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コーチ的なお節介の心得

ラジオを聴いていたら、大阪で活動されている団体の方が話をされていました。

お節介士について:日本エルダーライフ協会
http://elder-life.org/osekkai.html

介護の業界のお話ですが、「お節介になりましょう」というお誘いでした。無料の研修もあるそうで。
詳細は、リンク先をご覧ください。

お節介士心得 十箇条
(注意書き)
お節介士は、介護する人の話に耳を傾け、相手に必要と思われる情報を提供して明るいケアライフのために手助けすることを目的としています。
自らの意見を押し付けたり、自分の信じる考え方に誘導したりしてはなりません。
また、お節介の範疇を超えた専門的な相談業務やケアプランの作成、有料のコンサルタント業務などを行うことも禁止します。
まずは、きっかけをつくり、声をかけて孤立を防ぐこと、そして適切に専門の窓口へと導くことを目指してください。

お節介士について:日本エルダーライフ協会 http://elder-life.org/osekkai.html

お互いに他者を尊重する社会づくりのために、いろいろな人にコーチになってもらいたいと考えています。
でも、高額のコーチングトレーニングはお勧めできないなあ、もっと簡易的にできることで、一番大事な核のことをお伝えするにはどうしたらいいかと、ずっと考えていました。
引用した注意書きは介護の世界の「お節介」のはなしですが、
一部読み替えたら私がコーチとしてお伝えしたいことでした。

用語を替えて表します。

コーチ的なお節介の心得
コーチは、相手の話に耳を傾け、相手に必要と思われる情報を提供して、明るい自分の人生づくりのために手助けすることを目的としています。
自らの意見を押し付けたり、自分の信じる考え方に誘導したりしてはなりません。
また、お節介の範疇を超えた専門的な目的、目標、キャリアプランなどの作成、有料の契約をさせること目的にお節介することを禁止します。
まずは、きっかけをつくり、声をかけて孤立を防ぐこと、そして適切に専門の窓口へと導くことを目指してください。

コーチングを学びたいという人は、「導きたい」という人がかなりの割合で含まれます。
「自分の経験を役立てたい」から、「自分の経験を語って、その通りにさせたい。正しいことだから」の発想になる方もいます。

「お節介」が大事なのです。
「ちょっと話して、考えを整理して心を落ち着かせたい」
と思ったときに、思い出してもらえる人になっていただきたいのです。

このときに、あなたの経験が役に立つこともあるでしょう。
でもそれは、あなたが考えた結論に向かって相手が行動をはじめることではありません。

大事なのは、
・あなたの意見を相手に聞かせる場にしてはいけない。
・あなたを納得させようと相手がしなければならないとしたら、それは失敗。

を、心にとどめておいてください。

うまくいかなかったとき、相手を責める捨て台詞を言いたくなりますが、
その「話を聴かせてもらう場」は、誰のための場でしょうか。

「役に立った」と判断するのは、相手です。あなたではありません。
あなたに達成感は不要です。
もし、達成感を求めるなら、『自分のために』自分の目標に向かって取り組んでください。

※注意
「あなたが考えた結論に向かって相手が行動をはじめることではありません。」
と書きましたが、わかっていただけないことがあります。

逆の立場を想像してください。
「それをやめてください。意味がないから」と言っても受け入れていただけないことでしょう。
あなたが提案して相手が受け入れてくれない状況は同じことです。
どうするのが一番いいのか、よく考えてください。

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