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#34 Berlin

2019年10月6日

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友人とサンデーマーケットへ行くため、朝早くから出発。泊まっているあたりではすんごい朝もや。森に迷い込んでしまった感覚。

車窓からぼんやり景色を眺めていると、これからなにかストーリーが始まりそうで(なんのだよ)映画の主人公になった気分になる。

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街の途中までくると朝日がどんどん昇ってきて、清々しい。外は冷えていて、影があるところを歩くのは結構寒い。待ち合わせ場所では、太陽の動きに合わせて立つ位置をほんの少しずつずらしながら友人を待つ。

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今日のマーケットはノイケルン地区にある Nowkoelln Flowmarkt 。運河沿いにずらりとお店が並ぶ。朝一番で行くとまだゆるりと出店準備している人もたくさんいる。
マーケット好きな友人は、山のようにある物々のなかから素敵なものをしっかり見つけ出す。判断力と購入の決断の早さに脱帽。わたしは結局何も買わずに運河沿いをひと通り歩き終えた。ただふらふらするだけで充分に楽しいのだ。

そしてお決まりのカフェタイム。〈Albatross Bakery〉のパン達、全員きらきら輝いていて美味しそう。レジに並んでいたけど、ふたりとも決めきれなくてどんどん他のお客に追い越してもらった。結局2つ食べた。

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その後はもうひとつ、小さいマーケットへ。これだけ頻繁に日常にマーケットが開かれているの、本当にうらやましい。日本だと、大きなイベントごととして開催されることが多いので、身構えてしまいがち。汚れていたり、壊れていたりして、わたしだったらきっと捨ててしまうだろう、というものもたくさん出品されている。物との付き合い方を考えさせられる。

ちょっと座れるお店を探していたのだけれど意外と周りで見つけきれず、歩き回っているとお別れの時間に。さらっと駅に着きそのままバイバイしてしまったけれど、次はどこでいつ会えるんだろうと思うと、友人の乗って行った電車をホームで眺めながら寂しさがこみ上げてたまらなかった。ダブリンでも、ベルリンでも、彼女とたわいもない話をしながらお茶したり街を歩いたりしたこと、それ日本でも出来るやん!みたいなことしかしていないけど、その普通を愛していたし救われていたなぁと思う。

ドイツのスーパーは何回行っても楽しいので、今日も夜食とお土産用にいろいろ買おうと思っていたのだが、なんとドイツの日曜日、営業していないスーパーがほとんど。知らなかったので焦る焦る。なにやら、閉店法というドイツ連邦法があるのだとか。賛否両論で、本当にどちらにもメリットデメリットがある。結構都会な街なのに、こういう法律があるのは驚きだった。

調べてみると、駅地下に集まっている数店舗が奇跡的にオープンしている店舗だったのでそこへ向かい、時間もあるので夕方から隅々物色。サンデー・スーパーマーケット難民が多いのか、地下は活気にあふれていた。寂しいよりはいい。

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気づけばもう夜。さてさて今宵も私の唯一飲みきれるお酒(と言っていいのかどうかくらいの低アルコール)、ラドラーで。他の国にも、もちろん日本にも、有無を言わさずお店に置いてほしい。

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相方はサラミ。気を使って(誰に)、ビオかつミニ。

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スイーツはこのお気に入りのスティックチーズケーキ。たしか1ユーロくらいで安いのにしっかり爽やかで美味しい。ベルリンのスーパーで見つけるたび買っていた。これもスティックなので罪悪感があんまりないのだ。

明日はベルリン最終日、今日が最後の夜。借りているお部屋が気に入っているので、去るのが寂しいな。

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