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話題の就活や転職活動にすぐに役に立つあなたの「絶対」価値観と性格診断を中心に、「あ、こんなこと聞けたらいいな」を中心にバーチャル部員であるあなたのご相談にお答えする「あなただけの人事部長のお部屋」です。(https://hp.valuefinder.jp

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    転職、就活、昇進・昇格や時には「残業したくない時にサクッと見る」を中心にサラリーパーソンにすぐに役立つコンテンツをご紹介します

最近の記事

「ビンボー耐性」を手にする。

ある日のこと、私は親戚の家族と食事をするために自分の車で一緒に彼らと出かけたことがあります。その時の私は、特段意識することもなくいつものように「ただ近いし便利だから」という理由で、目的地近くのとあるデパートの地下駐車場に車を停めたのですが、そのことで親戚からひどく文句を言われた記憶があります。 ちなみに、その時の「文句」とというのは次のようなものです。 「わが家では、デパートの駐車場にはクルマを停めないんだ。停めたら最後、どうしてもデパートの店内に入ることになるだろう。そ

    • いつお辞めいただいても構いません!

      ここしばらくは、どれだけ「ジョブ型」の導入が進んだところで「外資型」のような「あなたのポジション(仕事)が無くなったので」と言う理由で「クビ!」になることはないでしょう。もっとも、それに向かって時計の針は着実に時を刻み始めていることだけは、忘れてはいけません。 その一方で「外資型」において一般的であるように、職務記述書の水準に達していない「あなた」には、会社からこれまで以上に厳しい業績改善が求められることになるでしょう。 具体的には「個別の業績改善計画」にもとづき、上司とあ

      • 「居場所探し」症候群

        東京・田町に「港区立男女平等参画センター」、別名「リーブラ」という公共施設があります。 そこにはいわゆる「定年本」や、年金など老後関連の今や絶版になった「私が生まれた頃に出版された老後の本」なんかも揃っています。いかにも公共図書館らしくて、個人的には好きな場所の一つと言えます。 何よりここは、そもそも「男女共同参画」を謳っている公共施設ですから「女性」のための老後、定年関係の書籍が並んでいるのが、他と違う大きな特色の一つです。 言うまでもなく私自身は男性ですので、やはり

        • 「下駄の雪」に出会った。

          人は馬鹿にされていろ、だ。 踏まれても、踏まれても、ついていきます下駄の雪。 田中角栄元総理は酒を飲むとしばしば「下駄の雪」を口ずさんだ。 雪深い新潟の人々にとって「下駄の雪」は我慢の象徴だ。 悪口を言われる。馬鹿にされる。しかしそれは人間社会 で当たり前の光景であり、いちいち怒ってみるのもバカら しいことである。 「腹の中では煮えくり返ることもある。しかし自分が権力 闘争の先頭に立つわけにはいかんでしょう。我慢することが大切」 角栄はそう語っている。(田中角栄・10

        「ビンボー耐性」を手にする。

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          自分のお金と人生から「できる限りのことを得る」には

          近年評判となった『DIE WITH ZERO』ビル・パーキンス著ですが、邦題は『人生が豊かになりすぎる究極のルール』ダイヤモンド社刊)となっていますが、「英文の原書」での副題は”Getting All You Can from Your Money and Your Life”です。 つまり「自分のお金と人生から、できる限りのことを得る」ということですが、問題は「それをどうやって手にするのか」となります。 作品ではたとえば『老後資金を必要以上に増やそうと働き続けると、何か

          自分のお金と人生から「できる限りのことを得る」には

          「恋をしよう。いくつになってもあたたかい気持ちがほしい」に出会った。

          これは『心も体も!さびないジジイは今日も行く』(石井勝利著・明日香出版社)という定年本での一節です。ちなみに著者の石井さんは今年85歳の現役バリバリの投資家の方なのだそうで、いたるところにその「現役感」が滲み出ています。 ”80歳になって、「恋を語る」ジジイ。色ぼけか? という声も聞こえそうです。 ただね、20歳のころの自分と、80歳のころの自分は「別人」じゃないんです。 若い人は不思議に思うかもしれないけれど、そういうもの。 何も変わらないのです。” ちなみに本書で私が

          「恋をしよう。いくつになってもあたたかい気持ちがほしい」に出会った。

          「ハイブリッド型」雇用制度について

          日本企業における「ジョブ型」の導入事例では、よくその対象者を「管理職のみ」であるとか、「入社後一定期間はメンバーシップ型で、のちにジョブ型へとコース転換する」といった、いわゆる「和洋折衷型」で導入されるケースを散見します。 これを称して「日本型」であるとか「ハイブリッド型」と称しているものですが、正直それは労使双方にとって「中途半端なケース」であると言えます。 一見したところ、あたかも「いいとこ取り」をしたかに見えるその「和洋折衷型」は、いつもながらの「日本の雇用制度のい

          「ハイブリッド型」雇用制度について

          「メンバーシップ型」から「ジョブ型」へ転職する

          それは「片道切符の転職」になるかもしれません。 もっとも最近では、一部の外資系企業で以前から導入されていた「アルムナイ制度」、つまり「自己都合で退職した元社員の出戻り」を歓迎するケースも散見しますから、必ずしもそうとばかりとは言えませんが……。 いわば「隣の芝生はより青く見えた」ので、つい外に出でみたけど「やはり故郷が恋しい」と出戻ったというわけですが、その際忘れてはいけないのが「そもそも自分なりの退職理由があった」という事実です。 なるほど、その「問題点(退職事由)が

