2016年『ビジネス発想源』書籍ランキング(第11位〜第20位)
昨月、メールマガジン『ビジネス発想源』で2016年中に紹介した本の中から読者の皆さんに人気の高かった上位10冊をお伝えする「2016年『ビジネス発想源』書籍ランキング(第1位〜第10位)」を掲載いたしました。
すると読者の皆さんからやや好評頂けたようですので、今回は調子に乗って、さらにその次点である第11位〜第20位を発表することにしました。
どれも、各業界の第一線で活躍中の方々によるプロ意識やプロの発想が詰まった良い本ですので、皆さんのこれからの本選びの参考にしていただけると嬉しいです。
※順位は、2016年の間に『ビジネス発想源』シリーズの中で紹介された書籍の中で、読者の皆さんがその際に表示するamazonへのURLをクリックした数を計測し、その数が多い順です。「筆者のオススメ順」ではなく「読者の皆さんの興味順」だということです。
※この記事は単独で1,900円となっていますが、そもそも月額でも1,900円ですので、単独購入よりも他の記事も読める月額購読のほうが圧倒的にオトクです。月額購読を強くお勧め致します。『トップリーダーズ』月額購読はこちら。
※第1位〜第10位の本はこちらの記事からどうぞ。
それでは、2016年『ビジネス発想源』書籍ランキング、第11位〜第20位を20位からどうぞ!
▼2016年『ビジネス発想源』書籍ランキング (第1位〜第10位)
■第20位:『新企画 〜渾身の企画と発想の手の内すべて見せます』(鈴木おさむ氏著/幻冬舎)
数多くの人気番組を生み出した放送作家の鈴木おさむ氏の著作。企画の生み方を実際の架空の企画書とともに紹介していく本。
架空の企画やセオリーだけではなく、『お試しかっ!』の「かえれま10(テン)」や『Qさま!』の「プレッシャーSTUDY」など、実際の人気企画が誕生した経緯やその考え方などの実例が多く載っていて、とても参考になります。特にテレビでなくてもネットで個人でも簡単に番組が作れる今、活用できる企画のネタが多く見つかります。
■第19位:『ボクは料理長、ときどき鉄人 〜ムッシュ坂井の半世紀フルコース』(坂井宏行氏著/講談社)
人気番組『料理の鉄人』で2代目の「フレンチの鉄人」として活躍し、最終回では「世界最強のシェフ」に上り詰めた料理人・坂井宏行氏の著作。
鹿児島の極貧生活から大阪の仕出し弁当屋、オーストラリアのホテル、イタリア料理店など遠回りな経歴から、ヨーロッパの修行経験がないことに対して「フランス料理ではない」と批判するグルメ評論家たちからの刺客を番組でことごとく返り討ちにし、批評に反してお客様や料理人たちから大きな支持を得ていく様子にとても心を打たれます。プロのあるべき姿を痛感する一冊。
■第18位:『世界も驚くおいしいパン屋の仕事論』
パン職人の国際大会「クープ・デュ・モンド」で日本代表チームの監督を務めて優勝を飾った、飛騨高山の人気ベーカリー店「トラン・ブルー」の成瀬正社長の著作。
経営不振の家業のパン屋を4代目として立て直した手腕や、本場フランスで修行しなくても地方から地方からでも至極の逸品を生み出して世界に認められていく経緯からは、これからの地方企業の飛躍の大きな可能性を学ぶことができます。確かに世界では、三ツ星店は地方に多いですものね。
■第17位:『欲望のマーケティング』(山本由樹氏著/ディスカバー21)
女性誌『STORY』『美ST』の編集長を務め、「国民的美魔女コンテスト」を生んで全国に「美魔女」ブームを作り出した雑誌編集者の山本由樹氏の著作。
人間の「欲望」の本質を知ると意外な需要の隙間を発見できるということがよく分かります。同時に「F1層」とか「アラフォー」「アラフィフ」などの従来のマーケティングの考え方がいかに限界が来ているかということを知らされます。リアルな悩みや欲望に気がつく視点を持つきっかけになります。
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