ワケジマ トモコ

瀬戸内在住。暮らしの中の好きなもの、気になることを綴ります☆ ライティングライフプロジ…

ワケジマ トモコ

瀬戸内在住。暮らしの中の好きなもの、気になることを綴ります☆ ライティングライフプロジェクト・ファシリテーター

最近の記事

重なる暮らし  447

重陽の節句って陽が重なるって書くんだな… 夏至は陽「極まる」っていうけど、陽「重なる」のはどうなるんだろう? 重なった方が暑そうじゃない? っていうか、ゾロ目、みんな好きだよなぁ… だから「一年で最も縁起がよく、不吉な日」なんて言われるんだろうか… なんてどうでもよさそうなことをぼんやり思う。 普段自分たちが暮らす街と違う街に来ると、実は朝や夕方の時間がとても楽しい、というか興味深い。 この街は、この街の方々はどんな風に1日を閉じていくんだろうって。 昼間の「活動」や「

    • 暑さを越えていけ  446

      外で元気な子どもの声がする。 「あ、そうか日曜日か…」ってやっと曜日を思い出す。 「おばぁちゃーん!」なんて聞こえてくると「あ…敬老の日も近いんだっけ?」なんて芋づる式な反応だけど…。 この間、道に座り込んでいる年配の男性を見かけたので声をかけた。 人によっては「うっせえこのヤロー」みたいなことを言う人もいるので、声をかける時もまぁまぁ腹づもりが必要なタイプだったのだけど、いざ必要な場面になるとそういうことはさっぱり浮かんでこない。 「結局、悩めるってヒマってことなのよ

      • なくなったリズム  445

        「あれ?もう通り過ぎたっけ?  いや、まだギリギリ岡山だし…」 なんて思いながら高速を大阪方面へ向かって走っている。 「る」って書けてるってことは… そう、わたしは助手席で景色を眺め、時々歌い、サービスエリアでおまけにもらったお菓子をかじっている。 そんなお気楽なドライブの最中に「そろそろじゃない?」なんて待ち構えていたのは…リズム。 リズムって何かというと、時々道路で色んな注意喚起のために用意されている、走ると「ゴトゴト」と音を立てる凸凹のことなのだけど。 岡山か

        • 履いたばかりの靴下を脱ぎたくなったときに気づいたこと  444

          秋が始まったと思ったのに、なんだか室内の温度計は朝から30度表示だし、「猛暑に気をつけて」なんて言われると「台風の後は一段ずつ涼しくなるってやつ、どこ行ったの?」なんて真顔で天気予報に質問してしまうのだけど。 そんな今朝、パジャマから着替える時にはいた靴下を朝ごはんの後どうにもガマンできずに脱いだ。 途端に息を始める肌、開かれる足指。 でも、包んではあっただろうけどぴっちりキチキチの靴下でもなかったんだから、この開放感は大袈裟では?なんて自分でも思うのだけど、やっぱりどう

        重なる暮らし  447

          「パンダに学べ」と勧められた秋  443

          本当に自分は自分のことがわかってないなぁ…と改めてわかった日。 鮮烈だったので書いておく。 背骨はしなやかで柔らかく動ける方がいいとは昨今よく耳にするようになってきたこと。 確かに、自分の背骨は柔らかくはないと自覚はしていたから、そうなるべく背骨周辺をほぐすとか、そうなるような使い方に目を向けてきたし、以前より違う背中になってきたように思っていた。 そんな「改善されている途中」と思っていた自分で参加した骨の講座でのこと。 「トモちゃん!背中丸くしてって言ってるのにそれ

          「パンダに学べ」と勧められた秋  443

          「ただ転がれる」ことの中身とは…  442

          今朝は台所じゃないところで朝ごはんを食べようと思いつき、朝ごはんセットを持って直接陽の当たらない窓際にやってきた。 朝晩の温度が急に下がるようになってきたけれど、やっぱり朝日が直接当たる所に行くと昼間の温度のことを想像するには十分な暑さがあったりする。 隣では猫が転がっていて、寝顔を見ていると 「こんな風にただ転がってていいんだよなー」 なんて当たり前のことを思い出す。 そういえば昨日のTwitterで、畳の部屋で正座して夏休みの宿題を頑張るも行き詰まったのか、頭を抱え

          「ただ転がれる」ことの中身とは…  442

          声の聞き方、聞き分け方  441

          今朝、まだ通勤・通学の人が動き出す前のタイミングでどこからかずっと同じ音が聞こえていた。 何か高めの機械音?なんていう感じの音で「うちの送風機かな?」と確認してみるも…違う。 音のする方に進んで玄関まで来たのはいいが、そこに電気ものは無い。 でも音は続いている。 「リーーーーー」というか「ピーーーーー」というか…そう、ずっと続いている。 「ご近所さんの何かの機械のエラー音?」なんて思いながら、耳を澄ますもよくわからない。 網戸越しにお外見学中の猫に「まさか…」とうっすら

          声の聞き方、聞き分け方  441

          油断していた、ドーラの破壊力  440

          猫の食欲が上がってきたことでわかる秋の到来。 お店にはあっという間に栗やかぼちゃの「秋味」がズラッと並び、これを「旬」とか「季節感」とかいうのもちょっと…気持ちも頭も追いつかなくなってきた。 先週の金曜ロードショーで放映されていた「天空の城ラピュタ」。 オンタイムで放映は見ていないけれど、SNSではその登場人物やセリフから作品にまつわるお話まで賑やかに展開されていた。 その中にドーラのイラストを描ていた方がいたのだけど、そのドーラが吹き出しで言うのだ 「だてに女を50

