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日記

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過去だったり、今だったり、の日記のようなもの
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記事一覧

「本当に?」の話

口癖の話。

私は、誰かに何かを言われたとき、何かを教えてもらったようなときに「本当に?」「本当ですか?」と言ってしまう癖がある。
このとき、私はその話を信じていないわけではなくて、「そうなんですね」「そうなんだ〜」と同じ意味合いで言っている。
最近気づいた自分の口癖の一つ。

この口癖に気づいたのは、最近たくさん話す人に「信じてくれないんですか?」と言われたから。
ちなみに、この人の「信じてくれ

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花咲くアーモンドの木の枝

花咲くアーモンドの木の枝

 友達と久しぶりにロフトに行った。
 アート作品をモチーフにした木製のポストカードが店頭に並んでいた。
 綺麗な桜だなぁ、と思った絵がアーモンドの花だった。
 アーモンドの花言葉がよかったら買おうと思って、花言葉を調べてみて、買うことにした。

ゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」

アーモンドの花言葉は「真実の愛」「希望」

2023.9.24

妖精になっている間

 名前を言ってはいけないあのウイルスの妖精になってしまい、数日家に引きこもっている。

 飲み会が多い弊社では、何度かクラスター一歩手前まで行ったことがあって、周囲では妖精になったことがある人のほうが大半だ。
 そんな中で、まだ妖精になっていないのは密かに誇りだったのだけれど。
 ほとんど触ることのない新品同様のお薬手帳を開くと、私は年に一回の頻度で体調を崩してしまう人間のようで、身体は丈夫なんだ

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どこにいても

どこにいても

 一緒に島を出る後輩と海を見ながら話していた。
 私は、三年間を島で過ごして、次はまた遠いところに転勤することになった。
 後輩から「次は何年くらいですかね?」と聞かれて、「わからないけど五〜六年くらいじゃないかな?」と何も考えずに答えた。
 後輩はもとから大きな目を真ん丸にして、
「長い! 五年後って……私たち三十歳ですよ」
 何も考えていなかったので、その数字がぐわんぐわん来た。
 三年前に島

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「良いものをあげよう」

 若者が集まってお酒を飲めば必然的に恋バナが始まるもので。
 後輩の女の子が自分の恋愛観について話しているのを、話せるものを持ち合わせていないわたしは黙って聞いていた。
 後輩ちゃんは、恋人から『そうなんだぁ~』しか返信できないようなLINEが来るのが嫌だと、割りとうんざりした感じで話していた。
 今日なに食べたとか、なにしたとか、どこ行ったとか。
 わたしはわたしでやりたいことをやっているから、

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甘えたいとき

甘えたいとき

私はTwitterが大好きで、Twitterがあるから、一人でも生活できている気がする。
人間は一人では生きていけない、とか、そういう厳密なことは今日はいいです。
今日はそういう難しいこと考えないって決めたので、勝手に私の意思で。

悩むことがあって、ぐるぐる考えるうちにどれを選んでも正解がない気がしてきた。
考えるのが面倒くさくなって、考えるのをやめたくなって、半分やめた。
私の眉間には、Win

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幼子と仲よくなりたい

 昨年9月末、歌会始の詠進歌として作った。
 この歌は、友達の秋に生まれる予定の赤ちゃんの名前の候補を教えてもらったことと、学生時代は友達とよく一緒に帰っていたことを思いながら作って、宮内庁へ出す前に友達には読んでもらった。

 出産予定の一週間前に友達と会えることになった。
 友達の実家で少し話したあと、友達が「中学校まで少し散歩しよう」と言ってくれて、短歌が実景になった。

 そんな友達と赤ち

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桜餅をもとめて三千里

 桜餅が好きだ。
 私の好きなものは幼い頃の記憶と結び付いているものが多い気がするけれど、桜餅に関しては、特段、子どもの頃から大好きだったなぁという記憶はない。ないんですね。

 じゃあ、なんでこんなに好きなのかなぁと考えていて、たぶん前の職場のとなりにあったお団子屋さんの影響だなぁと思い至った。

 こじんまりした家族経営のお団子屋さんは、毎朝煙突から白い湯気をもくもくさせていて、たまに近くを通

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人生をやり直せるとして

 2023年1月期、とても好きなドラマがある。
 日本テレビの日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』だ。
 主演:安藤サクラ、脚本:バカリズム、どうしたって面白いよねっていうドラマである。

 ひとことで言うと、33歳でトラックにはねられ死んでしまった主人公が、来世も人間に生まれ変わるために、今世で徳を積み直す話。
 だと、先週の8話を観るまで思っていた。

 主人公は、市役所に勤める実家暮らしの独

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ただの日記(20230210)

 帰省するとき、たいてい空港まで両親が車で迎えに来てくれる。
 空港から家までの道中は、主に、私と母がずっと喋っている。
 たまにしか会わないので、話のたねはたくさんある。
 父は黙って運転していて、たまに会話に入ってくる。 

 その日は父が一人で迎えに来てくれることになっていて、母は諸用で家で留守番していた。
 ラジオや音楽も流さない、父と二人きりの車内は静かだけど、沈黙が苦痛じゃないのは好き

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ただの日記(20230218)

ただの日記(20230218)

 朝。昨日の夜中に返していたいちごに朝の挨拶と返事が来て、うれしい目覚め。

 先週末の帰省から戻ってきてから、家にろくな食べ物がなくて、1週間、白米と魚肉ソーセージみたいな生活をしていた。
 さすがにちゃんとした食事をしたくて、玉ねぎとじゃがいもとわかめの味噌汁を作った。食材あるんじゃん。
 土曜日の朝に作って飲む味噌汁が食べ物の中で一番美味しいかもしれない、なんて思いながら、のりたまのふりかけ

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手袋

自転車通勤をしていると、冬は手が冷たくなるのがつらい。

帰省したとき、手袋が欲しいと話したら、母がクリスマスプレゼントに買ってあげると言ってくれた。

子どものときから通い慣れたショッピングセンターに母と二人で出掛けた。

灰色の手袋と、紺色の手袋で迷った。
どちらも手首のところにキラキラの糸で刺繍がしてあって、とても可愛かった。
手袋が飾ってある回転する棚をくるくるしながら迷っていると、母から

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人肌

 人肌が好きだと思う。

 小さい頃から親によくくっついていた。
 年子の妹がいたことも影響していると思う。

 小学生の頃は友達と手を繋いで帰ったり、
中学生になると手は繋がなくなったけど、
友達と腕を組んで歩くのが好きだった。

 人肌が好きだと自覚したのは、高校生の頃、
「ハグはストレスを軽減するんだよ」
と友達が教えてくれたときかもしれない。

 同じ部活の他クラスの子で、
たまたま掃除場

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過去の日記(言葉だとか)

過去の日記(言葉だとか)

20150605
誰かに叱られるのはやっぱり慣れない。まだ大勢に対してならいいけど、一対一で自分に対してだけ厳しいことを言われると、その人がどんなにいい人だと分かっていても苦手に思ってしまう。
だから、叱られ慣れてる人は少し羨ましい。何度言われても聞かないって意味じゃなくて、そのお叱りの言葉をしっかり受け止めて、拗ねたりせずに反省して、次はこんな間違いはしないって前向きに考えられる人。ちゃんとその

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