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#書き方

文章のみがき方(辰濃和男:著)②【ブックレビュー】

文章のみがき方(辰濃和男:著)②【ブックレビュー】

書き留めておきたい見出しが多く、長くなってしまったので、記事を二つに分けて紹介したい。

①はこちらから。

本書は、『朝日新聞』のコラム「天声人語」の元筆者である、辰濃和男氏による

文章のみがき方

出版社: 岩波新書
発売日: 2007/10/19(第一刷)

すでにブックレビューを書いた「文章の書き方」の姉妹編でもある。

①の記事では、目次にあるⅠ「基本的な事を、いくつか」、Ⅱ「さあ、書

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必ず書ける「3つが基本」の文章術【ブックレビュー】

必ず書ける「3つが基本」の文章術【ブックレビュー】

不思議なもので、どんなことも「3つ」と言われると、スルッと頭に入ってきたりするものだ。
覚えにくいものも「3つ」という呪文にかかれば、「なんか、覚えられそう」と安易に食いついてしまう。
実に単純なものである。

本書は、コラムニスト・毎日新聞客員編集委員である近藤勝重氏による

必ず書ける「3つが基本」の文章術

出版社: 幻冬舎新書
発売日: 2015/11/30(第一刷)

文章にはこの「3つ

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文章の書き方(辰濃和男:著)【ブックレビュー】

文章の書き方(辰濃和男:著)【ブックレビュー】

文章を書くとき。
自分の心の内をあけっぴろげにするような感覚になり、少し気恥ずかしい気持ちになるときがある。

日頃の生活のさまを文章に綴る。
その時その時に感じた、心のひだをつまびらかにし、言葉に表す。
自分の暮らしのよしなしごとから、自分のことを丸裸にして庭先に転がしてしまっているような感覚になる。

文章を書くには、その下準備が必要である、と痛感した。

本書は、『朝日新聞』のコラム「天声人

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