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2014年『ビジネス発想源』書籍ランキング(第21位〜第30位)

連載回数が4600回を超えた経営者向けメールマガジン『ビジネス発想源』では、これまでにたくさんの本を紹介してきました。

経営学や組織論をMBA的にまとめたような小難しい本ではなく、読書嫌いの筆者(弘中勝)でもすぐ読めたような本をご紹介しているので、読者が苦手な方からも読者好きの方々からもとても好評をいただいています。

今回は、2014年の『ビジネス発想源』シリーズで取り上げた本の中から、読者の皆さんにご興味を持っていただいた順位で第21位〜第30位の本をランキング形式でご紹介いたします。

いろいろな業界、いろいろな業種の本が出てきます。ぜひ皆さんの書籍選びの参考にして頂ければ嬉しいです。

※順位は、2014年の間に『ビジネス発想源』シリーズの中で紹介された書籍の中で、読者の皆さんがその際に表示するamazonへのURLをクリックした数を計測し、その数が多い順です。「筆者のオススメ順」ではなく「読者の皆さんの興味順」だということです。下位だからといって「良い本ではない」というわけではないですよ。良書しか紹介していないから、どれも良書です!

※この記事は単独で1,900円となっていますが、そもそも月額でも1,900円ですので、単独購入よりも他の記事も読める月額購読のほうが圧倒的にオトクです。月額購読を強くお勧め致します。『トップリーダーズ』月額購読はこちら。

2016年の第1位〜第10位の本2016年の第11位〜第20位の本2015年の第1位〜第10位の本2015年の第11位〜第20位の本2015年の第21位〜第30位の本2014年の第1位〜第10位の本2014年の第11位〜第20位の本

それでは、2014年『ビジネス発想源』書籍ランキング、第21位〜第30位を30位からどうぞ!


■2014年『ビジネス発想源』書籍ランキング(第21位〜第30位)

■第30位:『儲かる料理経営学 ケチなお店にお客は来ない』(村田吉弘氏著/日経BP社)

京都祇園の老舗料亭「菊乃井」三代目・村田吉弘氏の著作。日本料理アカデミー理事長、また現代の名工として「和食」のユネスコ無形文化遺産登録の原動力となった村田氏が、日本料理界の今後について語っています。

「世界に日本料理を発信しなければならない」と多くの人が言いますが、日本料理や和食といった言葉の定義は人それぞれ。果たして寿司だけが、天ぷらだけが日本料理なのか? 日本料理とはそのような形状だけではなく、料理人の意識や料亭のおもてなしなどの心の部分も大きいでしょう。これからの日本のインバウンド戦略や海外進出戦略のヒントがたくさん見つかります。


■第29位:『無印良品の、人の育て方』(松井忠三氏著/角川書店)

「無印良品」を国際的に強いブランドに育て上げた良品計画の松井忠三会長の著作。特に世界進出の進め方やそこに投入できる人材の育て方などについて詳しく書かれています。

海外進出をしたものの現地を統率できる人が育たなかったり現地の人に騙されたりして撤退する企業が後を絶ちません。しかしこのグローバル化社会において、海外で戦える人材を育てることもまた経営者の大事な役割。海外に強い人材を育てるためにはどのような育成方法が大事なのか、とても参考になります。


■第28位:『逆境経営』(桜井博志氏著/ダイヤモンド社)

手に入りにくいほどの大人気ブランドとなった日本酒「獺祭」を生み出した、山口県岩国市の旭酒造の三代目社長・桜井博志氏の著作。

山口県の山奥の小さな酒造メーカーから、全国区の大人気ブランドを生み出したその考え方には、これからの地方企業が生き残るべき戦略のヒントが多く見つかります。今までとは違った未来を進み始めるためにやらなければならないことが何なのかが明確に見えてくる一冊です。


■第27位:『聞かないマスコミ 答えない政治家』(池上彰氏著/ホーム社)

選挙速報では唯一無二の「池上無双」で毎回大人気のジャーナリスト・池上彰氏が、マスコミの政治報道や政治家の情報発信について述べている政治報道改革論。

良い情報を引き出す政治記者、分かりやすく伝える「週刊こどもニュース」のお父さん役を勤めてきた池上氏だからこそ言える、政治に限らず一般企業や社会人にも当てはまる「情報の仕入れ方」「情報の発信の仕方」が満載で、PRマーケティングのヒントがたくさん見つかります。日本の政治記者とアメリカの政治記者との違いなどもかなり興味深いです。

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