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感傷家
2023年10月12日 06:53
人里離れた地の、緑の茂る家路を一人辿っていた。空の綺麗な日だった。ぼんやり歩いていると、踏切を過ぎてすぐ、背後から無機質な音が断続的に聞こえ始め、頭の中に涼やかな音が一つ、鳴った。自傷を初めてしたあの夏の日のように、これに自分は救われる筈だという直感がし、また直後にそれは確信に変わった。縋りつくように振り返る。踏切の電灯が血の色に点滅していた。光っては消え、光っては消え……。私は磁石に引かれる鉄片
2023年10月10日 21:04
底なしの深淵苦しいのだ。逃げて、逃げて辿り着いたのはどこでもない場所だった。
2023年10月7日 10:31
永劫回帰―終わりなき悲劇
2023年10月4日 15:45
憧憬