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ヴィジュアル系における白塗り文化について 〜その4:中世ヨーロッパ〜
白塗り文化の起源について、西洋伝統の部分はヴィジュアル系においては絶対に外せない要素の一つでしょう。
一部では耽美系と呼ばれる、とことんまで美を追求する中世ヨーロッパの装いを模した絢爛な装い。
そこに見られる白塗りは、前述のピエロやコープスペイントのそれとは異なり、純粋に美と富の象徴として肌を白くするもの。その辺りが起源であることは明白でしょう。
今回は耽美でゴシックな世界の話をします♰
元来、
ヴィジュアル系における白塗り文化について 〜その3:歌舞伎〜
その1,その2ではピエロ、コープスペイントと海外由来の白塗りについて考察してきましたが、その3では日本発祥という所に目を向けたいと思います。
日本の白塗りといえば歌舞伎。顔を白く塗りたくり、派手なメイクを施し舞台に立ち、キャラクターを演じる。
ここだけ聞くとヴィジュアル系バンドのライブのことを言っているようにも聞こえます。
即ちヴィジュアル系の白塗りの元祖は歌舞伎なんじゃないか?と思わされてもおか
ヴィジュアル系における白塗り文化について 〜その2:コープスペイント〜
その1ではピエロ(バンドではない)のメイクからの流れの白塗りの話をしましたが、もう一つの白塗りの起源はコープスペイントからの流れが強い、と推測します。
こちらは何十年も前から音楽シーン、とりわけブラックメタルやエクストリームメタルの界隈で一般的だった見せ方で、 白い肌に黒い隈取、バンドによってはそこに血糊や白黒以外の色味も組み合わせ、悪魔や死体などの邪悪や不敬なニュアンスを視覚的に表したものであ
ヴィジュアル系における白塗り文化について 〜その1:ピエロ〜
Twitter(現:X)で見かけた、ヴィジュアル系における白塗り文化の源流を辿る話について。
化粧をすることがシーンにいるアイデンティティの一つであるヴィジュアル系の中で、通常の女性用の化粧の度合いから更に逸脱し、ドーランなどで皮膚の肌色の部分を真っ白に塗りたくる、通称「白塗り」。
今やヴィジュアル系内のサブジャンルの系統を問わず一般的になってきているこの化粧の手法ですが、その白塗りに込められた
都会の夕暮れ/ノベルティ
本日ご紹介の音源はこちら。
名古屋の新生、ノベルティによる5曲入りの配信EP。
2月に初ライブを迎えたばかりだが、音源としては既に2作目となります。
Vo.沢尻優さんのご好意で聴かせていただきました。
https://linkco.re/A7se2NEQ?lang=ja
1.「urban dusk」
バイエルのような軽やかなピアノの音から、無機質な打ち込みサウンドへ。けれどふんわりとした柔らかい
東京アジテーション5/gaizao
本日ご紹介の音源はこちら。
都内を中心に活動する、Vo.江戸川長一郎氏のソロプロジェクトgaizao。
代名詞とも言えるタイトルが冠された作品として通算5作目となる本作は、豪華パッケージの特装盤、シンプルな装丁の玄人盤、配信限定の電脳盤の3タイプにてリリース。
1.「ガムテープ」
辛辣すぎる言葉とタイトルでもある「ガムテープ」の連呼。のっけから飛び道具で攻めてきたなと思わされつつも、エモーショナ
「遺作。」/即ち性。
本日ご紹介の音源はこちら。
2月に解体した病葉〜わくらば〜のボーカル、翼氏が以前に組んでいたバンド、即ち性。の残された楽曲2曲をゲストアーティストを迎え、ここへ来て待望の音源化。
翼さんのご好意で聴かせていただきました。
1.「桜月」
ジャンル分けとしてはレトロ系、昭和歌謡系に属するであろうメランコリーさ、哀愁が全面に押し出されたミドルテンポの楽曲。
特筆すべきは男女のツインボーカル。翼氏のヴィ
オムニバスCD第2弾「NO VISUAL, NO LIFE〜IDIOSYNCRASY〜」の制作を終えて。
僕が監修を務めさせていただいたオムニバスCD「NO VISUAL, NO LIFE〜IDIOSYNCRASY〜」、昨日10月1日に無事リリースすることができました。
通販や店頭でご購入いただいた方はもう聴いていただけたのかなと思います。
是非twitter等でのご感想お待ちしております。
まだの方は是非以下から。
https://norunoru.thebase.in
思えば2年前、色々なヴィ
地方のヴィジュアル系バンド2022【中四国編】
東京や大阪、名古屋といった日本の主要都市から離れ、所謂"地方"を拠点に活動しているヴィジュアル系バンド。
そんな"地方"にて活動しているヴィジュアル系バンド(ヴィジュアル系と親和性の高いバンドも含めております)を記事にまとめた記事の5地方目。今回は西日本のキーとなる地方である中国・四国地方のバンドたちです。
【Z CLEAR】Vo.AKIRA
Gt.みやこ
Gt.トミー・ソウマ
Ba.こーいち
地方のヴィジュアル系バンド2022【北陸・甲信越編】
東京や大阪、名古屋といった日本の主要都市から離れ、所謂"地方"を拠点に活動しているヴィジュアル系バンド。
地元の活性化のため、ひいてはヴィジュアルシーン全体の活性化のため、必要不可欠な"地元バンド"という存在を、インターネットの普及により遠方の情報も容易に手に入れることができるようになった今、是非追いかけていただきたくここにご紹介します。
第3弾は新潟、長野、金沢、石川、福井といった北陸・甲信越で
地方のヴィジュアル系バンド2022【東北編】
東京や大阪、名古屋といった日本の主要都市から離れ、所謂"地方"を拠点に活動しているヴィジュアル系バンド。
地元の活性化のため、ひいてはヴィジュアルシーン全体の活性化のため、必要不可欠な"地元バンド"という存在を、インターネットの普及により遠方の情報も容易に手に入れることができるようになった今、是非追いかけていただきたくここにご紹介します。
昨日の北海道に引き続き本日は青森、岩手、秋田、宮城、山形、
地方のヴィジュアル系バンド2022【北海道編】
みなさんこんにちは。ヴィジュアル博士のるです。
noteの更新は約半年ぶり。文章を書くことからしばし遠ざかってしまっており、これではいけない、と勢いで筆を取りました(パソコンなのでキーボードですけど)。
そんな久々の記事は、"地方のヴィジュアル系バンドについて"です。
きっかけはとあるバンドの、「地方のバンドが減っている」という発言。
確かに自分がまだ若かった頃、ヴィジュアル系バンドのイベントツ