White Plum Studio Tokyo

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記事一覧

固定された記事

良いマイクプリとは何か主観満載で考察する

過去のNote投稿記事ではマイクプリについてNeve系やクリーン系などのものがたくさんのプレビューを頂いております。それほどこのジャンルの記事については情報が少なく、実…

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機材師大賞2022

独断と偏見で選ぶなんの権威もない今年の機材を振り返るそんな賞です! 以下6部門、映えある栄光はどの製品(人)だ!!!!??? ・マイク: ・スピーカー : ・アウトボ…

「機材師」ってなんぞや?

2021年12月某日、とある方の助言により「機材師」と名乗ることにした私。 〇〇師は絵師やMix師などの文脈から付けたものですが、特に明確な定義など存在していません。む…

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オーディオインターフェースにまつわる接続端子について解説

もう音楽をやっている方なら持っていない人はいないんじゃないかと言ってもいいくらいの存在になっているオーディオインターフェース。 あなたは付いている端子全て理解し…

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ついに見つけてしまった。oz designのキューボックス(アナログ8ch)導入のハードルを下げるアイテム。

これを読んで頂いてる方なら全員が知っているであろう新進気鋭の国産メーカーoz designのキューボックス。 一般的なレコーディングスタジオではアナログのキューシステム…

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SSLの新作「The Bus+」について妄想する

いやーついに発表されましたねSSLの新作。 コンソールメーカーとしての威信と、メーカーとしての生き残りをかけた製品が近年数多くリリースされてきました。SixやFusionと…

アカペラMIxを考察する 〜とおるすアカペラチャンネル/Rabbit Cat YouTube連動企画

今回は以前から取り組んでみたかったアカペラのミックスについて考察したいと思います。 ご縁ありまして2022年1月現在登録者18万人を誇り、日本を代表するアカペラチャン…

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500シリーズ電源シャーシの選び方

先日フォロワー様より500シリーズの電源はどれを選べばいいですかという質問が来ました。 自分なりにおすすめ機種と選び方のポイントをお話しします。 ほとんどの人にと…

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機材師的2021年機材大賞!!

機材師的2021年機材大賞やります! 今年発売もしくは今年流行ったもので独断と偏見で発表します! 部門ごとに簡単な受賞理由も添えて 受賞理由 国産でありながら非常に…

EQについての個人的考察2021

先日スペース上でEQについての話題が大いに盛り上がりました。筆者自身のEQについての考えを話してみたのですが、終了後DMにてこんな質問が来ました。 とても良い質問でし…

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新製品レビュー202110

食欲の秋です。 最近試したやつの感想をちょっとずつ。 Austrian Audio/Hi-X65 みんな大好きAustrian Audioの待望の開放型です。密閉が微秒だったけど開放型は空間の広が…

クロックジェネレーターの役割と音質向上テクニック

「クロックジェネレーター」「マスタークロック」って聞いた事ある方も多いのではないでしょうか? しかしそもそもクロックって何のために必要なのか説明出来る方は意外と…

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コンプレッサーが持つマジックについて モノラルコンプ編

デジタル全勢の今、なぜアナログの実機を使う必要があるのか?考えたことは思いませんか? プラグインのほうがCPUやDSPのパワーが許す限り挿せるし、格段に音質が向上して…

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レコーディング機材・国産ガレージメーカー勝手にまとめてみた。

みなさん機材はどこの製造国のものが好きですか? いわゆるスタジオ機器は殆どが海外製、アメリカ、ドイツ、イギリスがよく見かけるところでしょうか。他にもイタリアやフ…

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Neveのマイクプリについて2021

前回のNeveマイクプリのまとめから1年半以上経ちました。 あれから新たに得た知識、経験がたくさんあり、前回と組み合わせて読んでいただけましたら幸いです。 おしながき…

