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コーチの若狭(わかさま)が、感じたことを綴ります。
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#コーチング

【けもの道のコーチング】目標は・・・

【けもの道のコーチング】目標は・・・

 2024年8月に亡くなった高石友也さんのWebサイトを見ていました。
 心理学者の河合隼雄さんが寄稿されていました。

 コーチングに限らず普段の生活の中で誰でも、つい「より先へ」「より上へ」とあおってしまいがちです。
 「一番になれないのならオンリーワンへ」とか。

 これは少し違うかな。
 「将来を心配しないのが子供」
 「将来を心配するのが大人」

 子供は無条件の信頼を置いて、「なんとか

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【けもの道のコーチング】サポートする気持ち

【けもの道のコーチング】サポートする気持ち

 新聞に岩手県盛岡市のリンゴ農家のクマ対策についての取材記事が載っていました。

 これは、相談するときによくあることです。コーチングでも。
 二者を「相談を受ける人」「クライアント」とします。
 つまり、問題発生から順に

 ・うまくいかないことが起こった。
 ・何とかしたい。
 ・クライアントは相談を受ける人に相談する。
 ・相談を受ける人は、誠心誠意を込めて「問題点」「対処の仕方」を指摘する

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【けもの道のコーチング】人に相談するハードルってけっこう高い

【けもの道のコーチング】人に相談するハードルってけっこう高い

 コーチングを受ける時、テーマ設定が一番大事です。

  「自分の何をどうしたいのか?」

 これを確定するところからはじめたい。
 というか、コーチングでは、まずここからはじめます。

 でもその前段階に大きな壁があります。
 次のようなことが壁になって、あたりさわりのないテーマにしてしまうものです。

 安心して相談できると感じる人が見当たらない。わからない。

 弁護士さん、税理士さん、場合

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【けもの道のコーチング】コーチングの悩みの大半はコミュニケーション

【けもの道のコーチング】コーチングの悩みの大半はコミュニケーション

 コーチングの悩みの大半はコミュニケーションです。
 さらに、普通に話そうとしても強く跳ね返され、自尊心を満たすために執着され、自分の領域に侵入されてしまって安全な場所がないと感じてしまう悩みがテーマとしては多いようです。
 「安全・安心を感じる場所が侵食される」というのは、本能的に重要な危機と感じます。反発心、恐怖から、無力感に変わっていくので、「困った」という声を上げることが多くなりがちです。

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【けもの道のコーチング】コーチング世界の常識

【けもの道のコーチング】コーチング世界の常識

 コーチングを受けて役立つ結果とするために。
 コーチング世界の常識です。
 理想論ではなく、一人一人を尊重する社会の常識です。
 人が力を発揮しやすい人間関係を当然のこととして、テーマが達成できるよう進めるのがコーチングです。

●[クライアントは]自分の身体、心、人生は、自分のもの。
 ※ただし、自分はこれらの管理責任者でもある。やりたいことをやって、上手に使って、長持ちするよう、調整する監督

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「けもの道のコーチング」出発点の確認

「けもの道のコーチング」出発点の確認

(このnoteは全文無料です)
 コーチングは「目標達成のためのもの」と、常識、定理のように言われ、教えられ、念押しされてきました。
 もちろん、コーチングは目標を持っている人をサポートできます。障害者ランナーの伴走者のように。
 コーチングはそのためのものだとしても、「コーチングができる人」はコーチング以外の場面でも活躍の場があります。
 目標を考えられる環境にいない人に自分が望むものに向き合っ

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コーチングは、人が当たり前に持っている権利を使うサポートをするだけ。でもだからこそ。

 やりたいことに気づいて、考えて、調べて、決めて、行動して、成功しても失敗しても結果を手にするのは、一人一人が生まれた時から当たり前に持っている権利。「自然権」と考えていい。
 コーチングは、それをサポートするだけのこと。

話し相手に自分にふさわしいコーチの連絡先を登録しておきましょう

話し相手に自分にふさわしいコーチの連絡先を登録しておきましょう

 以下を全部書いてから、この1行目を書いています。
 コーチングを学ぶときにこういうことを教えてほしかったし、
 こういうコーチと出会いたかった。
 という、私が求めているコーチのはなしでした。

 ポジティブな気持ちで、明るい「目標」に向かって取り組むコーチングもいい。それは、コーチング本来の姿だろう。
 でも、人はそんなタイプばかりではない。
 ネガティブであっても、感情の種を集めて、小さな火

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コーチ的なお節介の心得

コーチ的なお節介の心得

ラジオを聴いていたら、大阪で活動されている団体の方が話をされていました。

お節介士について:日本エルダーライフ協会
http://elder-life.org/osekkai.html

介護の業界のお話ですが、「お節介になりましょう」というお誘いでした。無料の研修もあるそうで。
詳細は、リンク先をご覧ください。

お互いに他者を尊重する社会づくりのために、いろいろな人にコーチになってもらいたい

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