけの世界、価値観を絵に描くようになった。

そしてその絵は数々入賞していて、昨日ついに大きな賞をとった。

私も母もとても嬉しかった。

学校の先生は大変嬉しかったのか何回も電話をかけてきていた。

妹はそんなこと知らずに呑気に寝ていたので母は妹に最優秀賞をとった事を伝えにいった。

賞に入賞した事を聞いた妹は目を一瞬大きく開けてまた寝たらしい。

喜びを全く表に出さない妹にまた天才の風格を感じてしまった。

大きな劣等感を感じる姉

私は恥ずかしい事だが大きな劣等感を感じた。

現在の私は通うはずだった就労移行支援所にも通えずにいる。

本当に情けない。

妹が日に日に成長していく中、私はどんどん外が、人が怖くなっている。

家に引きこもる事が増えて、もうしばらく家族以外の人と話していない。

きっとこのまま生活していても明るい未来が想像できない。

でも妹はきっと自分の才能をどんどん世の中に発揮していくのだろう。

デザイナーになるために道も開けてきている。

私は妹が羨ましく、何をするにも比べてしまう。

妹だったらどうするだろうか、妹だったらもっと上手くできるだろう。

何に関しても劣等感を感じてしまう。

どうして同じ自閉症、同じ環境なのに違う

私には、妹のように特技もない。

人の誉められるような事などない。

妹のように人の意見に左右されないような生き方などできない。

人の目ばかり気にして一人で外も歩けない。

学校だって、中退してしまい大学も辞めてしまった。

同じ感覚過敏を持っていても妹は学校を通い続けている。

どうして私はこんなにも妹と違うのか。

母の顔を見たくない。

妹が入賞するたび嬉しそうな母。

それでも私の事を応援してくれる。

妹に比べれば私など期待する価値もない。

それでも平等に期待を寄せてくれる母に私はどうしたらいいのか。

日々募る劣等感の中で久しぶりにブログを書いてしまいました。

暗い内容で申し訳ないです。

就職に向けて私なりに頑張ります。

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