「恋をしよう。いくつになってもあたたかい気持ちがほしい」に出会った。
これは『心も体も!さびないジジイは今日も行く』(石井勝利著・明日香出版社)という定年本での一節です。ちなみに著者の石井さんは今年85歳の現役バリバリの投資家の方なのだそうで、いたるところにその「現役感」が滲み出ています。
”80歳になって、「恋を語る」ジジイ。色ぼけか? という声も聞こえそうです。
ただね、20歳のころの自分と、80歳のころの自分は「別人」じゃないんです。 若い人は不思議に思うかもしれないけれど、そういうもの。 何も変わらないのです。”
ちなみに本書で私が着目したのはこの「そうだ、恋しよう!」ではなく、次の文章の方です。
”(前略)……そうこうしているうちに、心療内科に行くと「木を描きなさい」と。描いてみると、「葉っぱがないから、うつ病だ」そう診断されました。(中略)大学病院でも、学生に問診させて、診察ではいきなり「あなたはうつ病の薬を飲むといい」とのこと。これが心療内科の実態か」と愕然としました……”
そっか、心療内科では「木」は「枝」ではなく実も葉も茂った「樹」を描かないと鬱病だと診断されるのか、と相変わらず変なところに目が行ってしまった私でしたが、ちなみに今日の「あなた」はどんな「き」を思い描きましたか?その症状にはひょっとしたら「恋のクスリ」の方が効くかもしれませんね……(づづく)
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