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自分を成長させるのは自分

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

元プロ野球選手のG.G.佐藤さんが、とある動画でこのような話をされていました。

アメリカの打撃コーチって、一番朝早く来て、一番最後に帰るの。
ずーっと(練習を)見てんの。
一向に教えてこない。
見てるだけ。
俺打ってんじゃん。
「何見てんだ、お前仕事しろよぉ、教えてこいよ」と思った。
ある時、タイミングの取り方がわからなくなって、そのコーチに聞きにいったの。
「タイミングの取り方を教えてほしい」と。
待ってましたとばかりに、アタッシュケースの中からG.G.佐藤の資料・・・
準備万端でもう。
連続写真とかも持っていた。
「これが良い時と悪い時、今こうなってるからこうした方がいい」って教えてくれたの。
「え、この資料、俺が聞きに来なかったら使わなかったの?」って聞いたら、「使わない、求めてこない者に対して教えても意味がない」と。

そのコーチがよく言ってたのは、「日本人コーチはもしかしたら選手をコントロールしようとしてんじゃないのか?」と。
「人をコントロールすることはできない。自ら求めない限り、行動することはないから、内発的動機付けをいかに生むような関わりをしなきゃいけないんだ。」っていうのをよく言ってましたね。
自分に考えさせる文化ですよね。
で、考えた中で、わからなくてアドバイスを求めてきた時に、指導者はそれに応えてあげる。
導くリードマネジメントみたいな感じ。

G.G.佐藤さんの言葉(元プロ野球選手、野球解説者)

上記の引用部分からは、マネジメントを受ける側としても学ぶことがありますし、マネジメントする側としても学ぶことがあります。

マネジメントする側としては「相手をコントロールしようとしない」というスタンスは非常に重要で、あくまでも相手自身が内発的動機付けによって主体的に動くことを前提に関わっているわけですよね。

多くの組織では、「部下のミスは管理者の責任だ」ということで、管理者が責任を取らないといけないから部下の行動を何から何までコントロールしようとしてしまう管理者が多いのかなって感じています(ただ、全ての言動をコントロールすることはできないので、最終的には部下の行動に委ねるしかない・・・そこにもどかしさを感じている上司は多いんだと思います)。

マネジメントする側としての責任はあるかもしれないけど、部下には役割があって、目標があるわけなので、その目標を達成して役割を果たすことに関する責任は部下個人にあるわけなので、管理職が全ての責任を負うってのはおかしな話です。

部下の責任を全て背負わされる管理職・・・そりゃ、「管理職になりたくない」と言う若者が増えるはずですよ(管理職自身のスタンスにも問題はありますけど)。
※オープンワーキング株式会社の平井さんの意見が、最新のノビテクマガジンで取り上げられていました。僕自身も大切にしているスタンスだったので、非常に共感できました。瞬間的に火を灯すことはできても、その火をともし続けられるか(環境や関わる人が変わっても)というのは、個人にかかってるので、最終的には自走するしかないんですよね・・・。興味がある方はぜひ読んでみてください。ノビテクマガジンは、会員登録 (無料) で無料購読できるので、非常にお得です。

[ノビテクマガジン]NOBETECH VoL.41『特集:マネジメント』
オープンワーキング株式会社の平井さん

マネジメントを受ける側としては、「自分から教えを乞う」というのはプロの世界では当たり前のスタンスなのかもしれないですが、プロの世界じゃないとしても、非常に重要なスタンスだなって思いました。
※「お金をもらってるから、その時点でプロとして仕事をしなければならない」という前提に立つと、プロの世界だとしても当たり前のスタンスとして浸透していない気もします。

上記の内容を噛み砕くと、「自分が目指すところに行くために、必要なことを自分で考えて、自分で行動を起こしていく」ってことです・・・これはプロだから必要ってわけじゃなく、「自分の人生を自分で歩む」ということなので、全ての人に必要ですよね。

最低限のルールや規律を教えられて理解するというのは前提としてあると思いますけど、その上で、「ここになんでいるのか?」「なにを目指しているのか?」「どこに到達したいのか?」ということは、個人として違うはず(「チームとしてここを目指すぞ」というチームのゴールは共通ですが)。

だから、「個人としてはどんな成長を遂げたいのか?」「そのために何を掴んでいくのか?」ということを考えて、自分で自分を動かすしかないですよね・・・それができない人は、『与えられることしかやらない人』ということなので、いずれチームや組織から求められなくなっていくでしょう。

誰かや周囲の環境に悪い意味で引っ張られることなく、自分で自分の軸を立てて、その軸に自分を律しながら前に進んでいく・・・これこそ『自走』です。
※誰かや周囲の環境は活用するものなので、自分が目指す場所に向かうことを後押ししてくれる要素として捉えていきましょう。

自分で自分が目指す場所を決めて、そこに向かう意志(軸)を自分の中で明確にし、ブレそうになる自分を自分の意志に引き戻す自律力を高めながら前に進んでいきましょう・・・それは、自分の人生を歩むことであり、自分で自分の人生をコントロールするということです。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。
※少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、毎日noteを更新しています。

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