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日常に必要なお金の知識④貯金ペースが分かる計算式(1)


前回までで、

・いつ必要か?
・どれだけ必要か?
・今どれだけ持っているのか?

がある程度見えてきたかと思います。

今回から3回に分けて、具体的に

・どれくらいのペースで、貯金する必要があるのか?
・今のペースなら、いくら貯まるのか?
・どれくらいのペースで、切り崩せるのか?

を計算式で出す方法をご紹介します。

今の預金は、将来いくらになるのか?

最初にご紹介するのは、いまの預金が「将来いくらになるのか?」を計算する式です。

例えば、
「いまNISAのつみたて投資枠に10万円分あり、年利5%で運用された場合に10年後はいくらになっているのか?」
という時に活用できます。

もちいるのは「終価係数」という値で、該当する年数と利率の枠になる数字を掛けるだけです。⇩

今回であれば、年利5%で10年なので「1.629」になります。
式:100,000x1.629=162,900円
これが10年後の額になります。

△年後に◯円必要な場合、今いくら預金があれば大丈夫か?

つぎは、「いつまでに、いくら必要」ということが決まっているけど、別の用途にもお金を使いたい場合に活躍する計算式です。

例えば、
「いま150万円の貯金があり、3年後に100万円の旅行へ行く予定がある場合。年利2%の運用することで、自由なお金は実際どれだけ残るのかが知りたい」
という時に活用できます。

もちいるのは「現価係数」という値で、該当する年数と利率の枠になる数字を掛けるだけです。⇩

今回であれば、年利2%で3年なので「0.942」になります。
式:1,000,000x0.942=942,000円
1,500,000-942,000=558,000円
これが自由にできる額になります。

気づかれた方もいるかも知れませんが、年利2%で運用できるのであれば、35年後に資産は倍になります。


毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。

たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。

これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。

ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。

それではまた

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