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直腸癌と診断されて ー恐怖には知識をー
近くのクリニックで受診した2日後、職場でもある大学病院の外科を受診した。
癌と診断されて、怖くて全く癌の情報も検索できずその日を迎えた。ただただ怖くて、一緒に診察を聞いてくれた友人に涙を流して「怖い」としか言えなかった。
初めて見る30代後半風の男性医師は、淡々と私の状態と病態について説明してくださった。医師が手書きで書いた大腸の絵の一部を指差しながら、「ここに癌があります。」そう言いながら、
直腸癌と診断されて ー願いも虚しくー
近くのクリニックで大腸内視鏡検査を受ける日、いつものように車で向かった。検査が終われば保育園と児童クラブへ3人の子どもたちを迎えに行き、そのまま柔道の稽古に連れて行かないといけなかったから。
検査では、鎮静剤を使うことを勧められたが、車の運転を控えていたため、鎮静剤なしで検査してもらうことにした。
初めての検査は、痛かった。
お腹の中を自分のものではないものがグルグルと移動している。よくSF
直腸癌と診断されて ー直感のままにー
大腸内視鏡検査を受ける1週間前、生理周期を登録しているアプリを見てみると検査日がちょうど生理開始予定日だった。1日くらい予定がずれることはあるので検査と生理が重ならなようにと祈りながらそれから1週間を過ごした。
検査日当日、(といっても深夜3時)、下腹部が重い感じがして、生理が始まったことに気づいた。
はぁ~っとため息が出る。
このまま検査を受けようか、別日に予約し直そうか悩みながら朝を迎え
直腸癌と診断されて ー受診のきっかけー
私がクリニックで大腸検査を受けるきっかけになったのが、便をしてトイレットペーパーで拭いたときに血がついていたことだった。生理でもないのに、なぜ?といつもはそのまま流していたが、その時は気になってトイレの中を見てみた。
便に小さな血の塊がいくつか埋まっている。
お腹が痛いわけでもない。
何だろう?
健康だけが取り柄の私だっただけに、この血便はちょっとしたショックだった。
けれど、それ以外に
直腸癌と診断されて ー癌と診断された時ー
2024年3月1日(金) 9:00 病院入院受付をしていた。
それは、近所のクリニックで大腸の内視鏡検査を受け、癌が見つかったから。
すぐに大学病院に紹介してもらい、大学病院消化管・内分泌外科を受診。癌だと改めて診断を受けた。その日のうちに採血、造影剤を使ったCT撮影、X線撮影、内科受診、歯科検査を受けて入院が決まった。
直腸癌
これが私に診断された病名だった。
近所のクリニックで「癌」
誰かの言葉に傷ついても
少し前の我が家の就寝前のお布団の中、いつものように子どもたちに「大好きだよ」と伝えていると、6歳の娘が私にこう言いました。
お母さんは可愛いよね。
でもね、私はブサイクなの。私がブサイクなのは分かってるよ。
その言葉に、一瞬、何が起こったのかわからないくらいの大きなショックを感じました。
どうしてこの子はこんなことを思うのだろうか。
自分のことを「ブサイク」だと本当に思っているのだろうか。
微分・積分を解く意味
私が進学先の高校を決めたのは、中学の同級生が誰も行かないから、という理由だった。
中学の頃のいい思い出はなかったから。
そんな想いで選んだ進学した先で、当然学ぶ目的も理由もなく過ごしていた私を、担任の先生はいつも心配そうに接していてくれていた。高校も休みがちになっていた私を下宿先まで様子を見に来てくれたり、私がそんな担任を疎ましく思っていたのに気づいていたのか、自分ではない他の先生と話をする機