モーニングルーティン
1R6畳半の無機質な四角の中は、纏わりつくようなエアコンの空気が満ちていた。ニトリで買った安物の布団セットは、朝方窓から漏れる冷気に耐えられず、役割を放棄しがちだった。のそのそと枕元に置いてあるiPhoneに手を伸ばし、暗い部屋には不釣り合いな煌々とした画面で時間も確認する。まだ起きるには早く、二度寝するには物足りないことに少し気分が落ち込むが、寝起きのぼんやりとした頭ではそのことまで理解できていないのかもしれない。手癖で開いてしまったTwitterのTLには、深夜にぽつりぽ