しあわせホテル

しあわせホテル/Well-Being Hotelとは、まち全体を一つの大きなホテルと考…

しあわせホテル

しあわせホテル/Well-Being Hotelとは、まち全体を一つの大きなホテルと考え、そのまちを舞台に新しい体験や意味を生み出す仲間たちの集いです。 対話を通じて、自分と、人と、世界とつながっていけるよう、感じていることや今ある思い、考えを伝えていきたいと思っています。

最近の記事

ツリーベンチの作り方、その1。

 こんにちは。西願です。  今日はツリーハウスならぬツリーベンチの作り方について考えたいと思います。  幸いなことに、私たちは戸建て住宅にすんでいて、外出を自粛しても、家の庭で遊ぶことが出来ました。庭には大きく育った椛の木があり、ブランコをつけるなど、子供達が小さな頃からお気に入りの遊び場の一つでした。そこで、長引く休校期間を利用して椛の上にツリーベンチをつくろうということになりました。  最初に決めたルールは、椛本体には傷をつけないこと。つまり釘やネジなどで直接椛に木

    • 在宅学習

      しあわせホテルの宇賀です。  自宅で私と共に「在宅」していた私立中学生の息子と公立小学生の娘が明日から登校することになる。  息子の方は私立だから学校側から様々な在宅プログラムの提供、例えばオンラインのホームルーム時間、教科毎の先生による動画配信、毎日6時間は時間をかけないとこなせない量の課題を学校へ毎日オンライン提出、フィリピン人とのオンライン英語レッスン、体育教師からの運動メニューに基づく毎日のランニングなど、「在宅学習」という新たな学習機会が息子にとってある種の成長をも

      • 時間と感度

        ここ10日ほど、急に仕事が(久しぶりに!)忙しくなり、しばらく忘れていたバタバタ感が戻ってました。いくつかある仕事のうちの不動産に関するものは、このコロナ禍の状況の中でも比較的動いている感じ。この経済の状況にあわせて土地を売りたい人、好機ととらえて買いたい人。そして、相続に関する問題は社会の状況にも関係なく発生してます。日本の資産の大きな部分を占める「不動産」の産業としての大きさを改めて感じてしまいます。 しかし、ふと気が付いてみると、この忙しさにかまけて、「コロナ休暇中」

        • オンライン会話で起こっていることの根っこにある「応答すること」と「沈黙との付き合い方」。

          しあわせホテルのかずです。 今日はだいぶ日常に浸透してきたオンラインでの会話について、自分なりに気付いたことをシェアしますね。 ここ最近、「ズーム疲れ」「オンライン疲れ」といったことを、自分の周りでもよく聞きます。こんな言葉で生まれてきているように、オンラインで話すことへの負の側面も、だいぶ出てきているようです。 上の記事にもある通り、非言語の手がかりを大切にしている人が、それを探そうと過集中することによって疲れると書いてます。画面越しに受け取れる情報は、普段のやり取り

        ツリーベンチの作り方、その1。

          アラフィフの手習い

          30代前半のころ、外資系のコンサルティング会社に勤めていたことがありました。今までの職歴の中で最もハードで、最も濃密な経験をさせていただいた職場でした。当時、一番お世話になった上司S氏にはしょっちゅう(といいますか、最初から最後まで!)ダメだしされてました(笑)。ある日、上場企業の経営課題(の一部ですが)を解決すべく数週間にわたって考え抜きましたが、どうにも突破口が見いだせません。そんな時、S氏がこんなアドバイス(=叱咤)をくれました。 「思考が堂々巡りしているのは、新しい情

          アラフィフの手習い

          在宅か都心か

          しあわせホテルの宇賀です。 〇僕の産業資本  在宅勤務を開始して3週間が経ち、現在借りている都心のオフィスが必要かどうか僕は検討してみることにした。  工場で働く場合は機械や土地建物、大量電力といった大掛かりな産業資本が必要だから工場に出勤せざるを得ない。  しかしオフィスで働く場合の「産業資本」って一体何だろう?  僕の設計事務所をケーススタディーとして考えてみる。  僕の事務所の産業資本は・・・、 ①パソコン ②コンピューターソフト ③コピー機・プリンター ④ネット環境

          在宅か都心か

          家庭内宅配サービス。

           こんにちは。西願です。  今日は家庭内宅配サービスのご紹介です。数年前に自宅を設計したのですが、家族との交渉の結果、幸いにも自分の仕事部屋をいただくことが出来ました。今回の在宅勤務でもあらためてその有り難みに感謝する日々ですが、先日小学生の長男が昼ご飯を宅配してくれました。  先日の宇賀さんの投稿ほどではないですが、自分の部屋も土足の玄関土間を経由しないとたどりつけない離れ小島となっており、ちょうどおなかがすいたと思った頃に、息子からのノックが。  窓から向かいのマン

          家庭内宅配サービス。

          こんな時だからこそ、対話しよう

          しあわせホテルのかずです。 今日はデンマークのフォルケホイスコーレでの体験をもとに対話をする場に参加して、改めて、対話をすることは大事だなぁと感じていて。 改めて今日の体験を言葉にしてみると。 声を出し合って、みんなの色んな価値観に触れている中で、ふと、自分の奥底にある大切なものに気付いて、触れてみる。そして、その大切なものに言葉にしてみて、あらためて眺め直す。 そうすると、その言葉の奥にある自分の願いや思いに気付かされて。その願いや思いが生まれる背景や体験が思い出さ

