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『翔んで埼玉』は池袋で観るべし!!

お世話になります。てっぺいです。

何かと話題の映画『翔んで埼玉』をシネマサンシャイン池袋で観てきました。
そして、都内近郊に住む方ならこの映画は絶対に“池袋”で観た方が良いと感じましたので、今回はオススメする理由を語ります。

『翔んで埼玉』は、魔夜峰央の人気漫画を実写化し、埼玉県民が東京都民から虐げられている架空?の世界を舞台に、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)と、埼玉出身の転校生・麻実麗(GACKT)が惹かれ合いながら埼玉県民の解放に命をかけていくというぶっ飛んだストーリーのギャグコメディー映画です。

劇中では、
“埼玉県を中心に、首都圏との関係性について自虐的に語られるあるあるネタ”が語られていきます。
具体的な地名や固有名詞で嘯かれるそのあるあるは、あまりにニッチで、
評価されれば世界中で観られることもある映画という映像表現にも関わらず、知らない奴はおいてくぜという強気なスタンスに終始しています。
ミネソタ州出身者はもちろん、東海出身者でも、なんだったら同じ東日本の東北出身者でもピンとこないであろう超ローカルネタがふんだんに、というか全編通して、詰め込まれています。


ちなみに僕は東京都練馬区上石神井という地域で育ちました。
僕の実家は、最寄駅は西武新宿線ですが自転車だと吉祥寺駅まで10分という場所で、東京の人間に『地元どこ?」と聞かれた時は「吉祥寺らへん!」と見栄をはり、逆に、地方出身の人に「東京出身なんだ!都会だね!」と言われたら「いやしょせん練馬区は田舎ですから」と謎の謙遜したり、を使い分けてました。

これは上石神井の人間なら10割がやってるあるあるです。

それにつけ、なぜか遊ぶ友人は練馬区大泉学園周辺に多かったこともあり西武池袋線にも馴染みがあり、秩父や所沢から埼玉県民を輸送する西武線と並走しながら青春を過ごしてきました。

なので、『翔んで埼玉』に出てくるネタはそもそも共感しやい背景もありましたが、埼玉に一切ゆかりがないという人でもこの映画をより楽しめる場所があります。

狭隘な「暗黙の了解」と「共通認識」で構成された奇特なこの映画が、都内で最も通用する、そう、池袋です。
池袋は西武線だけでなく東北線や高崎線もあり、埼玉県からのアクセスが良い立地が影響してか「池袋で石を投げると埼玉県民に当たる」とも言われるほど埼玉県人が多い街です。

つまり、池袋はこの映画の主軸でもある「東京と埼玉の関係性」を象徴する場所であり、この映画における聖地なのです。

実際、僕が観た回もきっと埼玉県民と周辺地域の観客が多かったのでしょう、劇場では相当マニアックなローカルネタにも爆笑が起こり、エンドロール後には会場から割れんばかりの拍手喝采が起こるほどで、海がないはずの埼玉県民が起こした感動の波にすっかり飲み込まれた様子でした。

池袋で観たことによりこの作品を真に体験出来た気がします。

せっかく上映中の映画なので『ロッキーホラーショー』や『マッドマックス』の応援上映さながらに埼玉県の匂いを感じながらの鑑賞を強く強くオススメします。

とりあえず、『翔んで埼玉』をまだ見てない都民は急いで池袋に翔んでください。

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