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誰かの人生に良い影響を与える人であり続ける

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

元サッカー男子日本代表の中村俊輔さんについて、こんな記事がありました。
※Yahoo!の記事リンクなので、そのうちアクセスできなくなると思いますが、一応貼っておきます。

2022年に現役を引退し、指導者の道に進んだ中村俊輔横浜FCでコーチ2年目を迎える今季は、J1復帰を目ざすチームを支えながら、S級ライセンスの取得にも励む。
プレーヤーの時とあんまり変わらないね。違う選手から良いところを盗んでとか、どういうふうにプレーしているのかなとか。それが、どういう指導しているのかな、みたいな。でも簡単に聞けるわけじゃないし。俺の指導歴は浅いわけだから、何かを盗みたい、吸収したい気持ちある」
選手時代と変わらぬ探求心。S級コーチ養成講習会でも貪欲に学ぼうとしている。
「相馬(直樹)さんがインストラクターだから、サイドバックのクロスに対する守備の優先順位はどうなのかとか、普通に聞く。奥野(僚右)さんはセンターバックだったから、センターバックの人がサイドバックに要求したいことは何かとか。守備の仕方だけじゃなくて、そういう細かいところを聞いたりできる」
ディテールに徹底的にこだわる。元日本代表の10番は、まだまだサッカーを突き詰めようとしている。なぜなら「勝つための監督にならなければいけない」からだ。それと同時に、また違った角度から理想像を描いている。
選手が“学べる”ような指導者になりたい。自分にもそういう人が何人かいた。いろんなこと、サッカーもそうだし、人として、みたいな。その両方だね。今は監督にというよりも指導者。そのへんの奥深さをまだ分かっていないし。だって、20人、30人を束ねるわけじゃん。それで一つの方向に向かっていかせる。クラブもそうだし、スタッフもそう。そういうところの人間力みたいなものをつけていかなければいけないから
ここで、一緒に囲み取材をしていた記者に俊輔が逆質問。「そういう人、いる? パッと思い浮かぶ人」。学生時代に野球に打ち込んでいたというその記者が高校の監督を挙げると、「でしょ。必ずいるんだよ」と俊輔も納得する。
たとえば、あの先生は超怖かったけど、学ぶことはあったとか。その人の人生で、そういう人は必ずいると思うし、その中のひとりになりたいなっていうのはある
選手との関係性で、サッカーはもちろん、サッカー以外でも良い影響を与えられる指導者になれれば――。
その人がいるかいないかで、人生もちょっと変わる。俺にも何人かいたよ。監督さんもそうだし、小学校や中学校の先生もそう。指導者として今の自分は、選手の人生に関われるかもしれない。だから、それなりの準備というか、人間力や指導力をつけなければいけない
“指導者”中村俊輔の覚悟とは、そういうことだ。

※上の記事より引用

中村俊輔さんのことは選手時代から好きなので、サッカーに対する探究心の強さについては、少しばかり理解しているつもり。

なので、「中村俊輔さんらしい指導者像だな」と思いつつ、僕自身がマネージャーや管理職やメンターとして意識していることが書かれていたので、「僕が持っている『誰かに伴走する人の理想像』は、中村俊輔さんの影響を受けた側面もあったのかもしれない」と気付かされました。

ここの部分は本当に、その通りだと思います。

「その人がいるかいないかで、人生もちょっと変わる。俺にも何人かいたよ。監督さんもそうだし、小学校や中学校の先生もそう。指導者として今の自分は、選手の人生に関われるかもしれない。だから、それなりの準備というか、人間力や指導力をつけなければいけない」

誰かの人生に関わるというのは、生半可な気持ちではできません。

僕はこれまで、誰かの関わりによって良い方向に変わった人も見てきたし、良くない方向に変わってしまった人も見てきました。

良い方向に変わる人には「自分も人間力や指導力を高めないといけない」と思っている人が関わっていることが多いし、良くない方向に変わる人には「今の自分が今のままでいい(これまでの経験があるから)」と思っている人が関わっていることが多いです。

誰かの人生に関わる仕事というのは、とてつもない責任が伴います。

だから、伴走するのは側の人間は、関わる相手に向き合うことは大前提として、自分自身にも目を向けて、「自分が誰よりも成長する」という意識で日々を過ごさなければなりません。

「この人に伴走してもらったらこれを学べる(スキル的な側面も人間的な側面も)」と思われるような存在にならないと、相手からしたら自分が側にいる意味がなくなってしまいます。

仮に、同じチームや同じ組織じゃなくなったとしても、「この人には伴走し続けてもらいたい」「この人から学んだことは大切にし続けよう」と思える人になれるかどうかが、指導者としては重要なんだと思います。
※ただし、「依存させる」ということではありません。依存させる伴走は、自立と自律を促さず、誰かに寄りかかってないと前に進めない人を育ててしまう可能性があるので、良くないと思ってます。

中村俊輔さんのような指導者や管理者が近くにいる人は幸せですね。

仮に、近くにそういう人がいなくても、直属の役職者や先輩がそういう人じゃなくても、諦めないでください。

チームや組織、立場という枠組みを越えて、そういう人を見つけて伴走してもらう方法はいくらでもあります。

まずは自分の組織を広く眺めてみて、「この人は良い上司だ」という評判がないかを確認しましょう。

確認の仕方がわからなければ、人事のような立場で仕事をしている方に相談してみてもいいです。

「こういう状態なので、こういう方に伴走してもらいたいと思っていまして・・・」という相談をすれば、話を聞いてくれる人事が多いのではないでしょうか。

ただし、注意してほしいことがあります。

中村俊輔さんのような指導者に出会ったとしても、大前提として必要なのは「自分が自分で自分を成長させる」という意識を持つことです。

誰かに依存して「成長させてくれるんですよね?」という姿勢では、成長しません。

何かを学んだとしても、学んだことを自分で自分に浸透させていかないことには、何も変わりません。

心が変わって、行動が変わって、習慣が変わって、人格が変わって、運命が変わって、人生が変わっていくので、「自分が自分で自分を成長させる」という意識がなければ、何も変わっていきません。

「自分が自分で自分を成長させる」という意識を持つと、もしかすると環境や周りにいる人が変わらなくても、「この人は良き伴走者になってくれるかもしれない」という人の存在に気づくかもしれません。

伴走者の良し悪しはあったとしても、「どんな人からも何かを学ぶことができる」というのが僕の自論であり、そこで大切なのは『自分の意識』ということです。

誰しもが、誰かの人生に良い影響を与えられるし、良くない影響を与える可能性もあります。

成長して年齢を重ねれば、誰かに何かを教える立場になる人も多いので、誰かの人生に良い影響を与えられるような人になりましょう。

自分自身が人間力や指導力を高め続けることで、結果的に誰かの人生に良い影響を与えることができます。

自分がやってることを追求する姿勢が、人間力や指導力を高めることに繋がるので、中村俊輔さんの姿勢からは学ぶことが多いなと感じました。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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※少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、毎日noteを更新しています。

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