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#32 Berlin

2019年10月4日

朝から天気良好!嬉しい!

部屋の中に入り込んだ太陽の光と優しい生地のカーテンが床に映し出す影を目覚めてすぐぼーっと見つめたり、電車の車窓から目をぎゅいっと細めるくらいの日差しが顔に降り注いできたり、それだけでこんなに幸せな気持ちになれるなんて。

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泊まっているところは中心部からは離れているので、電車ではラッキーなことに毎回座れる。ベルリンの主な交通機関は近郊鉄道のSバーン・中心部を走る地下鉄のUバーン・路面電車・バスの4つからなっている。宿泊しているエリアの最寄り駅はSバーンで、バスもあることはあるけどほとんど来ない。7日間有効のチケットを買っておいたので滞在中はバリバリに乗りまくれる。

まずは主要駅のひとつ、Alexanderplatzで下車。

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このエリアにあることは知らなかったのだけれど、突然遭遇してしまったテレビ塔。なんだか、万博とかにありそうな、少し昔の人が考えた近未来の建物って感じでちょっとノスタルジック。

そのまま歩いてHackescher Marktのエリアへ。めちゃくちゃお店があって楽しそうだ。まず目に飛び込んできたのが、東欧あたりでよくときめいていた古着屋さん〈HUMANA〉。また出会えたことが嬉しく立ち寄る。知らない街でチェーン店があるとちょっと心強くなれる気がするのだ。そんなことを思いながら歩いているとなんと、ザ・日本のチェーン店である〈Uniqlo〉と〈MUJI〉が隣り合わせに建っているではないか、う、嬉しい…。しかもお店がでかいぞ、サンキュー、ベルリン。海外で生活をすることになったら、ユニクロと無印良品がある街なら、かゆいところに手が届くというか、日本人が抱えるストレスをちょっとは和らげてくれると思うのだ(ちなみにダブリンでは残念ながらユニクロがなく、シンプルなTシャツが欲しいだけなのになかなかこれといったものが見つからず苦労したものだ)。今日は晴れていたが、ここぞとばかり無印良品で折りたたみ傘を新調。しっくりくる絶妙な色合いの商品があるありがたさ。謎のプリントがされたものはいらない。これで骨の折れたべろんべろんの傘とはおさらばだ。

午後からは、夏からベルリンに住みはじめた、また別の友人の待ち合わせ。彼女とは日本で英語のレッスンをしているときに知り合い、ご飯にいくようになった。好きなものややりたいことがはっきりしていてその道を進んでいるので、歳は離れているけれどつくづくしっかり者だなぁと思う。

待ち合わせ場所まで歩いているとどんどん雲行きが怪しくなってきて、最終的にはしっかり雨が。今日はさすがに使わないだろうと思っていたさっき買ったばかりの傘を、30分後にはタグ付きのまま使うことになっていた。

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ブランチセットがまだやっていたので、違うセットを頼みはんぶんこ。ちょこちょこいろんなものが食べられるって幸せですよね。習っているドイツ語でメニューをオーダーしてくれた彼女はまだ数ヶ月しか住んでいないはずなのに、どうやらベルリンライフをエンジョイしているらしく、もう在住数年経っているような雰囲気を醸し出していた。

ゆっくりした後は美術・画材専門店の〈Modulor〉へ連れて行ってもらった。規模的にはロフトや東急ハンズくらいの建物でびっくり。わたしは全くクリエイティブな人間ではないが、芸術を学んでいそうな学生たちに混ざりながら、このお店で素材や道具などいろんなものを漁っている時間は、自分もなんだか造り出せてしまうのではないか、とうっとり錯覚してしまうくらいわくわくしていた。

もう夕暮れ時には朝の快晴は姿を消し、ザーザー降り。ショッピングモールへ行ってうろうろしたり、スーパーマーケットで買い出ししたりして解散。

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帰ってきてからは、先ほどスーパーで購入した愛すべき低アルコールドリンク、ラドラーを飲みながらNetflixを開きゆっくり。お酒弱々な自分が飲み切れるお酒であることにびっくりする。

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