Vari-Nuはいいぞ!!!前編

かねてよりShinya’s Studio様にオーダーしていた「Vari-Nu」が完成した。 製品の詳しい情報はShinya’s Studio様のノートにまとめてありますので、そちらを参考ください…

良いマイクプリとは何か主観満載で考察する

過去のNote投稿記事ではマイクプリについてNeve系やクリーン系などのものがたくさんのプレビューを頂いております。それほどこのジャンルの記事については情報が少なく、実際に試したことのある人も少ないんだと思います。

今回は初の有料記事ということで、私の実体験に基づいて、2021年現時点での機材について、自分の主観に基づき考察します。読んでいただいた方の機材選びの参考になればと思います。

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機材師大賞2022

独断と偏見で選ぶなんの権威もない今年の機材を振り返るそんな賞です! 以下6部門、映えある栄光はどの製品(人)だ!!!!???

・マイク:
・スピーカー :
・アウトボード :
・インターフェース :
・プラグイン :
・その他(人物) :

マイク部門:United Studio/UT Twin 87

「87」という名前にイメージが引っ張られがちですが、2つのキャラ共に「使える」

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「機材師」ってなんぞや?

2021年12月某日、とある方の助言により「機材師」と名乗ることにした私。

〇〇師は絵師やMix師などの文脈から付けたものですが、特に明確な定義など存在していません。むしろこれからの自分の立ち振る舞いこそがそれらを定義するものになると思っていました。このnoteでは2022年現在の「機材師」を定義し、それらの定義に必要な私自身の活動についてご紹介させていただきます。

機材師を構成する3つの要素

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オーディオインターフェースにまつわる接続端子について解説

もう音楽をやっている方なら持っていない人はいないんじゃないかと言ってもいいくらいの存在になっているオーディオインターフェース。

あなたは付いている端子全て理解していますか?この記事を読んでいただくことで以下の画像に映っている端子全てを理解できます。また今お手持ちのインターフェースの隠れた機能の発見にもつながるかもしれません。

PC/Macとの接続端子USB

世の中で最も普及している接続規格で

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ついに見つけてしまった。oz designのキューボックス(アナログ8ch)導入のハードルを下げるアイテム。

これを読んで頂いてる方なら全員が知っているであろう新進気鋭の国産メーカーoz designのキューボックス。

一般的なレコーディングスタジオではアナログのキューシステムが多いです。しかしとても高価で、普通に3桁万スタートです。

そんな中アナログのキューシステムを構築するハードルをグッと下げてくれたのがこのoz-800シリーズです。
決して安くはないですが、とても強力なHPアンプを搭載していたり

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SSLの新作「The Bus+」について妄想する

いやーついに発表されましたねSSLの新作。

コンソールメーカーとしての威信と、メーカーとしての生き残りをかけた製品が近年数多くリリースされてきました。SixやFusionといった音質は本気ながらも比較的お求めやすい製品は個人のスタジオを中心に席巻しています。

そんな中唯一長らく新製品がリリースされてこなかったバスコンプ。

チャンネルストリップと並んで、同社の象徴的とも言える機材ですね!

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アカペラMIxを考察する 〜とおるすアカペラチャンネル/Rabbit Cat YouTube連動企画

今回は以前から取り組んでみたかったアカペラのミックスについて考察したいと思います。

ご縁ありまして2022年1月現在登録者18万人を誇り、日本を代表するアカペラチャンネル「とおるすアカペラ」よりRabbit Catの皆様とこれまたビートボックス日本一のShimo-Renさんとのコラボが実現しました。

完成した動画がこちらになります。

https://youtu.be/yGALjTRBzOU

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500シリーズ電源シャーシの選び方

先日フォロワー様より500シリーズの電源はどれを選べばいいですかという質問が来ました。

自分なりにおすすめ機種と選び方のポイントをお話しします。

ほとんどの人にとってどういう選び方をすれば良いかより具体的なおすすめ機種が何なのかが重要かと思いますので先に書いておきます。

おすすめ機種IGS Audio/Panzer 500

https://www.igsaudio.com/panzer-5

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機材師的2021年機材大賞!!

