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話題の就活や転職活動にすぐに役に立つあなたの「絶対」価値観と性格診断を中心に、「あ、こんなこと聞けたらいいな」を中心にバーチャル部員であるあなたのご相談にお答えする「あなただけの人事部長のお部屋」です。(https://hp.valuefinder.jp

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    転職、就活、昇進・昇格や時には「残業したくない時にサクッと見る」を中心にサラリーパーソンにすぐに役立つコンテンツをご紹介します

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その「定年起業」、やめた方がいいですよ

起業したそのほとんどは「失敗する」のが現実です。 これは別に「定年後」であろうと、サラリーパーソンでなかろうがなかろうがを問わず共通した事実です。 もちろん成功した例も少なからずありますし、その可能性はよく世間で言われる「宝くじに当たる確率」なんかより高いかもしれませんが、「私はこうして起業に失敗した」という本を目にしないのは、それよりも「こうしてウハウハになった」本の方が売れるからに過ぎません。 それをもってして「世の中には成功者がたくさんいるんだな、それじゃボクも、私

    • その「みんな」って、いったい誰と誰?

      かの有名な大前研一さんが過去の取材の中で語り、「これは」と彼のスタッフが感動した言葉だけを集めた本に、『大前研一洞察力の原点』(日経BP社刊)があります。そして、その中の一つのタイトルが”「みんなと同じ」をやめる”があり、次のようなものです。 「みんなと同じでいい」という態度をやめた途端、脳はフル活動を強いられることになる。これはたいへん苦しいが、それでも頑張って一週間一ヵ月、一年と続けていると、自分の頭で考えるクセがつき、思考力もどんどん高まる。(『THE 21』2009

      • あなたのそれ「引退」ですか、それとも「卒業」ですか?

        「この4月に長年勤めた会社を『卒業』してさ、ついでに『引退』しちゃったものだから、今はいわゆる『隠居』生活しているってわけよ」 こうすることで、「定年退職」=「無用の人」へと自動的に変容(でも等式なのは「昨日までのあなたが、そのまま今日のあなた」になっただけなので)するのを、日本人が古からもつ「曖昧さ」と言う名の風呂敷で優しく包み込むことができます。 ちなみに本書『定年いたしません!』の中でもご紹介してますが、数ある「定年本」の中で「これは本当に役に立つ」と思った本が『定

        • TQ (Transitional Intelligence)を手にいれる

          no+e をご覧の皆さんなら”EQ”、もしくは”EQI”という言葉をご存知の方も多いことでしょう。 日本語でよく「心の知能指数」と訳されるこのEQ、なんでも心の知能(emotional intelligence、EI) を測定する際に用いられる指標とのことですが、正直わたし自身はこの「指数」のロジックがよく理解できていません。 「心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能をさす」と言われるそうですが、やはり「比較的新しい概念のため、定義は

        その「定年起業」、やめた方がいいですよ

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          失ってみて、初めて身に沁みる現実とは

          その私がエグゼクティブの採用をしていた頃のエピソードです。 数度にわたる面接を経て、いわゆる「オファー面談」となった際に幾度となく次にようなリクエストを候補者から打診されたことがあります。 「入社にあたって一つお願いがあるのですが、『通勤用の黒塗りのハイヤー』を用意してくれませんか?」 今まで会社からさし回されて自宅まできていた黒塗りの社有車が、今回の転職に伴い急に来なくなるのは「ご近所の手前まずい」とのこと。 「いや、それは自宅から最寄り駅の2〜3先の駅まででいいの

          失ってみて、初めて身に沁みる現実とは

          「バナナ🍌型」雇用制度とは

          私は外資系企業における「4月一括新卒採用」の経験があります。 すると「おや、意外ですね」と思われた方もいるかもしれません。 そう一般的に外資系企業ではいわゆる「メンバーシップ型」雇用制度をとらないはずなのに、せいぜいインターンシップでの経験しかない新卒者を一括採用するのは「ジョブ型」に矛盾していルるのでは、という疑問が生まれまr。 その意味において、私自身すでに35年も前からある意味「ハイブリッド型」雇用制度を実践していた事実に気づきます。 日本における外資系企業社数と

          「バナナ🍌型」雇用制度とは

          「無所属」な日々とは

          ちなみに皆さんは、これから来るであろうご自身の「定年」についてどのようなイメージを持っていますか? そんな「遠い未来の話」をイメージすること自体、正直いま現在現役である「あなた」に求めるのは土台無理な話しなのですが、ここはひとまず定年の先輩である私が「人生で初めに定年した日」の光景からお話ししたいと思います。それは私がまだ45歳で迎えた「無所属な日々」での光景です。 「長年がまんして一所懸命に働き続けてきたのだ、少しぐらいゆっくりしてもいいだろ……」 実際にそう口には出

          「無所属」な日々とは

          「nキャリア」塾。

          最近「キャリア塾」が気になって仕方ない。 正確にいうと関心があるのは「塾」の前につくその「セカンド」とか「サード」が気になって仕方ないのです。 和製英語であるこの「○○キャリア」という表現は、もし単なる転職(転社ではなく職種を変えることが大事?)の回数でアタマのn(数字)が決まるのだとしたら、いったい私のn値は幾つになるだろう? 前述したように単なる「転社した回数」、つまりサラリーパーソンである限りいわゆる世間で言うところの「転職回数」を勘定しないものとすると、私は過去に

