「残りの人生」の見積もり方、教えます
「自分はいったい何歳まで生きるのだろうか?」という、どこまでいっても「決して正解が出ない命題」に、それこそ人は亡くなる日まで、悩まされ続けます。
そして、「その日」をどう考えるのかによって自身の「定年」や、その後に続く「老後」にまつわる諸問題に、大きく影響してきます。
つまり、すべては正確な「死亡日」を知ることができない、そんな私たちが、それでもどうやって「少しでも納得できる自分の予定する日」を定めるか、悩ましくもそのことに多くのことが関わっています。
多くの人が参考にするものにいわゆる「平均寿命」があります。たとえば「男性は82歳」、「女性は88歳」といったものです。
この平均寿命ですが、「自分が0歳時における平均余命」を意味しますから、たとえば私のように「すでに66歳まで生きてきた男性」の余命とは、当然ズレが生まれます。
ちなみに、私が生まれた昭和33年時点での平均余命は64.98歳でした。ですから、すでにその歳を超えた66歳の私の場合は、いわゆる「そこそこ、長生をしてきた男性」と言えます。
ただこれは、あくまでも「平均値」でのお話しですから、不幸にしてその「平均まで到達しないケース」だってあるわけです。参考までに言うと、私の年齢の場合では、すでに約1割の同年齢の男性が亡くなっています。
つまりこの先の人生は、絶えず「平均余命」のどちら側(つまり平均以上に生きるのか、反対にそれ以下で終わるのか)に転ぶのかとなり、たとえば私の「定年」である65歳に、その年齢での「平均余命」である19.44歳をプラスすることで、約85歳というのが私にとっての「予定日」であることが分かります。
これも「一つの目安」となりますし、それと同時に「人生は100年」といったものは、この先の私にとって非現実的であることも分かります。
また私の場合でも実際の年齢に対する「平均余命の半数」を自らの「寿命」と想定した上で、その日を「予定日」と考えてみるのも、一つのやり方かもしれません……(づづきは↓本書で)
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