ベランダのラベンダー

お花と暖かい陽気が好きです。エッセイや物語書いています。

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ベランダのラベンダーのエッセイ

こんにちは。初めまして。 ベランダのラベンダーと申します。 基本的な挨拶と名前のあとはどう切り出せばいいのかわかりませんが、 エッセイ的なものを書きたいと思い始めてみました。 実は以前にもnoteのアカウントを作っていたのですが、明確な理由がないまま始めてやり方もいまいち掴めないまま放置して結局なにもせずに退会をしてしまいました。 そして昨日ふとあることがきっかけでエッセイを書きたいと体がムズムズしました。 私が好きなエッセイストさんの代表作品を見ていたときのことです。

    • とても久しぶりに

      何気なく始めたnoteの存在をふと思い出した。 頭の中に浮かんでいる話をばーーっとどこかに書きたくて、どこがいいかなと悩んだ時にnoteが咄嗟に出てきた。 何故だかわからないけど、みんなやってるし誰かが見てくれるかもという思いがあった。 なんとなーくだけど小説も書いてみたいと思っている。

      • 車から覗く景色

        私は車通勤をしている。 朝は仕事に行くモードになっており感情が上げ下げしているせいか、運転に集中しながらも頭の中では仕事のことばかり考えている。 しかし、帰りは仕事が終わったひと安心感から気が抜けて、窓の外の景色をついつい見てしまうようになった。 もちろん事故をしないように注視はしているが 少し顔を横へ向けると今までに見たことのない景色がある。 田舎の方なので自然が多いのだが、 右を見ると、山のすぐそばに建てられた地上よりは高いところにあるおうち、縁側は解放され、こ

        • 命の水

          小学生の時に下校途中、家までの距離が長いので途中どうしても喉が乾いてしまい、通りすがりのお店の方にお願いしてお水を飲ませてもらうことがよくあった。 喫茶店、時計屋さん、お米屋さん、水道屋さん、ガソリンスタンドなどなど 街の様々なお店に友達と行ってはお水をもらってカラカラに乾いた喉を潤していた。 この、水をもらう風習がいつからできたのか分からないが、当時は夏場でも飲み物を学校へ持参することができなかったのもあったり、学校から家まで2kmという小学生からしたらまぁまぁな距離あ

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          天上界にあった大学

          私が通っていた大学は比較的長い登り坂が続く高い位置にあった。 付近はお店も何もなかったが、民家は比較的点在していた。 周りは自然も多く、キャンパス自体は開けているがこじんまりとしていて散歩には打って付けの環境だった。そのためかよく犬の散歩をしている方も見受けられた。 一方で下にくだっていった街のことは「下界」と呼ばれていた。 つまり大学があるところはその反対の「天上」ということになる。 天上界にいるわたしたちって一体…。 と思いながら友人と苦笑していた。 「下界」と呼ば

          天上界にあった大学

          ブログを始めたきっかけとお弁当箱

          日常的な事柄やその時に感じたことをメインに記しているブログがあるのだが、いつから書き続けているのか、始めたのはどういうきっかけだったのかを思い返してみた。 これまでに複数のブログサイトを転々としてきたのだが、今残っているものでアメーバブログで1番最初に書いた記事が2011年の9月だった。 これが最古だと思っていたのだが、それより少し前、別のブログサイトでブログを開設していたことをふと思い出した。 大学に入ってから寮生活を始めたが、なんだかブログを書いて自分の生活を発信し

          ブログを始めたきっかけとお弁当箱

          ニュース番組を見るために早起きをしていた大学時代

          大学に入ってからあることがきっかけで早起き生活が始まった。 それは朝のニュース番組ZIP!を見るためだ。 大学ではさわやかキャンパスライフを送りたいと思っていた私は、たまたま朝にZIP!を見ていた。 さわやかなアナウンサーさんたちが有益な情報やポップカルチャーを楽しく伝えてくれたりしているのを見てとんでもなく活力をもらった。 映像のまとまりも綺麗で清涼な感じが伝わってきて印象がかなりよかった。 通常朝のニュース番組は6時前から放送開始が多いが、私は番組の始まりから最

          ニュース番組を見るために早起きをしていた大学時代

          ストレートヘアに憧れて

          私は生まれつきの天然パーマだ。 生まれつきと言っても、小学1〜2年生くらいまでは普通の直毛だったのだが、だんだんと何故かクルクルの髪の毛になっていった。 父親も天然パーマで祖父も天然パーマなので完全に遺伝だ。 しかしながら三人きょうだいで私だけが天然パーマとして生まれてきた。 これがいわゆる天命というやつだ。 私は毛量も多くボリュームもかなりあった。 天然パーマのせいでからかわれることがしばしばあってその度に傷ついたり、泣いたり正直散々だった。 仲の良い友達にもなかなか

