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2018年9月の記事一覧
世界中で始まった“可処分精神”の奪い合い | 前田裕二
SHOWROOMを率いる前田裕二さんの連載「仮想ライブ文化創造試論 ―“n”中心の体験設計―」。第2回では、エンターテインメントビジネスが〈モノ〉や〈コト〉の消費から、〈ヒト〉が中心となる可処分精神の争奪戦へと至るまでの変遷を追いかけながら、大陸系ライブサービスと従来型のテレビの中間に位置するSHOWROOM独自のメディア戦略について語り合います。(構成:長谷川リョー)
前田裕二『仮想ライブ文化
学習説はどこまで説明ができたのか | 井上明人
ゲーム研究者の井上明人さんが、〈遊び〉の原理の追求から〈ゲーム〉という概念の本質を問う「中心をもたない、現象としてのゲームについて」。ゲームの定義として最有力である「学習説」は、「ゲームという現象」を完全に説明するには至りません。中世の天動説的ともいえる学習説の合理性・説明性の高さを前提に、複数の動的システムの相互関係に基づいた、地動説的な仮説の構築を試みます。
井上明人『中心をもたない、現象と
お申込み締切は本日9月14日(金)まで! 『PLANETS vol.10』先行予約を受付中です
本日9月14日(金)23:59までのお申込み限定で、宇野常寛 責任編集の雑誌『PLANETS vol.10』先行予約を受け付けています。まだの方はぜひご予約ください!
先行予約でお申込みいただくと、
(1)一般発売よりも早く、書籍を出荷します!
書店・Amazonでの発売は10月初旬予定ですが、こちらの期間中にご予約いただくと、9月25日(火)〜27日(木)頃に出荷を致します。(通常、出荷から
宇野常寛『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』第五回 吉本隆明とハイ・イメージのゆくえ(4)【金曜日配信】
本誌編集長・宇野常寛による連載『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』。戦後中流的な核家族による〈対幻想〉は共同幻想に飲み込まれ、糸井重里的な「モノへの回帰」による〈自己幻想〉の更新も無効化される、「自立」の思想はいかにして可能か。吉本隆明が重視しなかった〈兄弟/姉妹的な対幻想〉にその端緒を探ります。(初出:『小説トリッパー』 2018 夏号 2018年 6/25 号 )
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中東とゲームの関係、中東に本当に廃課金ユーザーは多いのか? | 鷹鳥屋明
鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。中東でもゲームは大人気の娯楽。スマホのアプリゲームに多くの人がお金と時間を投じているほか、90年代の日本の名作RPGを強く意識した国産ゲームも開発されているようです。知られざる中東のゲームカルチャーについてレポートします。
鷹鳥屋明「中東で一番有名な日本人」
第13回 中東とゲームの関係、中東に本当に廃課金ユーザーは多いのか?
今年の日本の夏も大変暑
宇野常寛『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』第五回 吉本隆明とハイ・イメージのゆくえ(3)【金曜日配信】
本誌編集長・宇野常寛による連載『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』。情報社会化の進行にともなう人々の共同幻想への依存、その処方箋のひとつに糸井重里の「ほぼ日」があります。「モノからコトへ」の時代に、あえてモノに回帰することで自立を促す。糸井が提案する洗練されたスタイルの意味と射程について考えます。
(初出:『小説トリッパー』 2018 夏号 2018年 6/25 号 )
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森田真功「関与するものの論理 村上龍と20-21世紀」 第2回『オールド・テロリスト』と『希望の国のエクソダス』をめぐって(1)
批評家の森田真功さんが、小説家・村上龍の作品を読み解く『関与するものの論理 村上龍と20-21世紀』。2015年刊行の長編小説『オールド・テロリスト』の舞台は、『希望の国のエクソダス』(2002)の19年後の日本です。00年代と10年代、少年と老人、建国とテロリズム――対象的な主題を扱うこの2作品に共通しているのは、週刊誌・ワイドショー的な想像力が成立させている共同体への、強烈な否定でした。
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