塩胡椒

ツイッターで書ききれなかった文章などを書きます

塩胡椒

ツイッターで書ききれなかった文章などを書きます

最近の記事

4月の日記

3月に引き続き日記です。 【後輩ができた!】 今の会社に転職して1年半。初めての後輩ができました。 小学校のクラスで同級生に算数の計算プリントを教えていた頃から早20年あまり。大学時代も塾や家庭教師やピアノレッスンやら、色々な「先生」を経験したし、前職でも色んな人に仕事を教えてきた。そんなところで、教えるという行為にはそれなりの自負を持っている。 入社した頃わたし自身が戸惑ったことをなるべく体系的に伝えたいと思って、どんな順番で何を伝えるべきか、日々楽しい試行錯誤を繰り返

    • 3月の日記

      定期更新が苦手なので月イチ日記更新を目標にしてみようかな、という思いつき。 善は急げということで、やってみます。 【断捨離ドラゴン】 引越しの時、単身者向けパックで引越し予約したんですね。そしたら荷物が単身者向けパック二つ分になってしまって。 さらに恐ろしいのが、単身者パック×2に荷物を詰め込む前に、すでに2回も車で荷物を運んでいたこと。 つまりわたしの荷物は一般的な単身者の二倍〜三倍あるということで…… 荷物の異常な多さを改めて実感したので、断捨離を始めました。 1日1

      • お引越し記録

        引っ越しました! これまでに何度か引越しを経験しているはずなのに、あまり記憶がなくて勿体無かったな……と思い、今回は引越しのためにやったことを記録していた。 結局参考になるような情報はなく、ただの日記になってしまったが折角なので記録しておこうとおもいます。 引越し概要・都内。A区→B市 ・一人暮らし→二人暮らし。 ・大きな荷物はヤマト運輸「わたしの引越し」、残りは実家の車を出動してもらい自力で移動の予定。 引越し記録敵(引越し)の全容を知る 1月4日 ◆服の整理 これか

        • 先生へ

           中高時代の恩師が亡くなったという連絡を受けたのは深夜、わたしが友人との通話でくだらない話をしている時だった。告別式が行われた日のは3日も前だったらしい。その日から今までの三日間わたしは先生のいない世の中を過ごしていたんだと、記憶という土壌から欠片がこぼれ落ちるような気持ちになった。LINEで知らせを受けた私は、友達の話を聞いて笑いながら「ご冥福をお祈りします」という文字列をぼんやり眺めて、思い出しておかなくちゃとぼんやり思った。なので思い出したことを書いておく。  中学一

        4月の日記

          ことばのこと

          ひょんなきっかけで訪れた舞台が素晴らしくて、観劇後の感動を携えて昼下がりのHUBに駆け込み、ギネスビールをちびちびやりながらnoteに感想を書き殴ったことがあった。(前の記事です)そうしたら、その投稿をご覧になった脚本家の方からコメントをいただいた。 わたしの文章に力をもらった、と。 今日は、起き抜けにそのコメントを見てから、綺麗な石を掌で温める子供のように、そのことばをじっくり眺めては嬉しい心を温める1日だった。 褒められたくて生きているわけでも、賞賛されたくて努力してい

          ことばのこと

          TAAC「人生が、はじまらない」観劇記録

          ※感想!というより、自分の気づきと感動の記録です。 TAAC「人生が、はじまらない」 8月6日の昼公演を観ました。 役者の方もインタビューの中で仰っていたけれど、作品の中には明確な答えがなかったり、思っていても最後まで言わなかったりする「あー…」「いや…」「うーん」みたいなセリフが多くて、(※パンフレットの最後に台本が全部掲載されていて、台本でもそうなんだと思ったり)その場面は役者の芝居に全てが委ねられている。そういうところの役者さんがみんなものすごく良かった。 主人公の

          TAAC「人生が、はじまらない」観劇記録

          読書記録2021

          もう2022年も6分の1が終わろうというタイミングですが、2021年に読んだ本を記録しておこうと思います。 コロナ禍もあったからとは思うけれど、思い返すとけっこう読んだな! 引っ越してからやっと住民票をうつした(ズボラ人間)ので、地元の図書館に行けるようになったのも大きかった。 (作者・訳者:敬称略) ダルタニャン物語 ・三銃士(角川文庫)訳:竹村猛 ・ダルタニャン物語(復刊ドットコム)訳:鈴木力衛 ・ダルタニャン物語(講談社版)訳:鈴木力衛  ※こちらはちょこちょこ補完

          読書記録2021

          『ゴールデンカムイ』の”恐怖”と向き合った話

          ※まず先に断っておくと、ゴールデンカムイのことを悪く言う記事ではありません。 たくさんの友人やフォロワーから「ゴールデンカムイを読め」とかなり強めに言われていた。 私の趣味を知り尽くしている友人が異口同音に薦めるので、ぜったいに好きだろうなと思って、アニメの方を観てみることにした。 しかし、めちゃくちゃに怖い。 わたしは漫画の一気読みがかなり苦手な一方、アニメの一気見はかなり得意(得意って何だ)で、わりとライトにアニメを流して、1日で何話も観続ける、みたいなことをよくす

