m.books!日記【6月ふり返り②】#06
毎年のことなのに、6月に夏至があったことに驚く。まだちゃんと夏が来ていないのに日が短くなっていく。ついこの間まで朝晩は寒くてハロゲンヒーターをつけたりしていたのに。自転車で仕事から帰るときライトを付けなくていいことに感激したばかりだったのに。もう秋になってしまう。梅雨もようやくはじまったところだというのに。夏が好きだ。自分の体質には暑さも湿気も合わないからすごく体調不良になるけど、夏が好きだ。わけもなく陽気な感じ。何かが起きそうな感じ。チャラチャラしてもゆるされる夏。東北人にとって夏は特別なのだ。この夏はたくさん※ピクニキャンを楽しみたい。だし(山形の夏野菜や薬味を混ぜた郷土料理)もそろそろ作りたい。その前に早く口内炎を治さなくちゃ。※ピクニックとデイキャンの間の造語。
押し入れを片付けていたら20数年前のプリクラの一部が出てきたので手帳に貼ってみた。短大まではずっとオンザマユだったのに、会社員になった途端前髪を少し伸ばして横分けにしてる私がいた。この頃はよく20代後半に間違われていた。大人っぽく見せようと頑張って、老けていたみたい。20代はドス黒い記憶が多い気がしてあまり思い出さないでいたけど、プリクラ中の私はそこそこ楽しくやっている感じの女の子だった。よかった。記憶ってどんどん曖昧になっていくし偏っていくからあの頃のリアルがもう正しく思い出せないけど、でもきっと自分で覚えてるよりそこそこいい人生を過ごしてたのかもしれないな、と思った。
twitterを見ていたら、そうだ、桜桃忌だったと思って押し入れから太宰関係の本を出して眺めてみた。しばし浸る。ついでに短大時代(日本文学科)の本も並べて、さらに次の間借り本屋で出そうか選択中の本も広げてみたら足の踏み場がなくなった。ニャアの大事なくつろぎスペース。ごめんよ。太宰は好きでも嫌いでもない。でもどうしても気になる存在。いつか自分なりの太宰めぐりをしたいと思っている。津軽、下曽我、お墓参りなど。
本はいったん広げだすと仕舞う気力がなくなる。いまだにそのまま。(とりあえず重ねて寄せてニャアのスペースは確保)
間借り本屋でお世話になっているセレクトショップへ行った帰り、何となく食べたくなって昔からある町のパン屋さんへよってフルーツパンを買う。普段は絶対に選ばない類のパンなのだけど、急に欲したのはマリトッツォが流行っているせいかもしれない。(このフルーツパンはそれとは全然違うけど。)口の中がマリトッツォになった状態で食べてしまったので失敗。(このパンはこのパンで素朴でとてもおいしいのですよ。)天然酵母のパン屋さんや食パン屋さんも好きだけど、こういう昔ながらの町のパン屋さんがいちばん楽しくて好きだ。自分で好きなパンをトレイに乗せていくあのスタイルも面白いよねぇ。
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