機材師的2021年機材大賞やります!

今年発売もしくは今年流行ったもので独断と偏見で発表します!

部門ごとに簡単な受賞理由も添えて

受賞理由

国産でありながら非常にクオリティの高い製造技術でつくられたハンドヘルドマイクです。市場を見渡してもいままでにない圧倒的な中低域の濃密さと繊細な高域を両立しています。
2022年ヒットすること間違いなしです!

・スピーカー
Focal/Alpha E

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EQについての個人的考察2021

先日スペース上でEQについての話題が大いに盛り上がりました。筆者自身のEQについての考えを話してみたのですが、終了後DMにてこんな質問が来ました。

とても良い質問でしたので、回答しつつ、この機会にEQについて自分が思うことを書いていきます。

EQって一種の宗教です

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新製品レビュー202110

食欲の秋です。

最近試したやつの感想をちょっとずつ。

Austrian Audio/Hi-X65
みんな大好きAustrian Audioの待望の開放型です。密閉が微秒だったけど開放型は空間の広がりがかなり生かされていて良いですね。高域が鮮明で耳に刺さるところが少しあります。どちらかといえばリスニング用途の方が向いてる気がします。制作用途だと横に広すぎてパンニング難しそう、、、

oz des

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クロックジェネレーターの役割と音質向上テクニック

「クロックジェネレーター」「マスタークロック」って聞いた事ある方も多いのではないでしょうか?
しかしそもそもクロックって何のために必要なのか説明出来る方は意外と少ないのではないでしょうか?
本記事ではクロックジェネレーターの必要性、おすすめの機種、少しの工夫でできる音質向上テクニックを解説します。
少し難しくて敷居の高い話と思われがちですが、僕は理系ではないのであくまで専門用語の説明はなるべく避け

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コンプレッサーが持つマジックについて モノラルコンプ編

デジタル全勢の今、なぜアナログの実機を使う必要があるのか?考えたことは思いませんか?
プラグインのほうがCPUやDSPのパワーが許す限り挿せるし、格段に音質が向上していてブラインドテストしたら下手したらわからない差になっているものも少なくないですよね。

僕が考えるになんでもアナログだから、トランスが入っているから、真空管が入っているから良い、デジタルでノイズがないから良いとかいう考えはもう捨てる

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レコーディング機材・国産ガレージメーカー勝手にまとめてみた。

みなさん機材はどこの製造国のものが好きですか?
いわゆるスタジオ機器は殆どが海外製、アメリカ、ドイツ、イギリスがよく見かけるところでしょうか。他にもイタリアやフランスなどさまざまな国のものが混在しているのがレコーディング機材の面白いところでしょうか。
ところで僕は国内メーカーの製品が大好きです。Audio Technica Tascam など堅実かつ結果を出せる機材メーカーが多いです。

Yama

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Neveのマイクプリについて2021

前回のNeveマイクプリのまとめから1年半以上経ちました。
あれから新たに得た知識、経験がたくさんあり、前回と組み合わせて読んでいただけましたら幸いです。

おしながき

Aurora Audioの現状
新星Wave Rider
少し期待ハズレHeritage Audio
本家巻き返しAMS Neve
その他Neve系こんなのもあります

まずAuroraさん。
誠に残念ながらメーカーが虫の息です

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Vari-Nuはいいぞ!!!前編

かねてよりShinya’s Studio様にオーダーしていた「Vari-Nu」が完成した。

製品の詳しい情報はShinya’s Studio様のノートにまとめてありますので、そちらを参考ください。

レコーディングで使用できる、万能かつ最強のモノラルコンプを探していた私。

自分のなかでありとあらゆるものを試してみたが、理想のボーカル音像には程遠いものばかり、、、

やはり1176系が大定番なの

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