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「男らしさ」はつらいよ、に出会った。

間違いやすいが本書『「男らしさ」はつらいよ』(ロバート・ウエッブ著・夏目大翻訳、双葉社刊)は、決して「男はつらいよ」で有名な”寅さんの本”ではないので悪しからず。

原題を"HOW NOT TO BE A BOY"というこの本、アマゾンの紹介文では「まずは、鏡に映る男から変えないか」とジェンダー・ロールについて触れています。

ちなみにこれは「女らしさはつらいよ」に始まって、「上司らしさ」や「親らしさ」「子供らしさ」に至るまで、私たちの持つすべての「○○らしさ」に
「+つらいよ」してみると面白いことに気がつきます。

そもそも「らしさ」ってなんなんだろうと思う一方で、もし世の中から「らしさ」が消えてなくなると、それはそれで困るのかも知れません。
ひょっとすると世の中のストレスと衝突の多くは、この「らしさ指数」に関係していて、すると解決は意外なほど簡単でただ単に”ある時は剣に、ある時は盾にもしてきたその言葉から自由になる勇気を、今こそ”(同書の宣伝コピーより抜粋)にあるかもしれません。そんなことを考えながら過ごした夏のある日でした(つづく)

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