          こんな時だからこそ、対話しよう

          週休4日。

           こんにちは。しあわせホテルの西願(さいがん)と申します。コロナ禍でこれまでの日常が日常でなくなる中、日々の暮らしでおきた変化や考えたこと、感じたことを少しずつ書き留めていこうと思います。  自分は建築の設計を生業としているため、幸いなことに4月から比較的スムースに在宅勤務に入ることが出来ました。結果として普段は利用することのない地域のお店をお昼時に訪れることが増えてきました。そのうちのひとつのお店が働く親のために子供だけでも利用できるこども食堂を始めていました。そちらを何

          南極で花見をする男

          今までにいろいろな人と会ってきましたが、その中でもとびきりに面白かった人のひとりが極地建築家の村上祐資さん。世界中の様々な極地に赴いて、極限の生活を支える建物や生活の方法を模索している異色の建築家。南極やエベレストなどでの極地生活は延べ1000日超!最終ゴールは「月面基地の設計」というのだから夢がでかい!でも着実に結果も残してて、最近では火星移住をめざし数か月の間、閉鎖環境で生活する実験プロジェクトにアジア人で初めてに選ばれたりしてるけっこうすごい人。 https://www

          南極で花見をする男

          足もとの妄想で大冒険!

          しあわせホテルのかずです。 毎朝の散歩が日課になりつつありますが、 僕の癖として、ふと、立ち止まって、 足もとにある草花を見入ってしまいます。 もし、自分が虫と同じ大きさになったら、 世界はどんなふうに見えるんだろう。 もし、目の前の虫と会話できたら、 何を話して、どんな冒険が始まるんだろう、と。 この葉っぱに登るのは大変だなぁ。 この水滴に触ったらどうなるんだろう。 蜂がやってきたら、どこに隠れてやり過ごそう。 …みたいな妄想をするのが好きなんですよね

          足もとの妄想で大冒険!

          15秒通勤

           しあわせホテルの宇賀亮介です。  建築設計事務所を主宰していて、職場は赤坂、自宅は七里ヶ浜です。  本格的に在宅勤務を開始して今日で2週間が経ちました。  たまたま去年の11月から実験的に週1回、スタッフと共に在宅勤務を実施していたので今回のコロナ騒動への対処は比較的スムーズでした。  とはいえここまで本格的な在宅勤務は初めてだし、小中学生の子供も一日中一緒というのも初めてです。  在宅勤務という大きな生活の変化から気づいたことをつらつらと書きながら、これから間違いなく働き

          やっぱり世界は美しい

          しあわせホテルのかずです。 緊急事態宣言がでて、自宅で過ごす時間が長くなってきて、 朝のお散歩が習慣になってきています。 公園や川沿いを歩いていると、やはりこの時期はお花がきれいだなぁと。 普段は気に留めないような小さな花や、 この時期ならではの色とりどりの花を眺めていると、 やっぱり世界は美しいな。 いま、このときを生きるものすべてが、美しいな。 そんな風に思います。 きっと、どんなものであれ、その命を全うするものに対して、 人は「美しさ」を感じるのかも

          やっぱり世界は美しい

          「風呂上がりの牛乳」は永久に不滅です

          最近は時間ができたので、今年の初めから取り組んでいるサウナ関係の勉強をぼちぼちやってます。サウナの「ウェルネスアドバイザー」という最初の資格がおわったので、今はその上の「管理士」の資格に取り掛かっているところ。数千年続く「人間とお風呂」の歴史や健康(予防医学)の話はなかなかに奥が深く、『メシ・風呂・旅』をこよなく愛する者にとっては、さらにズブズブとこの世界の深みにはまっていきそうです…。 比較的簡単に取れる資格なので、こんな機会に挑戦してみるのもありかもです。毎日のお風呂が楽

          「風呂上がりの牛乳」は永久に不滅です

          塞翁が馬だらけ

          しあわせホテルのすーさんです。こんにちは。何だか今年は不思議な春を迎えてますが、皆さんお元気ですか?いろいろと心配事も多いけど、すこしこの環境を楽しめている自分もいたりして…ちょっと不思議な今日この頃です。しあわせホテルに関わりながら、私はここ5年くらい訪日外国人向けの宿泊業に携わっていたので、盆も正月もなく、だらだらと働いてました。3月に入ってからだんだんやることが無くなってきまして、突然の長い休みに入ったみたい。「こういう時間、すっかり無くしてたなぁ」とか思いながら、いろ

          塞翁が馬だらけ

          ふと、空を見上げてみると

          しあわせホテルのかずです。 今日は昨日より少し肌寒さがあるけど、それもまた気持ちいいですね。 春になりつつもあり、寒さも残っていて。 そんな自然の変化を感じると、 「あぁ、生きてるなぁ」 という気持ちが、なんというか、自然にこみあげてきます。 コロナ禍の中で、自宅で鬱々としちゃうときもあるけど、 ふと、空を見上げると、そこには空があって、 晴れていればあったかい太陽や流れる雲がみえて、 雨が降っていれば、そこに水の気配や匂いを感じられて。 鳥はいつも通りに

          ふと、空を見上げてみると