昭和初期生まれ“めちゃくちゃ系父“のエピソードを小説風連載にしたものです。
家族が被った数々のネタを書き残しておこうと、昨年よりnoteで始めてみました。
80%実話で、20%…
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#創作大賞2023
フミオ劇場 9話『嵐の新婚生活』(義妹 純子の回想)
【少し時代は遡ります。フミオが堺から追い出される前、フミオの弟と結婚した京都のお嬢さん、純子の話です】
「三男坊さんぇ」
純子は母親から
責任の重い長男でなく、次男か三男へ嫁がせたい。由紀男さんは三男やし兄嫁さんも2人いてはるからアンタも心強いでしょう
そう諭され素直に安心した。
トントン拍子に話は進み、三度目に会ったとき
「すぐ上の兄貴がうちへ来てるいうから、紹介するわ
フミオ劇場 16話『オッさん不倫逃避行』
「ワシがおらんかったら『私、生きていけない』て言われたんやぞ。そんな奴をほっとけるか?」
フミオが娘に
不倫を問い詰められた時の言葉だ。
「パパの様子がおかしいんよ。女やと思うわ」
母から電話があったのが数日前。
樹里は大阪市内で一人暮らし中。実家の様子が分からずとにかく驚いた。
だが、今ひとつピンと来ない。
フミオは【飲む・打つ・買う】なら【打つ】専門。
下戸だから、