          『ゴールデンカムイ』の”恐怖”と向き合った話

          やってみたいこと2022

          誕生日です。 27になりました。 ずっとなんとなく若者のつもりでいたのだが、もう立派なアラサーである。 過去と現在と未来が地続きであることにいつも自覚的でいるのは、なかなか難しいことですね。 歴史を見るときも、同じことを思う。 さて。 年が明けたとか誕生日だからとか、そういう節目で気負いすぎると長続きしないのですが、どこにも記録していないと多分完全に忘れるので、妄想程度に書いておこう、という感じの抱負です。 「自分の発言にはできるかぎり誠実でいよう」とつねに思っているのです

          やってみたいこと2022

          嬉しかった事2021

          2021年にちょこちょこ書き溜めていた「嬉しかった事」貯金をまとめました。 ===== めちゃくちゃ溜まって部屋を圧迫していた資源ごみをまとめて捨てられたこと 冷凍してあった魚無事消費できたこと 貰ってきた蒸し器で蒸した小松菜が美味しい 推しの舞台の幕が無事上がりそうなこと なくしたカードが出てきた!本当に嬉しい  友達と通話したりオンラインゲームしたりして楽しかった 三連休ピアスへの怯えだけで無為に過ごしそうだったけど楽しく過ごせた ゴミ捨てに成功し久々にシン

          嬉しかった事2021

          珠玉じゃなくていい

          漠然と、全てを求めていた。 「いつかは自分の作品を世に轟かせたい」「"一世を風靡“という言葉が似合うようなことをしてやりたい」と、本気で思っていた。本気で思って、対する己の小ささや無力さとの乖離を嘆いたり苦しんだりしていた。 一方で、広い世の中には轟かない、小さな優しい世界たちのことを慈しむふりをして、こころのどこか、すみっこで、もしや軽蔑してはいなかったか。 これまでの己を振り返った時、わたしはそれが少し不安になる。 好きな音楽、好きな国、好きな舞台。 好きな服、好きな時

          珠玉じゃなくていい

          My Favorite Things②

          好きなもののお話、その2。 前回は、わたしが「俳優を推し、出演作品づたいに新しい俳優が好きになる」という""永久輪廻""に取り込まれたところで疲れ果ててしまった。 俳優推し永久輪廻の前にも色々な出会いがあったので、(またその部分も別のオタク活動と不可分に結びついてくるのだが…)なんとかまとめてみようと思う。できるかな~。 ・歴史小説 本の虫だったわたしが、読書という行為そのものの意味について疑問を持つようになったのは、たしか大学時代だったと思う。 大学の図書館にある莫大な

          My Favorite Things②

          My Favorite Things ①

          私には、好きなものがかなり多い。 そして、わたしの好きなものたちは不思議なところで繋がったり絡みあったりして、今の私の人格や考え方に影響を与えていると思う。 一度、客観的に己のルーツを遡ってみたいなと思い立ったので、これまでわたしの人生に少なからず影響を与えてきたと思われる「好きなもの」を羅列してみる。 特にオチのない自分語りです。 ◆幼稚園 ・ポケットモンスター 多分、人生最初に好きになった作品だと思う。幼稚園から、たぶん小学4年生くらいまで、アニメとゲームにハマってい

          My Favorite Things ①

          映画「仮面の男」感想(ネタバレだらけ)

          ワクチンの2回目接種翌日の副反応に備え、今日はダラダラして映画を観るぞと決めていたので、フレッシュネスバーガーをウーバーしつつ満を持して映画「仮面の男」を観ました。 面白かった!ので、観ながら騒いでいた感想を備忘録的にまとめたよ。 原作小説『ダルタニャン物語』のオタクなので、原作への言及がかなりあります。 ***** ストーリー展開は原作と大きく違うのに、原作のエッセンスが生きているシナリオだった。 「考え方の違いやそれぞれの守るものの違いによって政治的な立場を異にする

          映画「仮面の男」感想(ネタバレだらけ)

          Emily

          エミリーは私が小学四年生の秋、私の家にやってきた。 犬種はシェルティ。夏に一度静岡まで会いに行って、秋に引き取りに行った。本が大好きだった私は、エミリーがやってくるまでの2ヶ月間、「犬の飼い方」だとか「シェルティの習性」だとかそういう本を、ページを覚えるくらいまで何度も何度も読んだ。胸の内のはち切れそうなワクワクを飼い慣らす方法がそれしかなかったんだと思う。 名前に特に意味は無い。メアリーとエミリーで迷ってエミリーになった。当時の私は多分、外国の名前の綺麗な犬を飼っている女の