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人と車と機嫌と読書  435

昨日、夕方になってから車のスモールランプが切れていることに気づいた。

普段、旦那さんと一緒に乗る時でも「ライトチェックするから後から乗るねー」みたいなことはまぁしないし、自分ひとりで乗る時なんてもっとしない。

それが、昨日たまたま日が暮れてから友人宅を出ることになり、見送ってもらう際旦那さんが運転する車を外から見ていたら、たまたま「スモール切れてる!」と気づけた。
ホントにラッキーだった…こんなことなかったらホントに気づかない。


で、こういうの知ってしまったらそのままにできない…というか時間が経つと気になり続けてなんだかこっちが消耗しちゃうし、オイル交換やタイヤのことも気になっていたので「このタイミングを逃すな!」と早速今日、オートバックスへ行ってきた。

自分が車に乗るまでは「オートバックスが何か」も知らなかったんだから、経験とは尊いものだ…。
そういえば中村玉緒さんはスタバの親戚かなんかと思ってたんだったっけ?

さておき、車に関するものがたくさんのお店だから、素人にとっては「何?これどうやって使うの?」みたいなものから、最近は「ここはアウトドアショプか?」みたいなグッズの展示も増えていて、ホームセンターと雑貨屋さんの間感もなんだか興味深い。

後部座席でも大きな画面で動画が見られるタブレットを展示している模擬座席の近くを「わたしこれ買うー!」なんて盛り上がりながら指さしている小さな女の子。その手をひく若いお母さんは「ホント!買う買うー!」なんて一緒に元気に答えながら、彼女を連れてさっさとお店を出て行った。
流れるようなキレのいい動作に勝手にシビれていた。

スーパーにはスーパーの、洋服屋さんには洋服屋さんの、宝石屋さんには宝石屋さんのそれぞれ「人」のパターンがあるんだろうけれど、そういう意味ではこういう車関係のお店もそのひとつで、店員さんもお客さんもなんだか興味をそそられる。

特に店員さんだと「お仕事だから当たり前」じゃなくて、「この人、車ホントに好きなんだろうなー」っていう人に担当してもらうと、こちらが勝手にうれしくなっちゃうし。

お客さんでも、小さな赤ちゃんをひとりで連れてきているパパだったりすると、勝手に妄想が広がる。
「お仕事お休みなんだろな…」とか「俺、子供ちゃん連れて行ってくるわ…」みたいな会話があったりとか…なんて。
…ご本人にしてみたらいい迷惑だな、これ。
その人が作業完了の車を受け取ってお店を出て行く時、チャイルドシートに座る赤ちゃんに手を振る作業スタッフさんだったり。

仕事のやりとりだけじゃないものを垣間見られるって、うれしくなる。


そんなことを言いながら、実は待ち時間に本を読むのもはかどっていいじゃないか…ということを最近発見したりして。

しかも、ここでいいのは物語じゃなくてお勉強もの。
なんでそのジャンルがこの場所に相性がいいのかはわからないけれど、お勉強ものの読書は本当にはかどる。
スルッと頭に入る感じがいい。

「場所のおかげ?んー、修理したり整えてくれる場所だから?」とも思うけど、店内はヴィレッジバンガードもびっくりするほどいろんな音楽が重低音で鳴り響いているし、そっちが気になると読書どころじゃないけれど…わたしにはなんかいい。

普段見られないような高さに自分の車が上げられている姿を見るだけで「おぉー」なんて盛り上がれるなんてチョロいもんだろうけど、それもいいのだ。
どこでもうれしがって勝手に機嫌が良くなるって、もはや健康法じゃんと思っている。

スコールみたいな雨にホコリも流してもらって(?)台風の風に乾かしてもらって(?)車の中も外も整った(気になった)!
…って、明日からは台風の雨風を浴びることになるけれど、それもそれでいいんだよねーなんて風に吹かれている夜だった。




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