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#29 Berlin

2019年10月1日

ベルリンにいる友人との待ちに待った再会。日本にいる時からつながりはあったが、お互い今年の前半はダブリンで過ごし(彼女は去年から)、会うたびカフェへ行ってはだらだらと話したりして、なんだか今日はいい1日だったな、と思わせてくれる唯一の存在だった。そして最高のセンスの持ち主。

約2か月ぶりの再会、会った瞬間から話が止まらなかった。ダブリンにいるときと同じように、友人おすすめの可愛いカフェに行き、この2か月間で彼女が生活の拠点を変えて起こったこと、仕事の話など、いろいろ聞いた(けれど、話しすぎてあまり記憶がない…)。訪れたカフェはノイケルン地区にあり、おしゃれな飲食店と多国籍文化が混ざり合っているようなところだった。ベルリンのことは全くわからないので、彼女にエスコートされていろんなところを歩いた。普段は自分で地図を調べててくてくと進むので、誰かの後をついていくことは新鮮な感覚で、そのうえおしゃべりしながら歩いているから今日は全く道を覚えていない。それもまぁいいか。

お昼はマーケットホール〈Markthalle Neun〉内にあるパスタ屋さんで。どれも美味しそうで迷ったけれど、やっぱりトマトソースには敵わない。料理が出る順番を待っている間は、茹でられ和えられ、次々とテーブルに出回っていくフレッシュなパスタたちを眺めてはお腹を鳴らした。

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日が暮れる頃、おすすめのギャラリー施設〈C/O Berlin〉へ向かう。外観もかっこいい。ちょうどロバート・フランクの写真展がやっていたのでラッキーだった。と言いつつも、ここでもおしゃべりは止まらず、あまり作品をじっくり鑑賞はしなかった。憧れていたモノクロのプリクラみたいなマシーン(よくお洒落な外人が撮っているやつ)があったので、ここぞとばかりに2人でそわそわ撮ってみる。プリントがウィーンと出てきて仕上がりを見てみると「え、全然お洒落にうつらなくない?」と笑ったのもいい思い出。どちらかというと、昭和感が漂う(目鼻立ち的に)。

ちょっと駅前のスーパーマーケットに立ち寄り、それぞれ違う路線の電車に乗って帰る。予想通り、今日はいい1日だったな。誰かと過ごすと、写真を撮る回数が減ってしまう。受動的な旅をしているベルリンですが、街はいろいろと前衛的で楽しいです。

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