          「nキャリア」塾。

          「燃え尽き症候群」

          私にとって二度目のことでしたが、大手の国際金融機関同士の合併作業がまさにピークを迎えていた頃の出来事です。いつものように超満員で、かつ少なからず酔客も混じった終電間近の通勤電車の中で「それ」は起きました。 始発でもなければ座席に座ることもできないぎゅうぎゅう詰め車内で、連日の作業に疲れ切っていた私は、いつものように車内のつり革に文字どおり「おさるさんのように」ぶら下がっていたのでした。 おそらく立ったままウトウトとしていたのでしょう、ふと気がつくと目の前にぼんやりと幻影が

          「燃え尽き症候群」

          「数学者たちの黒板」に出会った。

          この夏の「本に出会った」シリーズの最終回はこの本、「数学者たちの黒板] (ジェシカ・ワイン著, 編集, 写真、 徳田 功翻訳・草思社刊)でひとまず最終回となります(まだまだ暑いとはいえもう夏も終わりですからね)。 ちなみにそれは一体どんな黒板なのかというと、こんな感じ↓だそうで、 「緑板」ではなくて本当「クロ(黒)板」なんだ、なんてどうでもいいとこに着目するのがボクの悪いクセですが、さっさといかにも急いで消して書き始めた感があるこの黒板、しかも数IIIはもちろんのことすで

          「数学者たちの黒板」に出会った。

          あなたの会社の「魅力」、再発見しませんか

          「ジョブ型」雇用制度、外資系で働く社員にとっては「あたりまえの雇用制度」なわけです。それに対して日系企業の持つ強みの一つとして、いわゆる「終身雇用制度」が挙げられてきたにもかかわらず、ここにきて急に「ジョブ型」が脚光を浴びている現状に、いささか違和感を感じています。 いやむしろ「一体何があったの?」と、あまりの変わりように、素朴な疑問すら抱いてますが、久しく「日本型雇用制度」の強みとして誇られてきた「定年までの終身雇用」や「年功賃金制度」、そして「新卒一括採用」を通じて育ま

          あなたの会社の「魅力」、再発見しませんか

          「白馬の騎士」

          人は棺桶に片足を突っ込むまで、いや両足が入るその瞬間まで「なにがあるか分からない」、だからボクは最後の最後まで「あきらめない」。 あきらめたらその瞬間で全てが終わってしまうから。でもちょっぴり、いやかなり疲れてきたけど、今日もそうボクは信じて行動している。 ボクの知人に「自分の母親からその昔、お母さん街の占い師から『あなたにはそのうち白馬に乗ったお方が現れる』と言われて、ずいぶん長いこと待っていたけど『ついに現れなかった』という告白を聞かされたことがあったそうだ。 ちなみ

          お互いの「価値観」が違うので、私たち別れます

          「価値観」と「相性」の関係とは 恋愛・結婚アプリでよく見かけるいわゆる「相性判断」と「価値観」には何らかの違いがあるのでしょうか? たとえばそれは、 Q1. 夕食のコロッケに、あなたはソースをかける、それとも醤油、いやそもそも何もかけない? Q2. 仕事から帰ったら先ずお風呂に入る、それともお風呂やシャワーは寝る直前の方がいい、いえいえ「起きてからの朝風呂・朝シャン派」でしょうか? そういった具合に、主に志向や嗜好に関連した質問の答えの中から、お互いの相性度を測るもの

          お互いの「価値観」が違うので、私たち別れます

          「いざとなったら生活保護」は悪魔か、それとも天使の囁きなのか

          平成25(2013)年における65歳以上の生活保護受給者は88万人で、前年より増加傾向にある。 平成25(2013)年では65歳以上人口に占める生活保護受給者の割合は2.76%であり、全人口に占める生活保護受給者の割合(1.67%)より高くなっている 「生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障すると共に、自立を助長することを目的としています』(厚生労働省) この「健康で文化的な最低限度の生活を保障

          「いざとなったら生活保護」は悪魔か、それとも天使の囁きなのか

          本気で私を採用するつもりがあるのか?

          みなさんが将来「定年」後に、機会に恵まれて再就職の面接に進んだ時に、ひょっとしたら「わたし」がここ何年も感じてきた、ある「疑惑」と同じ思いを抱かれるかもしれません。 ちなみにその「疑惑」とは、「ひょっとしたら、自分はあて馬候補者なのではないか?」と言うものです。 これから「定年」前後のキャリアに向かう、今はまだ30〜40代のサラリーパーソンにとってみれば、このような扱われ方は「まだまだ自分には無縁なもの」でしょう。 ただし、年齢が上がるとほぼ例外なく「1%の面接のチャン

          本気で私を採用するつもりがあるのか?

          「ビンボー耐性」を手にする。

          ある日のこと、私は親戚の家族と食事をするために自分の車で一緒に彼らと出かけたことがあります。その時の私は、特段意識することもなくいつものように「ただ近いし便利だから」という理由で、目的地近くのとあるデパートの地下駐車場に車を停めたのですが、そのことで親戚からひどく文句を言われた記憶があります。 ちなみに、その時の「文句」とというのは次のようなものです。 「わが家では、デパートの駐車場にはクルマを停めないんだ。停めたら最後、どうしてもデパートの店内に入ることになるだろう。そ

          「ビンボー耐性」を手にする。