          ストレートヘアに憧れて

          コインラインドリーが好きな話

          みなさんはコインランドリーは好きですか? 私は好きです。 待ち時間に別の場所に出られる方も多いですが、私は中で待つのが好きです。 時間がゆるやかに流れている感じとか、洗濯機が回っている少しの振動に揺られ、心地よくなってしまいます。 Wi-Fiとか漫画とかあったら居座る人も多そうですね。 最近近所に新しくコインランドリーができてのでそちらに行ってみようかな。

          コインラインドリーが好きな話

          トイレに行きたいけど言えなかった小学生時代

          小学1年生だか2年生の時、算数の授業中に猛烈にトイレに行きたくなった。 しかしながらその時私は先生に言うことができずに、というか授業中に「トイレに行きたいです!」という選択肢がその時はまだ考えることができず、ピークに達してしまった挙句その場で泣き出してしまった。 当然先生は驚いた様子で心配をしてきて、そのまま私は一旦落ち着くために教室の外へ出された。 こっそりトイレに行き、限界に達していた用をたすことに成功した私は清々しい顔で先生の元へ戻ってきた。教室内に戻ると授業の内容

          トイレに行きたいけど言えなかった小学生時代

          会社のロッカーの鍵を失くす

          以前会社の個人ロッカーの鍵を無くしたことがあった。その日は仕事が終わってから急いで帰らないといけなくてパーカーの前に付いてるポケットに入れて、走って帰った。 その次の日、朝いつものように身支度をしていた。 私は鍵を持っていくのを忘れるのを防ぐため鍵をちゃんと持っているかを確認してから家を出るのだがどこを探してもない。 カバンの中、いつも着て行っている上着のポケットの中、前日着ていた服の中、車の中、ありとあらゆる場所を探したが全く見当たらなかった。 そうこうしているうちに

          会社のロッカーの鍵を失くす

          授業中シーンとしている時に大声をだしたらどうなるだろうかというあれ

          シーンと静まり返っている授業中に、今ここで「アッ!!」とか言って大きな声を出したらどうなるかと考えたことは一回ぐらいないだろうか。 私もよくなっていたのだが、言いたい衝動がピークを超えそうになると本当に喉から出そうになるところまで到達してしまうので必死で気持ちを落ち着かせることに切り替えた。 大声もそうだが、私がよく考えていたのはここで前に出て踊り出したらみんなはどんな反応をとるのだろうかというしょうもない思いつきだ。 これは本当にやり出しそうになるからみんな気をつけた

          授業中シーンとしている時に大声をだしたらどうなるだろうかというあれ

          宗教勧誘された話

          大学最終学年の頃、授業が終わり帰ろうとしたら1組の夫婦に話しかけられた。 奥さんのほうは日本人、旦那さんは韓国人だった。 「授業の帰り?」「なんの勉強をしているの?」と聞かれ、私は第二外国語で韓国語を履修していたこともあり、韓国人の旦那さんに興味を持たれた。そしてその場で韓国語での会話が始まるという妙な展開が繰り広げられた。 こういう咄嗟の場面になると全くもって習った言葉が出ずにただの相槌をうつ人間になってしまった。 40分くらい立ち話をしただろうか。そのまますぐ帰ればよ

          雨の日に傘を壊す子

          中学1年生の時によく一緒に下校する友達がいた。 部活が一緒で仲良くなり、部活がある日もない日もよく一緒に帰っていた。 その子は雨の日になるといつも傘を自分で壊していた。 ビニール傘をよく使っていたのだが、強風と大雨で骨がビニールから外れてしまうことが多く、「壊れてしまったからもういいや」の感覚で自分で地面に打ちつけて壊していたのだ。 はたから見たら何をそんなにヤケクソになっているんだというぐらい無心で硬い地面に打ちつけていた。 ビニール傘はコンビニで300円くらいで売っ

          雨の日に傘を壊す子

          腐った牛乳とグラノーラ

          腐敗してしまった牛乳でみなさんはグラノーラを食べたことがあるだろうか。普通はないだろう。 これは大学生時代、一人暮らしをしていたときの話。お腹が空いてフルーツグラノーラを食べようとしたのだが冷蔵庫にあった牛乳が少しばかしか賞味期限が過ぎており、それでも私は「まぁ数日しか過ぎてないしいけるでしょ」という軽いノリでフルーツグラノーラが入った皿になみなみと注いだ。 私は少々賞味期限が過ぎていても味見していけそうだったら普通に使う人間で、これまで何度か調理後にやっぱりやめとけばよ

          腐った牛乳とグラノーラ

          母の中学生時代の話

          これはうちの母が中学生時代の話なので40年以上前の話なのだが、当時母はことあるごとに親戚に頼まれて日当数千円で近くの温泉施設で店番をしていた。 他に従業員はおらず中学生の母1人に店番を任せるのもすごい話なのだが昔はこれが普通だったのだろう。 温泉といっても矢継ぎ早に人がくるような感じではなく、バスに乗ってやってくる団体さん1組を出迎えてお茶を出し、ボイラー室に行ってお湯の温度を調整したりするのが母の仕事である。それ以外は受付に座って宿題をしていたそうだ。 お昼になると給

          母の中学生時代の話