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就活はなぜ気持ち悪いのか?
就活中の大学生がこんなことを言っていた。
「なぜか焦っているんです。でも何に焦っているのか自分でもわからない。無理に周りに合わせる必要もないって、頭ではわかっているんですけど」
思えば、言わないだけでそんな人は意外と多かった気がする。振り返ってみたい。
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大学3年生の夏くらいになると、“それ”はいつの間にか近くにきていた。別な言い方もできる。私たちは、
カンボジアの文化的自殺について
カンボジアでの数々の体験は今も私の中でぐつぐつと沸騰しています。この熱っぽさの中で私が書きたいもの、私に書くことができるかもしれないものは一体なんなのか。悩みながらではありますが、集合的記憶と文化についての所感を書きたいと思います。
キリングフィールドは記憶の保持と再生を目論むひとつの社会的な装置です。特筆すべきはその射程で、自国民にとどまらず、人類を対象にしていることは大変に意義のあること
国際交流ファシリテーター活動で悩む人へ~ミーティングを見直してみる~
はじめに 国際交流ファシリテーターの活動をしていて、やりづらかったり、言い出すことができなかったりしていませんか。自分の気持ちが伝わらないもどかしさを抱えて、理解してくれる人もいないというのは、とても孤独です。もし思い当たるなら、ちょっと長いですが、少しだけ時間を割いて続きを読んでみてください。なにか突破口になったらいいなと思います。
ミーティングという鏡 ワークショップはミーティングという場で
『聴く力』茨木のり子
2023年3月25日メモ
「自己肯定感」の末路
『自己肯定感なんて言葉が無かったら、こんなに悩まなくていいのに』
以前、知人がこぼした台詞です。それが今も心に残っているのです。
深い苦しみがにじんでいました。私は軽々しく「わかるよ」と口にできません。「気のせいだ」とも言えません。苦しみは深ければ深いほど、あいだに沈黙を生みます。どうしてと言われても、それはそういうものだから、としか今は説明のしようがありません。
近くて遠い場所があります。そ
知らない話の相談にのる話
家族との仲が悪く、学校でも理解しようとしてくれる人がいない。「自分はどこにも居場所がない」。街には同じ想いを抱えた人がたくさんいました。私や友人は居場所をなくした“難民”だったのです。
少女は大人になり、必要なのは特別な支援ではなく「当たり前の日常」だと思うようになりました。それはつまり、向き合うことと信じることです。伴走者として共に考え、泣き、笑い、怒り、すべての少女が「衣食住」と「関係性」を