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「やっぱ世の中はゼニだわな……」

「富(お金)」は言うまでもなくとても大切で、かつ絶えず「本音と建て前」が交錯する絶対価値観の代表例でもあります。ちなみに、どうして私たちはもっと素直に「ゼニがすべて」と言えないのでしょうか?

それに関連して、以前ある女性の漫画家さんのコラムを拝読し、夜中にひとりで大笑いした経験があります。

彼女の実家は敬虔なキリスト教の信者(むしろ神父とか牧師といった、「布教する側」のお宅だったと記憶しています)なので、毎度食卓を囲む際には神へのお祈りが欠かかせなかったそうです。

 ある日彼女が、久しぶりに実家に戻った時のことです。いつもの神への感謝のお祈りの後に、その日の食卓にのぼっている料理を前にしてお母様がボソッと、こう呟いたそうです。

『やっぱ世の中はゼニだわな……』

 先ほど私は大笑いしたと書きましたが、誤解のないように付け加えるならば、もちろんそれは抱腹絶倒の面白さと言うわけではなく、むしろ「目から鱗が落ちた、そんな気分を味わった」と言うのが正確です。

 「なんて自分の気持ちに正直なお母さんなのだろう…」

 数ある価値観を表現している単語から、自分の絶対価値観を現していると思われる言葉選びを進めて行くと、やはりある程度の国民性というものが見えてきます……(づづきは↓本書で)

【内容紹介】 現役人事部長が解説! 就活に、転職に、マネジメントに必携。 ウェブテストへのアクセスコードつき 就活や転職のとき、自分の長所や得意分野についてアピールすることは多い。 しかし、「自分は本音のところ、何を大切にする人間なのか」ということを、真剣に振り返る機会は意外と少ない。 こうした価値観、特にその人が絶対に譲れない「絶対価値観」を改めて認識することは、幸せなキャリア構築のためには重要なのだ。 本書は、価値観を15のテーマに分類し、それぞれについて具体的に解説。 自分の内なる価値観を見える化し、生かす方法を紹介する。 複数の外資系企業の人事部長として、採用、研修に30年以上携わってきた著者だからこそ書ける1冊だ。


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