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2014年『ビジネス発想源』書籍ランキング(第11位〜第20位)

すでに連載が12年以上も続く経営者向けメールマガジン『ビジネス発想源』ではこれまでにたくさんの、経営者やクリエイターの皆さんに役立つ内容の多い書籍を紹介していきました。

読書嫌いの筆者(弘中勝)でもその内容に入り込んで読むことができたような本ばかりなので、読書初心者の方からも喜ばれる一方、たくさんの本を知っている読書愛好者の方々からも「こんな良書を教えてくれてありがとうございます!」とたくさん感謝のご連絡を頂いています。

2016年、2015年に紹介した本をランキング形式でお伝えしてきましたが、今回は先月に引き続き、2014年に遡ります。

2014年中に『ビジネス発想源』シリーズの中で取り上げた本の中から、読者の皆さんに興味を持っていただいた本の第11位〜第20位の本をランキング形式でご紹介します。

ちなみにこの年に紹介した本には、個人的にも特に印象深い本が集中しており、しかもこの第11位〜第20位の中に入ったものにはそれらが多く入っています。

ぜひ、皆さんの書籍選びの参考にしていただければ嬉しいです。

※順位は、2014年の間に『ビジネス発想源』シリーズの中で紹介された書籍の中で、読者の皆さんがその際に表示するamazonへのURLをクリックした数を計測し、その数が多い順です。「筆者のオススメ順」ではなく「読者の皆さんの興味順」だということです。下位だからといって「良い本ではない」というわけではないですよ。良書しか紹介していないから、どれも良書です!

※この記事は単独で1,980円となっていますが、そもそも月額でも1,900円ですので、単独購入よりも他の記事も読める月額購読のほうが圧倒的にオトクです。月額購読を強くお勧め致します。『トップリーダーズ』月額購読はこちら

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それでは、2014年『ビジネス発想源』書籍ランキング、第11位〜第20位を20位からどうぞ!


■2014年『ビジネス発想源』書籍ランキング(第11位〜第20位)


■第20位:『笑う仕事術』(菅賢治氏著/ワニブックス)

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』『恋のから騒ぎ』『踊る!さんま御殿』など、様々な人気番組を生んだガースーこと日本テレビの菅賢治プロデューサーが、企画の作り方やプロの考え方などを数多くの実例を元に紹介する一冊。

「くだらないけど面白い」と言われるものを、手を抜くわけではなく真剣に取り掛かり、しかも視聴者にはその真剣さを感じさせないようにする。面白い企画の裏側ではどのように発想して準備して実現させているのか。事業や企画を新たに生む仕事をしている人、常に新しい発想を求められている仕事の人に参考になる事例がたくさん載っています。


■第19位:『振り切る勇気』(田中仁氏著/日経BP社)

「JINS PC」「Air frame」などの独自商品をヒットさせ、メガネ業界で快進撃を続けるJINSの創業者・田中仁氏の著作。どのような経緯でJINSを起業したか、どのような発想でヒット商品を生んで行ったかなどが克明に記されています。

田中社長は信金マンから突然メガネ業界に参入した異色の経歴の持ち主。視力が良くてメガネをかけたことがないという田中社長は、韓国旅行に行ってたまたま南大門市場でメガネ屋さんを見たことから、門外漢のメガネ業界に突入していきます。そのような話を見ると、新しいビッグビジネスの芽はいたるところに転がっているのだなと感じます。


■第18位:『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(高須克弥氏著/宝島社)

「Yes!高須クリニック」のCMでおなじみ、高須クリニックの高須克弥院長の著作。美容整形の分野で巨万の富を築いた高須院長が、きちんと筋と義理を通して成功させてきたこと、また筋と義理を通さない相手が自滅していったことなどを書き記している一冊です。

お金の使い方に関して外野が批判をしていることについても、どのような筋と義理でその使い方をしているかということを説明しているのですが、その筋や義理の通し方やお金の使い方の一つ一つが痛快で、とても面白いです。女子アイスホッケーチーム「スマイルジャパン」のスポンサー降板の話などは、連盟のほうがいかに義理を欠いてきたかということがよく分かります。


■第17位:『できないことはやりません』(佐久間宣行氏著/講談社)

『ゴッドタン』『ウレロ☆未確認少女』『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』など数多くの話題の番組を生み出したテレビ東京の佐久間宣行プロデューサーの著作。予算のないテレビ東京ならではの王道ではないスキマ狙いの発想法がまとめられていて、テレビ東京の好調さの根っこがよく分かります。

2度の映画化を果たした『ゴッドタン』の中の1企画『キス我慢選手権』や、シーズン4まで続編が放送された『ウレロ』シリーズなどがどのような発想で生まれ、どのような経緯で企画が実現したかといった実例が細かく書かれています。私は『ウレロ』シリーズは全てDVDを買い揃えたほどの大ファンなのですが、企画書上のタイトルでは「バカリとひとりと、時々03」だったという話などはとても興味深かったです。

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