          油断していた、ドーラの破壊力  440

          折り目をつけてあげること  439

          予想されていたような台風ではなかったとはいえ、台風は台風だったようで…。 青空で日中暑かったけれど、風や空気にはしっかり「秋」の存在を感じられた1日となり、台風の「秋を連れてくる」お仕事は成されたようだった。 最近聞いた身体の話に「折り目をつけてあげる」という言葉があった。 別に身体を折りたたむとかそういう話じゃなくて。 本当はそういう機能があるのに長い間うまく使えていなかったり、その存在を忘れていたり(わたしの尾骨のように…)した時、「またその機能を使うことに決めたから

          折り目をつけてあげること  439

          「慣れない」喜び  438

          台風も気づけば通り過ぎていて、もわっとする外気と共にうっすら青い空が戻ってきた8月最後の日。 学生だったら「うぁぁぁ!」(←いろんな意味で)みたいな気持ちだったんだろうけど、なんせ今では月をまたいでも年をまたいでも「え?地続きでしょ?」みたいなもんで、せいぜい「来月の引き落とし額、口座残高だけはしっかり確認」みたいなことだけチラッと頭の隅っこに存在させているような感じだったりする。 学校に行きだしたり、新しい何かを始めたりして生活の「間取り」というか「形」、タイムスケジュ

          「慣れない」喜び  438

          台風と傘から見る「自分への期待」  437

          地図上ではまだ台風はやってきてないのだけど、もう通り過ぎた気になるほど穏やかな夜の始まり。 今日の昼間はお天気の隙間を見計らって買物に出たはずが、すんごい雨降りにあい郵便局は閉まってるは、傘がニュースで見るような風にあおられて反対にバッサーっとなるのを初体験するはでなかなか盛りだくさんだった。 ちなみに傘はバッサーっとなったのにちゃんと元に戻ってくれて「なんて賢いんだ!日本のビニール傘はっ!」と大いに褒め称えたりしていた。 「なんであんなに風が強いのに傘をさそうとするん

          台風と傘から見る「自分への期待」  437

          どうにもスルーできない「矢印の向き」の話   436

          ジリジリと台風モードに突入し始めた本日の瀬戸内。 とはいえ、うちの島では強い雨はほぼなくて、降ったり止んだりの雨と休み休みの強めの風が吹いた一日だった。 それでも一応「台風モード」なので、最近見たことのない30度を下回る気温に 「え…涼しい」 なんて言いだす自分の感覚に「いい加減さ」以上の何かを感じて苦笑いする。 でも、この夏は朝の台所が30度を下回るスタートがなかったんだよなーと思うと、その反応も仕方ないよと思っちゃうけれど。 そんな台風に、ここ数日どうにも消えない疑問

          どうにもスルーできない「矢印の向き」の話   436

          人と車と機嫌と読書  435

          昨日、夕方になってから車のスモールランプが切れていることに気づいた。 普段、旦那さんと一緒に乗る時でも「ライトチェックするから後から乗るねー」みたいなことはまぁしないし、自分ひとりで乗る時なんてもっとしない。 それが、昨日たまたま日が暮れてから友人宅を出ることになり、見送ってもらう際旦那さんが運転する車を外から見ていたら、たまたま「スモール切れてる!」と気づけた。 ホントにラッキーだった…こんなことなかったらホントに気づかない。 で、こういうの知ってしまったらそのままに

          人と車と機嫌と読書  435

          やってる人の言葉のチカラ  434

          随分前から「運動は大事」なんて耳にタコだったし、「筋トレ」とか「ジョギング」なんかはメジャーになっているからか、やっている人を見かけても珍しくなくなってきた。 昔は部活で走ってる子がそれ以外の時間も練習しててすごい…とか、大会やホノルル目指してるような人が朝に晩に走っている…みたいな印象だったけれど。 「お散歩」から始まり「ウォーキング」に「ランニング」、強度の強いのを目指す人は「トレイルラン」かな?みんな競歩はやらないのか?なんてどうでもいいことも浮かんでくるけれど…。

          やってる人の言葉のチカラ  434

          夏の終わりに車の話  433

          今日から新学期のところもあるようで…。 油断していたら、あっという間に「切り替え期間」がやってきている。 外はまだまだ暑いし、空だっていい感じに夏っぽいし…なんて目には映るのだけど、きっと海に入れば水の温度だったりその時の風だったり、はたまたくらげの数だったりで夏の初めの「それ」とはちょっと違うってことが体感として伝わってくると思う。 これだけ世の中「夏」だったのに、これだけ海が近いのに… 今年の夏も海に行かなかったことに今頃気づく。 気づくなんていうとマイルドだけど、人

          夏の終わりに車の話  433

          盲点!揚げ漬けへのこだわり  432

          今日は観念して揚げ漬けを作った。 まぁ「観念した」のは「揚げるという行為を行うこと」に、なのだけど。 考えてみたら、他の揚げ物に比べてすんごいハードルは低い…はず。 漬け汁を事前に煮切って冷ましておくことも、手間といえば手間だけど… おそらくそれは自分の中でハードルになっていない。 じゃあ、何がそんなに腰を重くするのか…? あまりにも重すぎて自分でも謎なのだけど、揚げ漬けを作る前の鈍さたるや「千と千尋」に出てくるオクサレ様的だったりする。 衣もつけなくていいし、温度だって

          盲点!揚げ漬けへのこだわり  432