          「メンバーシップ型」から「ジョブ型」へ転職する

          「男らしさ」はつらいよ、に出会った。

          間違いやすいが本書『「男らしさ」はつらいよ』(ロバート・ウエッブ著・夏目大翻訳、双葉社刊)は、決して「男はつらいよ」で有名な”寅さんの本”ではないので悪しからず。 原題を"HOW NOT TO BE A BOY"というこの本、アマゾンの紹介文では「まずは、鏡に映る男から変えないか」とジェンダー・ロールについて触れています。 ちなみにこれは「女らしさはつらいよ」に始まって、「上司らしさ」や「親らしさ」「子供らしさ」に至るまで、私たちの持つすべての「○○らしさ」に 「+つらい

          「男らしさ」はつらいよ、に出会った。

          「銀のスプーン」をくわえて生まれてきた人たち

          銀で作られたものがとても高価であった時代に、そんな銀のスプーンがあるような裕福な家庭に生まれた赤ちゃんなら「きっと幸せな子だ」と人々から言われたことが起源だそうですが、今ならさしずめ「親ガチャ」と表現するのかもしれません。 その昔、ここ日本では誰が言い出したのか、「一億総中流」と言う幻想が生まれ、それを今もって頑なに信じている、いや信じようとする人が多くいます。ですが、少なくとも「あなた」には、そんな「まやかし」を信じて欲しくないと思っています。 皆さんは『金魂巻』という

          「銀のスプーン」をくわえて生まれてきた人たち

          「これといった趣味がない」という趣味を持つ。

          「定年本」、とりわけ老後を中心に取り上げた本には「きょうよう」の譬え話がよく出てきます。もっともこの場合の「きょうよう」とは、いわゆる「教養」のことではなく「今日用」、つまり今日やるべき予定や用事のことを意味していることに、現役である「あなた」にしてみれば、まったく思いもつかなかったことでしょう。 つい最近まで「現役」であった「わたし」にしても、「何も予定がカレンダーにない日々」がやってくるとは、正直思いもしませんでした。そして残念なことに、そんな多かれ少なかれ「きょうよう

          「これといった趣味がない」という趣味を持つ。

          「残りの人生」の見積もり方、教えます

          「自分はいったい何歳まで生きるのだろうか?」という、どこまでいっても「決して正解が出ない命題」に、それこそ人は亡くなる日まで、悩まされ続けます。 そして、「その日」をどう考えるのかによって自身の「定年」や、その後に続く「老後」にまつわる諸問題に、大きく影響してきます。 つまり、すべては正確な「死亡日」を知ることができない、そんな私たちが、それでもどうやって「少しでも納得できる自分の予定する日」を定めるか、悩ましくもそのことに多くのことが関わっています。 多くの人が参考に

          「残りの人生」の見積もり方、教えます

          「やっぱ世の中はゼニだわな……」

          「富(お金)」は言うまでもなくとても大切で、かつ絶えず「本音と建て前」が交錯する絶対価値観の代表例でもあります。ちなみに、どうして私たちはもっと素直に「ゼニがすべて」と言えないのでしょうか? それに関連して、以前ある女性の漫画家さんのコラムを拝読し、夜中にひとりで大笑いした経験があります。 彼女の実家は敬虔なキリスト教の信者(むしろ神父とか牧師といった、「布教する側」のお宅だったと記憶しています)なので、毎度食卓を囲む際には神へのお祈りが欠かかせなかったそうです。  あ

          「やっぱ世の中はゼニだわな……」

          年金制度へ「自分、大変な思い込み違い」をしてました!

          日本政府によると「国民の4人に3人は経済的な暮らし向きに心配を感じていない」とのことですが、それに疑問を感じたのは一人私だけではないでしょう。 一口に「年金」といっても人によって受け取り方が違うでしょうが、ここからはサラリーパーソン、とりわけ年金制度の三階建部分と言われる「企業年金」の受給を予定していない方(一括で受け取る予定、もしくはそもそも制度がない)を中心にお話しします。 ちなみに一階部分には「国民年金」さんが「お家賃6万円」で、二階部分には「厚生年金」さんが「お家賃

          年金制度へ「自分、大変な思い込み違い」をしてました!

          その転職、もし家族から反対されたら、どうする?

          「転職希望者は各世代で増加傾向にあり、とりわけ定年前の人(55〜64歳)が多く、とりわけ団塊ジュニアの45〜54歳では2018年の調査時より2022年の総務省労働力調査で2割以上増えた」(日経2023年10月16日朝刊より) この傾向に特段の驚きはないのですが、同記事によると「ただ、家族の同意を得るのは簡単ではない」と、反対された主な理由が紹介されていたのが気になりました。 それによると、「そもそも転職自体に良くない印象がある」、「年収が下がる」「大企業勤務の肩書がなくな

          その転職、もし家族から反対されたら、どうする?

          「給与を下げやすくなる」って本当ですか?

          給料が「上がらない」のは分かるけど、「今よりも下がる」って、そんなこと許されるのですか? おそらく「ジョブ型」企業になると、こんなことも起きるのかと心配になった方も多いことでしょう。 それに対する答えはまたしても「NO but YES!」、つまり「下がることは基本ないけど、時にはあるよ」という、またしても玉虫色な答えとなりますが、それは次のような理由からなのです。 まず「下がらないよ(ノー)」とした理由ですが、そもそも「ジョブ型」雇用制度は、当然ながら「日本の法律の下で

          「給与を下げやすくなる」って本当ですか?