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詞▪詩

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2022年1月の記事一覧

詩◆エゴイスト

詩◆エゴイスト

愛と平和を歌うんだ
ボクはただのエゴイスト
キレイゴトだけ並べて
生きてたい 生きてたい

愛と平和を歌うんだ
たとえ それが  偽りでも
人は優しいキモチになれたら
誰もキズつけないんだ
なんてステキなんだ!
……そんなんぜってーにムリ
……ムリなんだよ 悲しいな

でも だから人間さ
それが人間ってやつさ
人なんて欲のカタマリ

ボクは今日もキレイゴト並べ
でも 欲のカタマリさ
キミの心に 入

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詩◆すこし ねむろう

詩◆すこし ねむろう

ボクはウソツキだ
悲しい程に ウソツキだ
詞人という名の ウソツキだ
いつわりの Love Song
気休めの Love Song
疲れたな
ああ しんど
ああ こわい こわい (※)
ねこの様に 背中 まるめ
愛しい あの人の歌 聴けば
ウソで とんがった心
まるくなる まるくなる
ああ しんど
ああ こわい こわい
愛しい人の歌 聴いて
すこし ねむろう
ウソツキな ボクを……
ゆるせねぇ よ

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詩◆なにもない町で

詩◆なにもない町で

僕の生まれた町
海から離れた 小高い場所でも
潮の香りがする風の吹く町
小さな町

どの景色を眺めても
痛みしか 思い出さない町
苦しくて もどかしくて
逃げたしたくて……だけど

なにもないこの町で
僕は育ち そして
なにもないこの町で
ずっと夢を見ていたんだ

―どの町も この町には変われない

2000年2月24日 UP

詩◆Loneliness

詩◆Loneliness

雨上がりの真夜中
目覚めれば 僕は 一人きり

よけいな想いが 頭をよぎって
いつまでも 離れないんだ

世界中の人の夢を
バラバラに 引き裂いて
メチャメチャに 繋げてしまいたい
僕の君への想いも 誰かに繋げてしまえ
そうしたら 自由になれる

広い広い 世界に
気がつけば 僕は一人きり

切ない想いが 心をしばって
いつまでも 苦しいんだ

世界中の人の夢を
バラバラに 引き裂いて
メチャメチ

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詩◆キミが刺さる

詩◆キミが刺さる

キミの視線が刺さる
どうして そんなにあたたかい眼差しなの?

キミの声が刺さる
どうして そんなに優しい声なの?

キミの言葉が刺さる
どうして そんなにボクの心を震わせるの?

キミが刺さる
キミが刺さる
ボクの胸に刺さる

……だけど キミの胸に
ボクは刺さらない

一方通行

詞◆ROMAN

詞◆ROMAN

儚き まばゆく 弱い 魂
人は いつも 争い 傷つけ合っている
何度 過ち 犯せば 目覚める?
終わりは 同じ 答えへと 導かれるのに

胸に描いた 平和への ロマン
求め 涙を越える 旅路へと

行くさ 遥か 遥か 遥か 遠く
痛み 抱いて 夢の大空へ
見えない  翼を 広げ
行くさ 遥か 遥か 遥か 遠く
想いの果てで 勝利を 見つけだす
その日まで Fly Away

キミの 笑顔 守る た

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詞◆SOUL

詞◆SOUL

疲れた足を止めて 見上げた空は
なんてキレイだろう 眩しくて
心が ギュって 凍てついた

ぼくは 誰なのだろう?
名前なんかじゃなくて
なんで ここに生まれ
生きているんだろう?

ぼくは ぼくを知りたい
当たり前に 過ぎる時間に
身を宿してるけど
何かが違うって 感情が叫んでる
ぼくは ぼくを知りたい
ぼくが 存在する意味を
ぼくが ぼくで いる為に

自分を探す事は 宇宙の不思議
探すことに

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詩◆ノイズ

詩◆ノイズ

世界はノイズで満ちていて
ゆっくり  眠ることすら出来ない

キミに好きと告げるだけで
響く  不協和音
二人  過ごす世界が
無人島だったら良かったのに

あなたの好きは  あなただけのもの
誰かと  競う必要も
誰かの  真似する必要も  ない

好きな人に  好きと  伝えたいだけ
誰にも  ジャマされたくは  ない
真似  されたくは  ない

好きな人を  支えたいだけ
ずっと  みつめ

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詩◆霧の中

詩◆霧の中

霧の中  いるみたい
あなたが  見えない

携帯電話を  握りしめたまま
寝ていた  私の手  ひどく  痺れてる……
それでも  まだ  離そうとせず
待ち受け画面  見つめてる

こんな私を  笑ってもいいよ
それでも  まだ  待ってる
あなただけ  待ってる

何も答えてくれない  あなたに
私は 何を  言えばいい?
何も  答えてくれない  あなたは
私の心  壊していく……

霧の

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詩◆ぐるぐる

詩◆ぐるぐる

ぼくらの人生描くなら
定規よりもコンパス
一直線に生きてる訳じゃないからね

朝と昼と夜  春と夏と秋と冬を
ぐるぐる  まわり歩いている
太陽も月も地球も
ぐるぐるまわる  まわり続ける
いつだってぼくは  キミにたどりつく

ぼくらの人生描くなら
定規よりもコンパス
一直線に生きてる訳じゃないからね

生と死と転生 花と虫と動物と人間
ぐるぐる  めぐりめぐってる
観覧車もメリーゴーランドも

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詩◆臆病者

詩◆臆病者

臆病なボクに 自信を下さい
信じられる 言葉を下さい
臆病なボクに 自信を下さい
その はにかんだ笑顔が
ボクに向けられたものだよと
教えてください

ボクはちっぽけだから
ボクは情けないから
ボクは頼りないから
ボクは泣き虫だから
ボクは……

臆病なボクが 誰かの特別になんて
大それた夢 抱えたのかも知れない
臆病なボクが キミみたいな人
好きになるべきじゃなかったのかな?

でも、ボクにとっ

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詩◆SKY

詩◆SKY

晴れた空は 大好きよ
でも 青空は 大嫌い
だって 切なすぎて
泣きたくなるんだもの

あの あおに 吸い込まれそう
心ごと 身体ごと……
そして 世界の大きさに
潰されて 消えていく

喜びも悲しみも あの青空には
全然 関係の無い事
なのに 私の心は いつも
あの空に 振り回されて……

晴れた空は 大好きよ
でも 青空は 大嫌い
だって 切なすぎて 
泣きたくなる……泣きたい

1999年5

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詩◆遠くにある夢

詩◆遠くにある夢

愛しいメロディが 聴こえないよ
ボクは今日もまた ウソを歌ってる

恋なんてひとつも してないくせに
愛しいとか切ないとか
いいかげん 止めにしたいけど

遠くにある夢がボクを縛って
空っぽの感情を 絞り出させる
遠くにある夢が やけに眩しい
そこに行きたくて
ボクはいつでも ウソツキになる

愛しいメロディは 何処にあるの?
ボクのタマシイは 何を 叫んでる?

不器用な 文字が
並んでくだけ

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詩◆渇望

詩◆渇望

眠れない 真夜中
何度めかの 寝返り
くぐもった視界に
ストライプのカーテン
チカチカ…目障りで
引き千切って開けた
狂気な月の夜

渇いた心が 悲鳴を上げてる
何かが足りない 何かが欲しいよ
渇いた心が 悲鳴を上げてる
足りないものは あなたのぬくもり

一人の体温じゃ あんまりに冷たい
あなたが足りない あなたが欲しいよ
一人きりのベッド あんまりに冷たい
あなたはもういない 狂気な月の夜

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