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現場感覚と人とのつながりの大切さ

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が340日目のnote投稿です。

▼昨日、菊地選手のチャンネルにて、下記YouTube動画が公開されました!

私のこだわりやバドミントン選手の肩甲骨の動きがなぜ重要なのか、なども話しているので、興味ある方はぜひ!

実際に、毎朝やっているフォーゼロ体操でもこの考えから取り入れたり、ウォーミングアップのルーティンに活用するように実際の指導メニューに組み入れたりしているようなものです。
現場で指導にあたられている方のメニューづくりの参考にしていただけますと幸いです。

今日はそんな、現場での感覚と動き、について。

●教科書通りから「自分のもの」にする

昨日妻とも話をしていたのですが。
指導者の中には、「教えすぎる人」と「教えなさすぎる人」がいますよね。
それは、選手によって感覚が異なるのだとも思いますが、私も選手の反応によってどのような印象を持ってもらうか、は設定しているように思います。

その中でもお話ししていたのは、「教えなさすぎる人」の方です。

『いいね!』
『うまいじゃん!』
『その調子でもう一回!』

このようなポジティブなフィードバックは選手にとってモチベーションになるので、とてもいいとは思うのですが。
逆に言えば、もしこれだけで、具体的な技術指導にあまり踏み込まないのであれば、選手から「この人自分の何をみてそういっているのだろう」と懐疑的な想いを持ってしまうこともあるのだと思います。

本当にこの指導者は自分の変化に気づいているのだろうか。
何が「良いポイント」だと思って褒めているのだろうか。
そもそも、よくなくてもご機嫌取りのために声かけしているだけなのではないか。

このような想いが巡ってしまうこともあるかもしれません。
その際に、選手自身が考えること・やれることといえば、基本から応用の橋渡しの部分、いわゆる「自分ごと化」するところでの外部意見を求める、ということかと思います。

先の例で言えば、指導者に対して「私は〇〇をこうやって変えてみたんですが、コーチから見てどう感じましたか?」「自分の意識はこうだったんですが、そう見えましたかね?」などのように、自分の意識や考えを補完する、客観的側面を引き出すように、コーチの目を活用することがいいのだと思います。
そのためには、まず前提として選手が自分の動きやスキルに対しての言語化や考えを深める必要がありますし、テンプレートのような動きや教科書をただなぞるだけでは発出しない考えなのだと思います。

このような掛け合いを指導者と選手間でできると、より円滑に、より段階を細かく踏んで、お互いが成長できるのだと思います。

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●自分にない視点をどれだけ取り入れられるか

そして選手も指導者にも言えることだと思うのですが。
自分の目から見たものが全てだと思わずに、どれだけ自分ではない人の目から見た物事に対する感覚や考えを取り入れながら、自分の感覚や考えをアップデートできるか、がとても大切だと思います。

このように、時に目線を合わせるように振る舞ってみたり、自分にはなかった考え方であれば、一回行動を伴って真似してみたり、自分は違うと思っていたことをあえてやってみたり。
そうすると、自分の中で新たな発見が生まれることがあります。
そして、その人のフィルターで見た世界が垣間見えることがあるんですよね。
これは、他者と自分がつながることの大きなメリットだと思います。

自分の中に、どれくらい多くの人の視点や考え方の軸の引き出しを作ることができるか。
同時に、自分がその人たちの考え方に少しでも影響を与えられることは何か。

これらを考えていくと、自身の考えを素直に言葉にすることの大切さと、人と交流し、相手の考えと自分の意見をすり合わせたり、くみかわすことの重要性が見えてくるのだと思います。

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●人と人とのつながり

そんな現場での人のつながりのことを考えると。
具体的なところで、このお話が思い浮かびます。

先程、以前記事にもした▲ 私の尊敬する先輩の整形外科医、石井先生からメッセージが公式にも個人的にもきました。
300万円目標のクラウドファンディングを2週間で達成されています。すごいとしか言いようがない。

しかも、その支援者の方々を見ると、この業界の著名人の方ばかり。
書籍をバンバン出されている教授や、この方の論文にお世話になったなというような有名な研究者の方、現場でバリバリ指導されている方など、とても幅広い面々でした。

そんな石井先生の現場の動き方や感覚、返信してくださったメッセージの内容に感銘を受けたので、こちらにも。一部引用させていただきます。

クラウドファンディングは単なる資金集めではなく、「人と人とをつなげる優れた社会システム」であると思いました。

その道のプロであり論文としても、ラボベースから現場ベースまで網羅して行っている石井先生がこのように感じている、というのを目の当たりにして、この方に自身の研究のベースや選手との関わり方の基盤を教えていただいたことに誇りを持ちました。

今後も応援していきたいなと思います。
アプリがリリースされましたら、野球だけでなく、バドミントンや他のスポーツでもどう応用ができるか、について僭越ながら意見交換ができるよう、私も知見を集めておきたいと思います。

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今日はここまで。340日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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今後とも引き続き楽しく頑張ります!

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
  ●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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