When I was

オヒナです。 オヒナ的見聞録、はじめます。

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最近の記事

#37 Zurich

2019年10月9日 静かで落ち着く部屋でたっぷり寝てしまい、気分がいいのにちょっと後ろめたい気持ちでリビングへ向かうと、すっかり赤ちゃんも起きていて元気に友人と遊んでいた。赤ちゃんのお手本になれない成人…。気を取り直し、朝食をセットしてBGMをかけながら一緒に食べる。 家にエスプレッソマシーンがあったので、初めてのラテ作りを体験。 どっひゃー、な、なんこれ!何にも例えられないラテアート!ミルクを注ぐためにカップを傾けたのだが、アレンジに夢中でコーヒーがこぼれているのに

    • #36 Stuttgart to Zurich

      2019年10月8日 ベルリンからの列車、寝たり起きたりを繰り返して過ごし、このまま乗り続けていたいと思い始めていたまだ外も暗い朝4時頃、ついに乗り換えのためStuttgart駅のホームに追い出される。お店も開いていないこんな時間に、乗り換えの待ち時間が約2時間もあるなんて…(この列車を選んだのは自分だけど)。ホームに屋根はあるけれど横から冷たい朝の風が入ってくるし、しょうがなく座っていた構内にある待合室にも隙間があるし、冷えきってたまらん。 待合室は椅子までも通気性抜群

      • #35 Berlin to Stuttgart

        2019年10月7日 良いんだか悪いんだか、この一週間で一番快晴かもしれないベルリン最終日の朝。電車を外のホームで待っているとこんなにも光か降りかかってくる。光合成、光合成。 ベルリンを発つのは夜なので、それまで中央駅のロッカーでスーツケースとリュックを預けることに。しかし全ての荷物が入る特大ロッカーがなかなか見つからず、あっても使用中ばかり。ひたすら構内をウロウロしたあげく、ひとつだけ空いている特大ロッカーを見つけて飛びついた。手持ちコインが足りなかったので、誰にもロッ

        • #34 Berlin

          2019年10月6日 友人とサンデーマーケットへ行くため、朝早くから出発。泊まっているあたりではすんごい朝もや。森に迷い込んでしまった感覚。 車窓からぼんやり景色を眺めていると、これからなにかストーリーが始まりそうで(なんのだよ)映画の主人公になった気分になる。 街の途中までくると朝日がどんどん昇ってきて、清々しい。外は冷えていて、影があるところを歩くのは結構寒い。待ち合わせ場所では、太陽の動きに合わせて立つ位置をほんの少しずつずらしながら友人を待つ。 今日のマーケッ

          #33 Berlin

          2019年10月5日 起きた瞬間からどんよりした天気なのがわかる。気温もひやりとしていて、ここぞとばかり用に持ち歩いていたインスタント抹茶を飲みながら体温を取り戻す。起きたて抹茶、かなり癒される。 友人とお店で集合。有名なケバブショップ〈Mustafa's Gemüse Kebap〉の味をぜひ食べて欲しいということで、同じくわたしも好きなので楽しみにしていた。開店時間より少し前に着いたのだが、すでにちらほら列ができている。午後にかけて意味がわからないくらい並ぶという噂なの

          #32 Berlin

          2019年10月4日 朝から天気良好!嬉しい! 部屋の中に入り込んだ太陽の光と優しい生地のカーテンが床に映し出す影を目覚めてすぐぼーっと見つめたり、電車の車窓から目をぎゅいっと細めるくらいの日差しが顔に降り注いできたり、それだけでこんなに幸せな気持ちになれるなんて。 泊まっているところは中心部からは離れているので、電車ではラッキーなことに毎回座れる。ベルリンの主な交通機関は近郊鉄道のSバーン・中心部を走る地下鉄のUバーン・路面電車・バスの4つからなっている。宿泊している

          #31 Berlin

          2019年10月3日 今日は「ドイツ統一の日(Tag der Deutschen Einheit)」と呼ばれる祝日で、東西ドイツが統一したドイツ連邦共和国の建国記念日。ベルリンの壁が崩壊したのが1989年、統一の日は翌年の1990年。新たな時代へと進むドイツは私と同世代である。ヨーロッパを旅して歴史を知る機会がちょこちょことあったけれど、国境間の変動が日本では想像できないほどあり、わりとここ数十年での出来事も多いので、その移り変わりを目の当たりにして暮らしてきた人が今も少な

          #30 Berlin and Dresden

          2019年10月2日 夜更かしをしながら悩みまくり、今日は1日違う街へと出かけることにした。行き先はドレスデン。ただなんとなく、名前の響きが好きで。 全然眠れなかったので体がだるすぎるけれど、バスに間に合うようしぶしぶ早起き。なかなかの雨が降っているのに、ベロンと骨の折れた折りたたみ傘しか持っていなかったので、最寄駅まで徒歩20分かかる道のりですでにびしょ濡れ。片道3時間弱のバスの中で体力を取り戻す。この旅で長時間乗り物に乗っていることに慣れてしまい、2〜3時間の移動はち

          #30 Berlin and Dresden

          #29 Berlin

          2019年10月1日 ベルリンにいる友人との待ちに待った再会。日本にいる時からつながりはあったが、お互い今年の前半はダブリンで過ごし(彼女は去年から)、会うたびカフェへ行ってはだらだらと話したりして、なんだか今日はいい1日だったな、と思わせてくれる唯一の存在だった。そして最高のセンスの持ち主。 約2か月ぶりの再会、会った瞬間から話が止まらなかった。ダブリンにいるときと同じように、友人おすすめの可愛いカフェに行き、この2か月間で彼女が生活の拠点を変えて起こったこと、仕事の話

          #28 Prague to Berlin

          2019年9月30日 今日は移動日。電車に乗る前に少しだけ時間が空いたのでパッと軽食を食べるため、この旅初めてのマクドナルドへ。限定っぽいチキンティッカ(マサラ?忘れた)バーガーを食べた。意外とソースがイケてて美味しく、日本でも定番にしてほしいくらいだった。 プラハ駅に向かうと1時間くらい出発が遅れていることを知る。同じ列車に乗る人も多いらしく、みんなただただ電子掲示板の前で待ち続け、ホームの番号が上がると同時に一斉にホームに向かって動きだす。 電車は予約をしなくても乗

          #28 Prague to Berlin

          #27 Prague

          2019年9月29日 午前中は楽しみにしていた〈ポストミュージアム〉へ。中へ入っていく人を見かけず、おそるおそる扉を開ける。 突然の日本人の訪問に、来客を待ち続けている受付のスタッフはちょっとびっくりしていた模様。中には各国の歴史ある切手がずらりと引き出しに整理されている。ほんの数センチの四角の中に描かれたそれらは、拡大してポスターにして改めて飾りたいくらい素敵。そこらの美術館よりも作品数は膨大だ。 現在は「チェコ共和国」となっているが、これまでチェコは隣国スロバキアと

          #26 Prague

          2019年9月28日 週末に滞在している街では、出来る限りマーケット巡りをする。お昼過ぎまではフリーマーケット〈BLEŠÍ TRHY Praha〉でうろうろ。広い敷地に日用品・食料品・家のがらくた・アンティークのお店がずらりと並んでいる。本当のフリーマーケットだ。中古のタイヤやローラースケートがやたらと売られていたけど、買っている人は見かけなかった。誰かが履いていたローラースケートはあんまり履きたくないな、とか思ってしまった。 早朝は雨が降っていたようで、地面に並べられて

          #25 Vienna to Prague

          2019年9月27日 久しぶりの列車移動で約4時間、お隣の国チェコへ向かう。RegioJetというチェコの会社が運営している特急列車、価格は19ユーロほど、スタンダードクラスを選んだのにかなり快適な移動だった。水やドリンクがもらえるし、モニターもついている。2000円くらいで特急列車に乗れて、しかも国をまたぐことができるなんてずるすぎる…。 トラムに乗って宿に向かう。まず入り口の扉を開けるのが難しくて手こずる。日本のドアって本当にしっかりしてるんだな、というくらい、ヨーロ

          #25 Vienna to Prague

          #24 Vienna

          2019年9月26日 のそのそと体を起こし始める。まさに周遊旅行の中だるみって感じがして、行きたい場所も全然決めていなかったので、どうも朝っぱらから活動という気にならない。 昨夜スーパーマーケット徘徊をした時、帰り道にベトナム料理屋さんをいくつか発見して、まだ食べてもいないのにあのフォーのスープとかの優しい味を勝手に脳内でいただいていた。普段は素通りしてしまうけれど、真っ暗な道に店内の明かりが漏れていてそれがなんだかドラマチックで、ちょっと恋しくなった。この旅でまだアジア

          #23 Vienna

          2019年9月25日 朝起きると同じ部屋の人はほとんど外出してしまっていた(つまり起きるの遅い)。昨日買ったMannerのお菓子を早速ひとつ開け、甘い朝ごはんをしながら計画を軽く立てた。 まず、すぐ近くにあるシェーンブルン宮殿へ向かう。ハプスブルク家の人々が夏の離宮として使っていたそう。黄色い宮殿はマリア・テレジアにより提案された色で『テレジア・イエロー』と呼ばれている。金色ではないが豪華絢爛すぎてまぶしい。ちょっとこの壮大さを受け止めきれない気がするし、あいにくチケット

          #22 Budapest to Vienna

          2019年9月24日 ブダペストのバスターミナルからお決まりFlixbusでウィーンへ向かう。荷物が多いので荷物用エキストラチケットを買っていたのだけれど、乗客の荷物が多すぎて全部乗り切らなかった。ひとつのせるだけでもいっぱいいっぱいで、近くにいた筋肉ムキムキな男の人に押し込んでもらった。残りは座席に持ち込み、座ってみると結構窮屈。数時間の我慢、せっかく追加でチケット買ったのにもったいないな。ま、全部で1200円くらいなんだけど。安! ものの3時間でお隣の国の都市に着いて

          #22 Budapest to Vienna